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◆日本酒・清酒・宇宙酒・土佐宇宙酒・幻の酒・焼酎
老舗日本酒造元「司牡丹」社長が語る裏バナシblog『口は幸せのもと!』
連載コーナー「酒飲みの言い訳 365日、明日も飲めるゼヨ!」

〈12月1日〉「映画の日」「鉄の記念日」1896年(明治29年)

 11月25日より、神戸で日本で初めての映画の一般公開が開始されたがよ。ほんで、この会期中のキリがえい日ゆうことで、12月1日を「映画の日」に制定したがやと。1956年(昭和31年)に映画産業団体連合会の制定ながよ。ちなみにこの日にゃあ、入場料の割引らあが行われるらしいがぜよ。

 さらにこの日は、日本鉄鋼連盟が1958年(昭和33年)に制定した「鉄の記念日」でもあるがやき。1857年(安政4年)のこの日、岩手県の釜石高炉(現在の新日鉄釜石製鉄所)が、洋式高炉によって操業を開始し、日本の近代製鉄の幕開けとなったがぜよ。

 ほいたらこの日は、まずは映画を見に行かにゃあ。ほんでその後は、「鉄の記念日」じゃき、鉄分をたるばあ取れる食べもんを食べもって飲もうぜや。たいていの人は鉄分不足じゃき、この日ばあはタップリ摂取したいもんながよ。鉄分が多いゆうたらやっぱしレバーやお。ほんならレバー料理で飲まにゃあイカンがぜよ。レバー料理やったら酒は、山廃純米酒のぬる燗あたりがベストながやき。これで鉄分の吸収はバッチリぜよ! 



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〈12月2日〉「日本人宇宙飛行記念日」「日本アルゼンチン修好記念日」

 1990年(平成2年)のこの日、TBSの秋山豊寛記者(当時)を乗せたソ連(当時)のソユーズTM11号が打ち上げられ、日本人初の宇宙飛行に成功したき、この日は「日本人宇宙飛行記念日」ながやと。また、1898年(明治31年)のこの日は、日本とアルゼンチンとの間に修好通商航海条約が結ばれた日やき、「日本アルゼンチン修好記念日」でもあるがぜよ。

 まず宇宙とゆうたら、2006年4月1日に発売解禁になる、世界初の「土佐宇宙酒」ぜよ!ソユーズで宇宙飛行した酵母で仕込んだ日本酒ながやき。この日は、ほんまはこれを飲みたいとこやけんど、まだないき、ほいたら宇宙酒の味を夢見もって、土佐の酒を飲もうぜや!

 ほんで、食事はアルゼンチン料理でキマリながよ。アルゼンチンは、人口の2倍以上の肉牛がおると言われるばあ牛肉をこじゃんと食べる国ながぜよ。ほんじゃき代表的な料理ももちろん牛肉料理。「アサード」っちゅうアルゼンチン式のバーベキューが有名ながよ。こりゃあ、牛肉を網の上で、炭火を使うてじっくり焼き上げた料理。網で焼くき脂が落ちるし、味付けも塩だっけやき、意外にしつこうのうて日本人にも食べやすい料理ながやと。この「アサード」にゃあ、旨みに幅のある山廃純米酒や、ほのかに木樽の香りがする樽酒らあみたいな個性的な日本酒がよう合うがやき。

 「宇宙酒」の夢を見もって、土佐の山廃や樽酒を、アルゼンチン料理「アサード」でやりゃあ、まさに天にも昇る気持ちが味わえるがぜよ!



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〈12月3日〉「妻の日」「奇術の日」

 1年間の最後の月に、1年の労をねぎらい妻に感謝するっちゅう意味で、12月に「サン(3)クス」(Thanks=感謝を表す)やき3日のこの日は、「妻の日」ながやと。凸版印刷が1995年(平成7年)に制定したがやき。

 さらにこの日は、1990年(平成2年)に日本奇術協会が制定した「奇術の日」でもあるがぜよ。奇術は「ワン(1)ツー(2)スリー(3)」の掛け声で始まるきに、語呂合わせで12月3日は「奇術の日」ながやかと。

