お客様の声

2024年7月ー第213回目

皆さん、こんにちは。

おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。

あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】

と思いませんか?

このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、

さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、

月1回程度のペースでお届けいたしております。

 

 

さて、今年の高知県は、梅雨明けが7月19日と、

平年より2日ほど遅かったようですが、

梅雨明け後は連日のように猛暑が続き、

7月29日には我が町佐川町も、体温超えの37℃を記録し、

ちょっと外を歩いただけで汗が吹き出し、クラクラするほどでした。

全国的にも猛暑のようですので、熱中症には本当に気をつけましょう。

 

 

さて、そんな盛夏に取り上げる今回の土佐の旬の食材は……

なぜか私は暑い時期になると無性に食べたくなってしまうという、

ゴーヤーを取り上げたいと思います。

そして料理は、「ゴーヤーとチクワのワサビ醤油マヨ和え」

を作ってみたいと思います。

 

 

まずゴーヤーとは、和名は「ツルレイシ」というそうで、

苦瓜とも呼ばれる、ウリ科ツルレイシ属のつる性の一年草だそうです。

原産地は熱帯アジアといわれ、日本には江戸時代に伝わったらしく、

沖縄と九州を中心に栽培されてきましたが、

近年は全国各地で栽培されているのだそうで、

高知県でも最近は産直市などで夏の定番となっています。

旬は、6月から8月の夏場ですから、まさに今が旬の真っ盛りです。

 

 

次にゴーヤーの栄養価や効能ですが、まずは南方の野菜ですから、

水分も多く、体を冷やす効果もあるため、

やはり暑い夏にはうってつけの野菜といえるようです。

また、ゴーヤーの苦味成分には、胃の働きを活発にして消化液を出し、

食べ過ぎによる胃もたれなどを緩和する効果があるのだそう。

チャランチン、モモデルシン、コロコリン酸などが苦味成分の基で、

チャランチンはインスリンとグルカゴンの分泌促進、

コロコリン酸はインスリンの分泌促進の効果があり、

血糖値の正常化にも働いているといわれています。

さらに、特筆すべきはそのビタミンCの量。

何とレモンの約2~4倍、トマトの約3~5倍というのですから、驚きです!

しかもゴーヤーのビタミンCは、野菜の中で唯一(唯一ですよ、唯一!)、

加熱に強いという特性まで持っているというのです!

ビタミンCには、美肌美白効果もありますから、

これは女性の皆さんには嬉しい限りではないでしょうか。

さらに、食物繊維も多く含まれ、何とセロリの約30倍!

食物繊維は、腸内環境を整え、

コレステロール値を低下させる効果や血糖値を下げる効果もあり、

糖尿病予防効果もあるのだそう。

さらにさらに、カルシウムも多く、これまた何と牛乳の約14倍なのだとか!

カルシウムは、骨を丈夫にしてくれる他、

老化防止や免疫力向上などの効果があるようです。

 

 

まだまだあります!

貧血予防に効果のある鉄分はホウレン草の約2倍、

体脂肪の増加を防ぐ効果のある共益リノール酸も多く含むというのです!

これまでも、いろんな栄養価の高い食材を取り上げてきましたが、

そんな中でもゴーヤーは群を抜いています!

ですから食べ過ぎには注意。

良く効く薬は取り過ぎると毒になるのと同様、

ゴーヤーの苦味成分も取り過ぎると胃散が出過ぎ、

腹痛や下痢を起こすこともあるようですから、注意が必要なのです。

 

 

では早速、「ゴーヤーとチクワのワサビ醤油マヨ和え」

を作ってみましょう。

まずはゴーヤーを縦に半分に切り、種とワタを取り除いて輪切りにし、

塩を振って少し置きます。

少し置いたゴーヤーを軽く絞り、水気を切ります。

続いてチクワも縦半分に切り、斜め薄切りにします。

そしてゴーヤーとチクワをボウルに入れ、醤油とワサビを同量程度加え、

さらにマヨネーズはワサビの4倍程度を加え、

よく混ぜ合わせたら、早くも完成です。

これは本当に簡単すぎるほど簡単ですね。

 

 

そして、この「ゴーヤーとチクワのワサビ醤油マヨ和え」のおいしさを、

さらに倍増させていただくには……

この時期旬の日本酒を合わせていただくこと……ですよね!

今回は「司牡丹・土佐の超辛口本醸造・零下生酒」(超辛口・本醸造生酒)

を合わせてみました。

春先に搾られた超辛口本醸造の生酒を、

そのフレッシュぴちぴちの風味をそのまま封じ込めるため、

マイナス5℃以下で零下貯蔵し、夏場まで低温熟成させた、

軽快なめらかで爽やかさとキレが抜群の、夏しか飲めない旬のお酒です。

 

 

では早速、「ゴーヤーとチクワのワサビ醤油マヨ和え」

「司牡丹・土佐の超辛口本醸造・零下生酒」

合わせていただいてみましょう!

まずは「ゴーヤーとチクワのワサビ醤油マヨ和え」を一口……パクッ……

シャキ、シャキ……うん!旨い!

まず最初に、ゴーヤーのシャキッとした食感と苦味と、

ワサビの独特の爽やかな辛味がガツンときて、

これはもう酒が欲しくなる、それも日本酒の生酒を舌と喉が求めてきます!

さらに、チクワのやわらかな食感とうま味、

マヨネーズの優しい酸味、醤油の塩味とうま味……

これらが見事に融合し、

パーフェクトな酒の肴であることを証明してくるのです!

こんなに簡単な料理が、これほどのポテンシャルを持っているとは!

正直、食べてみて初めて分かる凄さです!

 

 

そこに、よく冷えた「土佐超零下生酒」をキュッと……。

あぁ……爽やかっ!この料理のあらゆる味という味が、

一層一体感を増して口中いっぱい膨らんで、後口は爽やかにサラリとキレ、

高原に吹きわたる風のような心地良さを感じさせながら、

酒のおいしさも料理のおいしさも倍増します!

この酒を飲めば、またこの料理が食べたくなり、

この料理を食べれば、またこの酒が飲みたくなり、

これはマジで、交互にやると杯も箸も止まらなくなる、

あまりに見事な酒と肴の組み合わせといえるでしょう!

料理法も簡単ですし、何より栄養価も豊富で夏バテ防止にもなり、

しかもおいしくて、日本酒ともバッチリ合うというのですから、

これはもう、夏の定番中の定番料理にすべきでしょう。

さらにこの酒なら、たとえ毎晩1本空けても、財布の負担も少ないですし、

もはや言うことなしでしょう!

 

春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。

それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。

そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。

そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、

10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。

 

 

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