深尾氏に従って佐川の地に来た何軒かの御酒屋。その流れは、明治時代になると、竹村本家「笹の露」、竹村出店「白梅」、浜口家「野菊」、牧野家(牧野富太郎博士の生家)「菊の露」などの銘柄に受け継がれていました。
昭和初期、この「ほてい」の蔵は竹村仁作(浜口家の五男で竹村家へ養子入り)が浜口家 「野菊」から譲り受け、料亭としていました。その以前竹村仁作は、京都で骨董貿易商「布袋商会」を経営、「布袋さん」と呼ばれていたため、料亭の名はいつしか、「ほてい」となったようです。昭和16年、仁作没後は、妻「為」と養女「藤」が引き継ぎ、昭和53年迄営業されていました。料亭とは言っても、一般客を取ったわけではなく、文人墨客の集う司牡丹酒造の社交クラブのようなもので、仁作、為、藤と受け継がれた風流の心が、「ほてい」を半世紀にわたって、土佐の酒文化の発信基地としたのです。旧「ほてい」が店終いしてから18年、平成8年6月、その伝統を受け継ぎ装いも新たに「TSUKASABOTAN SAKE GALLERY ほてい」が布袋様の心を心とする新ほていとして誕生しました。 まず、司牡丹のショールーム・酒ギャラリーとして酒を正しく愛する人々の集うサロンとしていきたい。そこでは、日常生活の中での酒のある場面や価値生活を提案していく。そして土佐の酒文化の発信基地となり、お客様の情報収集の場ともなる。やがて、産業や商売で国を盛り上げていく福の神布袋様のように、地域の産業や観光の発展に何らかの役目を果たす日が来るのではないか、そんな遠大な夢を見ています。
七福神の一人として我が国で信仰されている布袋様は、元々中国唐代末の禅僧でした。常に笑みをたたえた円満の相を持ち、大きなお腹を露出し、日常生活用品を入れた大きな袋を背負い、杖をついて各地を歩き、人の運命や天候を予知したと言われています。布袋和尚の法話を聞いた人々は、商売が繁盛したり、人間関係がうまくいったり、どんどんと豊になったと言われており、福の神とされたのです。我が国でも布袋様は、産業を興したり商売をしたりして、国を盛り上げていく仏神と信じられています。
日本には日本独自の年中行事やお祭りがあります。その上にアジアやヨーロッパの風習など、様々な文化を吸収して、生活をエンジョイする知恵があります。そんな日本人の季節感、生活観を基に新しい楽しみ方を提案していきます。
1月 | 正月 寒の入り・小寒 七草粥・人日 成人の日 大寒 >>
2月 | 節分 観梅 バレンタインデー 雨水 >>
3月 | 桃の節句 啓蟄 ホワイトデー 春分 花見 >>
4月 | フレッシュマンの時期 清明 おぼろ月見 穀雨 ゴールデンウィーク >>
5月 | 八十八夜 端午の節句 母の日 小満 潮干狩り >>
6月 | ジュンブライド 芒種 ホタル酒 夏至 父の日 >>
7月 | 七夕 海の日 大暑 土用の丑の日 >>
8月 | 立秋 よさこい鳴子踊りと花火大会 盆 処暑 >>
9月 | 白露 敬老の日 秋分 仲秋 >>
10月 | 日本酒の日 寒露 孫の日 霜降 ハロウィーン >>
11月 | 文化の日 立冬 坂本龍馬生誕祭 小雪 勤労感謝の日 >>
12月 | 大雪 忘年会 冬至 クリスマス >>
健康飲料のすすめ。酒にもそれぞれの季節向きがあり、特定名称酒を中心に本物の酒を季節に合わせ提案します。 真の食文化のすすめ。料理の味を生かす伝統の調味料やこだわりの食品など、地域のいい素材を紹介します。 そして、土佐の食文化を広きにわたって紹介、酒と料理の相性も提案していきます。
季節にあわせた様々な集いの場、団らん、車座、慶祝など楽しさ、新しさの提案をします。同時に、ぐいのみ、ちょこ、徳利、グラス、食器など酒と関連する生活雑貨(クラフト作品)をディスプレイしてゆとりの暮らしを提案します。
日々の贈り物、季節季節の贈り物、そして酒と本物食品や伝統調味料、生活雑貨などとの組み合わせを紹介、新しいギフトのあり方を提供していきます。