 ほいたらこの日は、妻を誘うて(妻がおらん人は彼女を誘うて)、1年の労をねぎろうて、マジックショーでも見に行こうぜや。マジックショーが近所でやりやあせん場合は、手品バーっちゅう手もあるぜよ。それもなけりゃあ、自分で奇術を覚えてカミさんに披露せにゃあイカンがよ。

 ほんでこの日の晩は、男の手料理もご馳走せにゃあ。新鮮な魚を買(こ)うてきて、刺身にさばいてご馳走すりゃあ悦ばれるがぜよ。「妻の日」やき、ツマは刺身に付きもんじゃき刺身にしたっちゅうワケながよ。ほいたら酒は日本酒にキマリぜよ。淡麗辛口・純米酒のぬる燗あたりを、妻と2人で並んで座って差しつ差されつすりゃあ、もういっぺん恋の魔法がかかるかもしれんぜよ!



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〈12月4日〉「E.T.の日」

 1982年(昭和57年)のこの日は、映画「E.T.」が日本で公開された日じゃき、「E.T.の日」ながやと。観客は1000万人を突破し、1998年に「タイタニック」に抜かれるまで最高の配給収入を記録しちょったがやき。ちなみに「E.T.」とは、「Extra-Terrestrial」の略で、「地球外生物」のこと。日本じゃあ「宇宙からの愛らしい訪問者」と訳されちょったがぜよ。

 ほいたらこの日は、まずはレンタルビデオ屋にでも行って「E.T.」のビデオを借りてきて、それを観にゃあイカンがやき。名作映画は何回観たち感動を与えてくれるがぜよ。ほんで晩は、はるか宇宙の彼方におる「E.T.」に向こうて乾杯して飲もうぜや。ホンマは、ロシアのソユーズに搭載されて宇宙を旅した酵母で仕込まれた、世界初の「土佐宇宙酒」で乾杯といきたいところやけんど、発売日が2006年4月1日やき、残念ながら今はまだないがぜよ。けんど来年それをすることを誓いもって、とりあえず今年は土佐の酒で乾杯しようぜや。ツマミは「E.T.」のイニシャルにひっかけて、「エノキ(E)タケ(T)」を使うた料理はどうぜよ。エノキタケはウィンターマッシュルームとも呼ばれゆう冬のキノコで、丁度今頃が旬やし、何とゆうたち形が「E.T.」の指に似いてないかよ?

 この日に「E.T.」の映画を観て、「宇宙酒」を造りゆう土佐の酒を飲みもって、「E.T.」の指に似いたエノキタケを食べりゃあ、ホンマモンの「E.T.」からお礼の通信が届くかもしれんぜよ!



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〈12月5日〉「バミューダトライアングルの日」

 1945年(昭和20年)のこの日、フロリダ・バミューダ・プエルトリコの3点を結ぶ大西洋の海域で、アメリカ軍機が突然消息を絶ち、救援機も同海域で行方不明となり、以後この海域は「魔の三角海域」、「バミューダトライアングル」と呼ばれるようになったがやと。ほんじゃきこの日は、「バミューダトライアングルの日」ゆうがぜよ。

 ほいたらこの日は、三角形した食べもんを食べにゃあイカンがよ。三角形の食べもんゆうたら、恐ろしいばあ酒が胃袋に消えていく「魔の三角珍味」、干しクチコしかないがぜよ!ちなみに干しクチコゆうたら、ナマコの卵巣を干したもん。日本三大珍味のコノワタ(ナマコの腸)よりさらに希少な高級珍味ながよ。干す時にかけた姿が三味線のバチに似いちゅうき、バチコとも言われるばあやき、まさに三角形ながぜよ。この干しクチコをチョコッとあぶったがで飲む酒ゆうたら、こりゃ日本酒しかないがやき。山廃純米酒のぬる燗あたりが最適ながよ。

 けんど「魔の三角珍味」やき、くれぐれも酒を飲み過ぎんように気をつけにゃあイカンぜよ!  



