お客様の声

2024年9月ー第215回目

皆さん、こんにちは。

おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。

あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】

と思いませんか?

このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、

さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、

月1回程度のペースでお届けいたしております。

 

 

さて、秋分の日も過ぎ、季節はいよいよ豊饒の秋です。

確かに朝夕はめっきり秋らしくなってきましたが、

昼間は未だに30℃近くになることも!

そうは言っても、着実に秋は近づいています。

うま味ののったおいしいものが、

これからドンドン出揃ってくることでしょう。

ちなみに朝夕は涼しく昼間は暑いということは、

つまり、まだ夏の名残りが残る秋の走りの時期が、

今頃であるといえます。

そこで今回は、夏から秋にかけてが旬の食材を取り上げたいと思います。

その食材とは……イチジクです。

イチジクの旬としては、7月後半頃から10月頃までと、

夏から秋にかけてですから、夏の食材としても、

秋の食材としても使える果物が、イチジクであるといえるでしょう。

 

 

さてイチジクは、漢字では「無花果」と書きますが、

実際は花がないわけではないのだそうです。

イチジクは実の中に小さな花をつけるので、

外からは花が確認できないため、

「無花果」と呼ばれるようになったのだとか。

果実を半分に切ると赤いツブツブがいっぱい詰まっていますが、

ナントあれが花なのだそう!

花と実を一緒に食べるので、

あの独特の食感が生み出されるというワケなのです。

またイチジクは現在、小麦よりも古い人類最古の栽培食物ではないか

と言われているのだとか。

2006年6月にハーバード大学などの研究チームが、

米科学誌「サイエンス」に発表した論文によると、

ヨルダン渓谷にある約1万1400年前の遺跡から

野生種でない人の手が加えられたイチジクの実が発掘されたのだそうです。

古代エジプトの壁画にも描かれ、

旧約聖書にも何度も登場する歴史ある果物イチジク。

そういえば、アダムとイブが裸を隠すのに使ったのもイチジクの葉っぱ。

イチジクは、まるで人類の歴史とともにあるような、

スゴイ果物だったんですね!

ちなみにイチジク誕生の地はアラビア半島らしく、

その後はヨーロッパからペルシャ、中国へ渡り、

日本には江戸時代に中国から長崎へ伝わったのが始まりなのだとか。

当初は薬用として栽培され、

生産量が増えるにつれ食用として親しまれるようになったようです。

当初は薬用だったということで、なかなか栄養も豊富。

イチジクはカリウムを多く含んでいますが、

カリウムは血圧を下げる効果がありますから、

高血圧や動脈硬化などの防止に役立つようです。

また、ペクチンをはじめとした食物繊維も多く含まれていますから、

便秘改善も期待できるよう。

さらにイチジクには、フィチンという

タンパク質分解酵素も含まれています。

ですから、食後のデザートとしていただくことは、

消化を促進してくれるので、利にかなっているという訳です。

イチジクの主産地は、愛知県、和歌山県、兵庫県、福岡県などで、

この4県で国内生産量の50%以上を占めているのだとか。

高知県は主産地として出てきませんが、

それは生産量が少ないため、大半が県内消費で終わってしまうから。

しかし太陽光発電効率日本一の高知県のイチジクは、

太陽の光をたっぷり浴びて、糖度がグンと高くなり、

それはトロケルほど甘く、美味なのです!

 

 

……と、いうことで、早速高知県産のイチジクを買ってきました。

まずは半分に切ってみます。

赤いツブツブのこれが花だったなんて、

なんだか愛らしくなってるから不思議です。

さてそんなイチジクを使った料理ですが、

今回は「イチジクとカマンベールの生ハムロール」

ご紹介させていただきましょう。

作り方は、火も使いませんからとっても簡単。

まずイチジクの皮をむき、縦半分に切っておきます。

次にカマンベールチーズを4等分にします。

続いては、ライスペーパーを水で濡らして、お皿に乗せます。

お次は、カマンベールチーズとイチジクを生ハムで巻いて、

それをライスペーパーの上に置き、

クルクルとライスペーパーで巻きます。

それを切り口が美しく見えるように半分に切り、

お皿に盛り付け、最後にオリーブオイルと胡椒を振りかけ、

もう出来上がりです。

これは本当に簡単ですね。

 

 

そして、このお料理のおいしさをさらに倍増させるには、

秋が旬のうま味の乗った日本酒を合わせていただくこと!

今回は、「司牡丹・土佐の超辛口・本醸造・ひやおろし」(本醸造酒)

を合わせてみました。

このお酒は、新春に搾られた本醸造酒の生酒を、

一度だけ加熱処理して酒蔵内にて貯蔵熟成。

夏を越し、秋風が吹く頃、うま味たっぷりに熟成したお酒を、

そのままの状態で加熱処理を行わず瓶詰めします。

これを「ひやおろし」と言い、

昔からツウの間では最もおいしい日本酒として、珍重されてきました。

うま味の乗った秋の味覚のおいしさを倍増させてくれる、

秋しか飲めない豊かでリッチな味わいが特徴で、

特にこちらの「土佐超ひやおろし」は、リーズナブル価格ですから、

毎年お取引先やファンの方々から「このおいしさでこのお値段?!」との、

驚きの声をたくさんいただいている、超お薦めの「ひやおろし」なのです。

 

 

では早速、この両者を合わせていただいてみましょう。

まずは「イチジクとカマンベールの生ハムロール」を、パクリ。

……う~ん、おいしい!モチモチしたライスペーパーの中から、

トロリと甘いイチジクの汁と、カマンベールのうま味と、

生ハムの絶妙な塩味が、口中いっぱいにジューシーに広がります。

オリーブオイルと胡椒が見事なアクセントとなって、

まるで星付きレストランの前菜のような品格を醸し出し、

あれほど簡単に作った料理だとは、まったく感じられないほどの、

見事な味わいの一品に仕上がっています。

続いては、涼冷え(15℃程度)に冷やした「土佐超ひやおろし」をキュッと……。

まずこのお酒の媒介力によって、イチジク独特のジューシーな甘みと、

カマンベールのうま味と、生ハムの絶妙な塩味が、

オリーブオイルと胡椒のアクセントと共に、

口中で融合し、見事に溶け合って、

おいしさがさらに倍増したかのように、口中いっぱいに膨らんでいきます。

そこにさらに、このお酒のリッチなうま味が加わり、

そのおいしさが全身にまで沁み込んでいくかのようです。

さらに、このお酒の超辛口のキレの良さにより、

後口は心地良いほど爽やかにキレていきます。

すると、また「イチジクロール」が食べたくなる。

食べると今度は、「ひやおろし」が飲みたくなる。

「イチジク」「ひやおろし」「イチジク」「ひやおろし」……

交互にやると、箸も杯も止まらなくなってしまいます!

おいしい上に、ワクワクするような高級感も感じさせてくれる、

食欲の秋に最適な、相思相愛のお酒と食の組み合わせと言えるでしょう!

 

春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。

それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。

そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。

そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、

10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。

 

 

■「司牡丹・土佐の超辛口・本醸造ひやおろし」(超辛口・本醸造酒)は、コチラをクリック!

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