お客様の声

2024年6月ー第212回目

皆さん、こんにちは。

おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。

あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】

と思いませんか?

このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、

さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、

月1回程度のペースでお届けいたしております。

 

 

さて、6月も末となり、梅雨どきのうっとうしい季節になりました。

今年の高知は6月9日に梅雨入りしたようですが、

今頃になって連日雨天が続き、いかにも梅雨らしい毎日となっています。

食中毒なども発生しやすいこの時期の気候は、

体調に悪影響をおよぼしやすく、

つらい思いをする人も多いのではないでしょうか。

そこで、そんな時期に、まさに天からの恵みと言える、旬の青シソ料理を、

今回はご紹介させていただきましょう。

 

 

青シソは大葉とも呼ばれ、高知では「せいそう」とも呼ばれています。

梅雨から夏の暑い時期が旬の青シソは、シソの中でも特に香りが強く、

目にも鮮やかで食欲をそそります。

青シソはこの時期の食卓に欠かせない香味野菜なのです。

ちなみに、日本では古くからシソは魚肉の毒を消す薬でありました。

魚にあたった時はシソの葉を煎じて飲んだといいます。

今、刺身のツマなどに青シソの葉などが付いてくるのはその名残りで、

一緒に食べ合わせるようにとの先人の知恵なのです。

栄養成分的としては、β−カロチンやビタミンC、E、

カルシウム、鉄などのミネラルが豊富。

特にカロチンは野菜の中でもトップの含有量で、

1枚でブロッコリー5房分にも相当するカロチンが含まれています。

また、爽やかな香りの成分(ペリルアルデヒド)には殺菌、防腐作用があり、

さらにシソアルデヒドには胃液の分泌を促す働きがあると言われていますから、

食欲不振にも効果的なのです。

さらに青シソは、昔から咳止め、食欲増進、貧血予防、解熱作用など、

多くの効能があると考えられ、民間療法などでもよく用いられてきました。

中国医学の栄養学でも、体を温めて気の巡りを良くし、胃腸を活発にし、

発汗作用があるので風邪のひき始めに効果的とも言われています。

また、「1日1枚食べると美人になる」と言われているほど、

青シソには美容と健康に効く成分が入っているとも言われているのです。

あんな刺身のツマのような葉っぱ1枚に、

こんなに素晴らしい効能があったのですね。

そこで、食欲のない時でも青シソをたっぷりいただけるお料理で、

しかも、めちゃくちゃ簡単に作れてしまい、且つおいしいというお料理を、

今回はご紹介させていただきます。

 

 

そのお料理とは……「青シソのとキュウリのナムル」です。

作り方は、本当にビックリするほど簡単!

まず、キュウリ1本を斜め薄切りにします。

次に、ボウルにカップ1杯ほどの水を入れ、

そこに塩(小さじ2程度)を加え溶かします。

その塩水の中に、薄切りにしたキュウリを10分ほど浸けておきます。

その間に、青シソ(5~6枚程度)を3mm幅程度に切っておきます。

10分経ったら、キュウリを手でもみ、水けをしっかり絞ります。

別のボウルに、キュウリと青シソを入れ、

ゴマ油(小さじ1程度)を加えて和えれば、もう完成です!

これは、失敗のしようがないほど、あまりに簡単ですね。

 

 

では、早速いただいてみましょう!

まず食欲をそそる、香ばしいゴマ油の風味が感じられ、

続いて青シソ独特の鮮烈で爽やかな風味もしっかり感じられて、

さらにそこに絶妙な塩味を持つキュウリの爽やかさと、

心地よいシャキシャキ食感が加われば、

これは、地味な見た目をかなり超えるおいしさです!

しかも、このお料理をいただくと、口が思わずお酒を、

それも日本酒の生酒を欲していることがよく分かります!

 

 

……ということで、そんな「青シソとキュウリのナムル」のおいしさを、

さらに倍増させるには……そうです!

今が旬の日本酒を合わせていただくこと……ですよね!

今回は、「裏司牡丹・純米生酒」(純米生酒)を合わせてみました。

春先に搾られた純米酒の生酒を、

そのフレッシュぴちぴちの風味をそのまま封じ込めるため、

マイナス5℃以下で零下貯蔵し、夏場まで低温熟成させた、

軽快なめらかで、且つ柔らかなコクとうま味と爽やかさなキレを持つ、

夏しか飲めない旬のお酒です。

ちなみにこのお酒、なぜ「裏」なのかというと、

数年前司牡丹の夏の生酒に注文が殺到し、

4月上旬に予約で完売してしまった際、

取引先から直接当社の杜氏に、

「まだ火入れしてない純米酒があったら、生のまま残しておいて!」

と連絡が入り、急遽商品化された商品だからです。

つまり、正式なルートではなく、裏ルートで商品化されたため、

「裏司牡丹」という商品名になったというわけなのです。

 

 

では早速、このお料理とこのお酒を合わせていただいてみましょう。

まず、このお料理の香ばしいゴマ油の風味と、

このお酒の純米酒らしい柔らかなコクとうま味が、

絶妙に響き合い、お互いを引き立て合います。

さらに、このお料理の青シソ独特の鮮烈で爽やかな風味

&キュウリの心地よいシャキシャキ感と、

このお酒の軽快でなめらかな生酒ならでは味わいが、

またも絶妙に響き合い、爽やかなおいしさの相乗効果を生み出します!

さらにさらに!このお料理の口中に残る後味を、

このお酒が潔いほど爽やかにスカッと切って、

洗い流してくれるのです。

すると、またこのお料理が食べたくなる。

食べると、またこのお酒が飲みたくなる。

「ナムル」「裏生酒」「ナムル」「裏生酒」「ナムル」「裏生酒」……

交互にやれば、止まらなくなること請け合いです!

そして、体の中と心の中に、

一足先に梅雨明けの快晴を感じさせてくれることでしょう!

あらためてですが、旬の食と旬の日本酒のマッチングのパワーには、

本当にスゴいものがありますね。

 

 

春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。

それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。

そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。

そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、

10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。

 

 

■「裏司牡丹・純米生酒」(純米生酒)

 

■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」  司牡丹酒造(株)発行       

 

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