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〈12月6日〉「聖ニコラウスの日」「姉の日」「音の日」

 この日は、サンタクロースのモデルになった「聖ニコラウスの日」ながやと。聖ニコラウスは、自分が受け継いだ財産で貧しい人々をたるばあ救うたそうながよ。特に有名ながが三姉妹のエピソード。三姉妹が嫁ぐための持参金がのうて途方に暮れちょった貧しい一家が、暖炉のそばに衣類を干したまんま眠ったところ、翌朝靴下の中に金貨の入った袋が入っちょったがやと。このエピソードが背景になって、クリスマスの夜にゃあ子供らあが靴下を下げて眠るようになったっちゅう訳よ。オーストリア・オランダ・ベルギー・スイスらあはこの日、12月6日に子供達にプレゼントを贈るらしいぜよ。

 またこの日は、漫画家で姉妹型研究家の畑田国男さんが1992年(平成4年)に制定した、「姉の日」でもあるがよ。9月6日の「妹の日」の3ヶ月後であるがと、先の「聖ニコラウスの日」で三姉妹のエピソードがあることから、この日になったがぜよ。

 さらにこの日は、1994年(平成6年)に日本オーディオ協会が制定した「音の日」でもあるがやき。1877年のこの日、エジソンが自ら発明した蓄音機で、音を録音・再生するがに成功したき、この日は「音の日」ながよ。

 ほいたらこの日は、まずは自分の姉貴(おらん人は、姉のように慕うちゅう女性)を誘うて、一緒に飲もうぜや。もちろん「サンタクロースの日」じゃ言うて、プレゼントを渡すがを忘れられんぜよ。

 ほんで「音の日」やき、えい音がするシズル感がある食べもんを食べにゃあイカンがやき。えい音がするゆうたら、鉄板焼き系やろう。ほんならヘルシーにジンギスカンあたりはどうぜよ。ラム肉と野菜のテンコ盛りで、体重を気にしちゅう姉貴じゃち、大悦びぜよ。ジンギスカンに合わせる酒は、山廃純米酒を常温で大きめのワイングラスに入れてやってみてちや。山廃ならではの乳酸系の香りとコクが強調されて、ラム肉の風味と見事に調和するがやき。日本酒をあんまり飲んだことない姉貴じゃち、これにゃあ感激すること請け合いながぜよ。



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〈12月7日〉「神戸開港記念日」「大雪」

 1867年(慶応3年)12月7日(新暦1868年1月1日)、神戸港が外国船の停泊地として開港したき、この日は「神戸開港記念日」ながやと。神戸市が制定したがで、ちなみに新暦に換算した1月1日も「神戸港記念日」になっちゅうがやき。

 ほいたらこの日は、港の恵み、海の幸で一杯やろうぜや。この時季旬の海の幸ゆうたら、寒ブリ、寒ボラ、寒ビラメの言葉がある通り、ブリ、ボラ、ヒラメらあはどうぜよ。料理はブリ大根、ボラのお造り、ヒラメの昆布〆め、らあが最高やろう。ほいたら酒は日本酒しかないろう。この時季旬の「しぼりたて」や「あらばしり」らあがピッタリながやき。

 ちなみに今年の12月7日は、暦の二十四節気の「大雪」(たいせつ)でもあるがぜよ。「小雪」から15日目、北風が吹いて雪が激しゅう降り始める頃っちゅう意味ながよ。この頃から冬の魚の漁が盛んになるきに、やっぱりこの日は、冬の魚を食べにゃあイカンがぜよ。寒ブリのブリしゃぶらあもこじゃんと美味そうやのお!



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〈12月8日〉「御事納め」「針供養」

 この日は、その年の農事等雑事をしまう「御事納め」の日ながぜよ。江戸時代にゃあ、里芋・こんにゃく・にんじん・小豆を入れた「御事汁」を食べたがやと。ちなみに農事を始める「御事始め」は2月8日ながやき。

 さらにこの日は、裁縫を休んで、折れた針や錆びた針らあを集めて豆腐やこんにゃくらあの柔らかいもんに刺いて供養する、「針供養」の日でもあるがぜよ。「針供養」は、地方や神社によって日がマチマチらしいがやけんど、関西じゃあ一般的に「御事納め」の12月8日に、関東じゃあ一般的に「御事始め」の2月8日に行われるがやと。

 ほいたらこの日は、できりゃあ仕事や家事を休んで、自分の使い古いた商売道具や針や包丁らあを供養しちゃろうや。ほんで「御事汁」や「湯豆腐」を作って、供養の酒を飲もうぜや。「御事汁」はだいたい味噌味じゃき、この料理にゃあ山廃純米酒のぬる燗あたりがよう合うがぜよ。もちろん湯豆腐にじゃちピッタリながやき。

 これで商売道具の供養もバッチリやき、これから慌ただしゅうなる年末までの仕事も、うもういくこと請け合いぜよ!



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〈12月9日〉「漱石忌」

 1916年(大正5年)のこの日は作家・夏目漱石の命日やき、この日は「漱石忌」ながぜよ。「吾輩は猫である」「坊ちゃん」「草枕」らあの作品で知られちょって、日本で最も人気の高い作家の一人ながよ。ちなみにお墓は豊島区の雑司ケ谷霊園にあり、墓石にゃあ「文献院古道漱石居士」の戒名が書かれちゅうそうぜよ。

 ほいたらこの日は、まずは夏目漱石の小説を読もうぜや。ほんで漱石ワールドにドップリひたっちょいて、夜は漱石を偲んで飲まにゃあイカンがよ。毎月9日は語呂合わせで「クジラの日」らしいきに、こりゃあこの日は「クジラのハリハリ鍋」にキマリながぜよ。近年は一般捕鯨は禁止で調査捕鯨分のみやき、クジラは希少な食材になってしもうたけんど、年にいっぺんばあの寒い日にゃあ「クジラのハリハリ鍋」を食べたいもんながよ。

 合わせる酒は、クジラの濃厚な脂分をサッパリと流してくれ、次に箸を進めさいてくれる、淡麗辛口タイプの純米酒のぬる燗がオススメぜよ。水菜のサッパリしたハリハリ感ともバッチリ合うがやき。

 けんどあんまり美味しいゆうたち、飲み過ぎて「吾輩はトラである」にならんように気をつけとうせよ!



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〈12月10日〉「ノーベル賞授賞式」「世界人権デー」

 スウェーデンの科学者ノーベルが亡くなったがが1896年(明治29年)のこの日やき、「ノーベル賞授賞式」はこの日になったがぜよ。物理学・化学・医学・文学・経済学の各賞はスウェーデンの首都ストックホルムで、平和賞はノルウェーのオスロで授賞式が行われるがやき。

 またこの日は、国際デーのひとつ「世界人権デー」でもあるがぜよ。1948年(昭和23年)のこの日、パリで行われた第3回国連総会で「世界人権宣言」が採択されたき、1950年(昭和25年)の国連総会で、この日を「世界人権デー」に制定したがやき。ちなみに「世界人権宣言」は、「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。」で始まる、全30条と前文からなっちゅうがよ。

 ほいたらこの日は、まずは人類のために貢献してくれた今年のノーベル賞受賞者に感謝しもって、お祝いに飲まなあイカンがやき。ほんで「世界人権デー」やき、「自由・平等・尊厳・権利」がキーワードにならあにゃあ。

 ほんなら料理は、鍋料理しかないがよ。鍋料理ほど、自由で平等で、各個人の尊厳と権利が尊重される料理は、他にないがぜよ。いろんな具材をたるばあ自由に入れた、寄せ鍋あたりが特にピッタリやろう。

 合わせる酒は、「しぼりたて」の原酒でどうぜよ。まず最初はキリッと冷やいて。ほんでそのまま常温で置いちょったら、次第に酒の温度が上がって酒の旨みや膨らみが増してくるがよ。寄せ鍋も割り下タイプの鍋やき、時間とともに煮詰まって味が濃ゆうなってくるきに、丁度ピッタリながぜよ。 



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〈12月11日〉「百円玉記念日」「沢庵忌」「胃腸の日」

 1957年(昭和32年)のこの日、戦後第1号の百円硬貨が発行されたき、この日は「百円玉記念日」ながやと。ちなみにそれまでの百円ゆうたら板垣退助の紙幣やったがやき。
さらにこの日は、江戸時代前期の禅僧・沢庵和尚が亡くなった1645年(正保2年)の忌日ながよ。沢庵和尚ゆうたら、「たくあん漬」の発案者として有名ながぜよ。「貯え漬(たくわえ漬)」が訛ったっちゅう説もあるらしいけんど。

 もひとつこの日は、「胃腸の日」でもあるがやき。「胃に(12)いい(11)」の語呂合わせで、2002年(平成14年)に日本大衆薬工業協会が制定したがやと。

 ほいたらこの日は、まずは「100円ショップ」に行って、そこで食器やら酒器やらを、いろいろ買い集めようぜや。ほんでそれらあを使うて、友達らあを大勢集めてホームパーティを開くがぜよ。最初に出す付きだしは「たくあん漬」で、それによう合う山廃純米酒で乾杯ながやき。当然、沢庵和尚を偲んでのお。ほんでメイン料理は、「胃腸の日」じゃき胃腸にえい料理ながよ。胃腸にえいゆうたら、消化のえい鍋焼きうどんらあはどうぜよ。合わせる酒も、胃腸にやさしいぬる燗がえいきに、やっぱし山廃純米酒でキマリながよ。こりゃあこじゃんと胃腸が良うなりそうなよ!



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〈12月12日〉「ダズンローズデー」「漢字の日」

 この日は、ダズンローズ(12本のバラ)を、愛情の印として恋人らあにプレゼントする日ながやと。ブライダルファッションの第一人者、桂由美さんと内田和子さんが提唱、制定したがぜよ。

 またこの日は、「いい(1)じ(2)いち(1)じ(2)」(いい字1字)の語呂合わせで、1995年(平成7年)に日本漢字能力検定協会が制定した「漢字の日」でもあるがやき。毎年、その年の世相を象徴する「今年を表現する漢字」1字を全国から募集して、この日に京都・清水寺で発表、揮毫、奉納されるがぜよ。

 ほいたらこの日は、まずは恋人や奥さんに12本のバラをプレゼントせにゃあ。ほんで2人で飲みもって、自分のこの1年をふり返って象徴する漢字1字を考えて、お互いに発表し合うがよ。こりゃなかなか面白そうなろうがよ。

 ちなみに毎月12日は「豆腐の日」でもあるきに、お料理は湯豆腐らあはどうぜよ。ほんなら酒は日本酒よ。純米酒のぬる燗を差しつ差されつがえい感じながやき。1年を象徴するお互いの漢字1字が一致でもしようもんなら、こりゃもうアツアツで、湯豆腐も燗酒も沸騰もんながぜよ! 



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〈12月13日〉「正月事始め・煤払い・松迎え」「ビタミンの日」

 「正月事始め」は、年神様を迎える準備を始める日ながよ。昔はこの日に煤を払うて、門松や松飾りの材料や、お雑煮を炊くための薪らあを、山に取りに行くがが習わしやったがやき。今でも「年用意」っちゅうて、この日を祝うくもあるらしいがぜよ。

 さらにこの日は、2000年(平成12年)に「ビタミンの日制定委員会」が制定した「ビタミンの日」でもあるがやき。1910年(明治43年)のこの日、鈴木梅太郎博士が、米糠から抽出した脚気(かっけ)を予防する成分に「オリザニン」と命名して、東京化学会で発表したがやき。稲の学名「オリザ・サチバ」に因んで命名したらしいがやけんど、当時脚気は伝染病やと思われちょったき、誰っちゃあ認めてくれんかったがやと。

 ほんでその1年後に、イギリスのカシミール・フンクが同様の成分を発見。「生命に必要な」っちゅう意味の「ウ゛ァイタル」に因んで「ビタミン」と命名したがやき。後に、この時発見された「ビタミンB1」は、オリザニンと同じ物質じゃっちゅうことが判明しちゅうがよ。ほんまは日本人が世界で最初に発見しちょったがやに、惜しいことぜよ。

 さて、ほいたらこの日は、まずはお正月の準備をせにゃあイカンがよ。昔みたいに山へ木を取りに行くこたあないけんど、門松や松飾りらあを買(こ)うてこなあ。ほんで家の煤払い、年末の大掃除をちびっとでも済まいちょこうぜや。

 ほんで夜は、「年用意」のお祝いに飲まにゃあイカンがやき。鈴木梅太郎博士の業績も偲びもってのお。オリザニンは米糠から抽出されちゅうき、当然日本酒を飲まにゃあ。あんまり精米してのうて、玄米に近い米を使うて造られた純米酒らあがピッタシやろう。食事もビタミンB1が豊富なもんを食べろうぜや。玄米、卵黄、豚肉、大豆、ゴマらあが豊富に含んじゅうがやと。糠漬らあも、この日のツマミにピッタリながぜよ。



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〈12月14日〉「討ち入りの日」「南極の日」

 1702年(元禄15年)のこの日は、「忠臣蔵」で有名な赤穂浪士四十七士が吉良邸に討ち入り、主君の仇討ちを成し遂げた日ながぜよ。

 またこの日は、「南極の日」でもあるがやと。1911年(明治44年)のこの日、ノルウェーの探検家アムンゼンと4人の隊員が、人類史上初めて南極点に到達したきながよ。ライバルやったイギリスの探検家スコットより、わずか35日先んじたがやと。

 ほいたらこの日は、まずは「忠臣蔵」関連の映画のビデオでも借りてきて、それを観ろうぜや。ほんで晩は、四十七士を偲んで飲まにゃあイカンがぜよ。

 ほいたら酒は日本酒しかないがやけんど、「南極の日」でもあるきに南極の氷のイメージで、ロックで飲もうぜや。ほんなら「しぼりたて」や「あらばしり」の原酒がオススメながよ。ついでにライムの輪切りでも1枚入れりゃあ、なかなか美味いカクテルになるがやき。食べもんも南極に因んで、南氷洋で調査捕鯨された鯨のハリハリ鍋でキマリながぜよ。



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〈12月15日〉「観光バス記念日」「年賀郵便特別扱い開始日」

 1925年(大正14年)のこの日、東京で遊覧乗合自動車(観光バス)の営業が開始されたき、この日は「観光バス記念日」ながぜよ。皇居前~銀座~上野のコースを走ったがやと。
さらにこの日から12月25日までは年賀郵便特別扱い期間で、この間に年賀状を投函すりゃあ翌年の元旦に配達してもらえるがよ。

 ほいたらこの日は、まずは半日コースあたりの手軽な観光バスに乗ってみんかよ。意外に自分くの近くの観光名所らあて、見たことなかったりするもんながやき。ほんで、たぶんまだ年賀状の準備も何もしてないろうき、観光巡りをしもって年賀状のデザインや文章を考えたり、あるいは年賀状を書いたりしてもうぜや。案外、家ん中よりか筆が進んだりするもんながやき。

 ほんで夜は家にもんて、当然飲まにゃあイカンがよ。毎月15日は「中華の日」らしいきに、料理は中華料理にキマリぜよ。ほいたら酒は中国酒になりそうなところやけんど、ここは日本酒の古酒、長期熟成酒にしてもうぜや。やってみたことない人が多いろうけんど、中華料理と日本酒の長期熟成酒は、抜群に相性がえいがやき。



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〈12月16日〉「電話創業の日」「双葉山忌」

 1890年(明治23年)のこの日、日本で初めて電話が開通したき、この日は「電話創業の日」ながやと。東京~横浜間の開通で、この日に東京で設置された電話はわずか115台。9名の女子交換手でのスタートやったがぜよ。

 さらにこの日は、不滅の69連勝を達成した横綱・双葉山こと時津風・元日本相撲協会理事長の、1968年(昭和43年)の命日ながぜよ。この69連勝っちゅう大記録は、未だに破られちょらんばかりか、当時は年2場所しかなかったがやき、3年間に渡って勝ち続けたっちゅうことになるがぜよ。おっとろしいばあ強かったがやねや。

 ほいたらこの日は、まず朝から友達らあに電話をかけまくって、晩からのホームパーティに誘おうぜや。もちろん電話の存在に感謝しもってかけにゃあイカンがよ。

 ほんで晩のパーティは、昭和の名力士のビデオやDVDを借りてきて、双葉山の土俵をみんなあで鑑賞しもっての、ちゃんこ鍋パーティぜよ!最近は「塩ちゃんこ」が流行っちゅうらしいきに、それもオススメながやき。ほいたら酒は日本酒しかないがよ。冷や好きな人にゃあ「しぼりたて原酒」が、燗好きの人にゃあ「山廃純米酒」のぬる燗あたりがオススメやき、2タイプの酒を用意しちょきゃあ、バリエーションが楽しめて飽きもこんがぜよ。



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〈12月17日〉「飛行機の日」(ライト兄弟の日)

 1903年(明治36年)のこの日、アメリカのライト兄弟が人類初の動力飛行実験に成功したき、この日は飛行機の日」、または「ライト兄弟の日」と言われゆうがぜよ。ノースカロライナ州キティ・ホークの海岸で行われたこの実験で、ライト兄弟は4回飛行し、1回目の飛行時間は12秒、4回目は59秒で256m飛んだがやと。

 ほいたらこの日は、ライト兄弟の偉業を讃えもって、まずは近所の広場で飛行実験をしょうぜや。飛行実験ゆうたち自分が飛ぶがは大変じゃき、ラジコン飛行機か、ゴム動力のオモチャ飛行機か、紙飛行機でも作って飛ばすがよ。たまにゃあ童心にかえって、ボーッとしもってこんな遊びに夢中になってみるがも、癒し効果があってなかなかえいもんぜよ。

 ほんで夜は、夢を実現したライト兄弟になろうて、夢を語りもって飲もうぜや。この日の料理は「飛行」に因んで、空を飛ぶ鳥の料理はどうぜよ。焼き鳥や鶏の唐揚げ等々に、メインは鶏の水炊きにキマリながやき。ほんなら酒は、日本酒の「しぼりたて原酒」あたりが最高ながよ。コラーゲンたっぷりの鶏肉の味わいが、「しぼりたて原酒」のフレッシュな酸味とリッチな旨みに、バッチリ合うがぜよ。

 こりゃあ、ライト兄弟を超えるばあふっとい夢じゃち、実現しそうな気がしてきやあせんかよ。



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〈12月18日〉「国連加盟記念日」「源内忌」

 1956年(昭和31年)のこの日、国連総会で全会一致により、日本の国連加盟が可決されたき、この日は「国連加盟記念日」ながよ。1933年(昭和8年)の国際連盟脱退から23年ぶりの、日本が国際社会復帰を果たした日ともいえるがぜよ。

 また1779年(安永8年)のこの日は、江戸時代の学者・平賀源内が亡くなった日やき、この日は「源内忌」でもあるがやと。マルチな才能を発揮して様々な発明や工夫をした源内は、江戸時代のダウ゛ィンチやエジソンと表現するががピッタリやないろかのお。

 ほいたらこの日は、まずは平賀源内さんを偲んで、身近なとこで簡単な発明や工夫を考えてもうぜや。なんちゃあ思いつかいじゃちかまうもんか。じっくり考えてみるっちゅうことに意味があるがやき。

 ほんで夜は、国際平和を祈りもって飲まにゃあイカンぜよ。毎月18日は「米の日」じゃき、日本酒を飲まなあイカンがやき。食べるもんは「18日」やき語呂合わせで「じょう(十)や(八)なべ」=「常夜鍋」(とこやなべ、じょうよなべ、とも言う。)はどうぜよ。鍋に昆布ダシと日本酒を入れて、豚肉とホウレンソウをサッとゆでちゃあ食べる、こじゃんとシンプルな鍋料理ながよ。

 毎晩食べたち飽きんき、この名が付いちゅうがやき。こりゃあ合わせる酒も、シンプルな普通の純米酒を、なんちゃあせんとそのまんまを湯呑みでっちゅうあたりがぴったりやろう。

 実はこじゃんと考え抜いた後、こうやって楽しゅう飲み食いしよったら、突然発明や発見のアイデアが降ってきたりするもんながやき。源内さんのエレキテルを超える発明、世界平和に貢献するばあの発明を思いつくかもしれんぜよ。



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〈12月19日〉「日本初飛行の日」

 1910年(明治43年)のこの日、東京・代々木錬兵場(現在の代々木公園)で徳川好敏大尉が日本初飛行に成功したき、この日は「日本初飛行の日」ながぜよ。フランス製のアンリ・ファルマン式複葉機で、飛行時間は4分、最高高度は70m、飛行距離は3000mやったがやと。ちなみにその5日前に別の人が飛行に成功しちょったらしいがやけんど、公式の飛行実施予定日やなかったき、「滑走の余勢で誤って離陸」ゆうて報告されたらしいがよ。

 ほいたらこの日は、まずは近所の広場で、オモチャの飛行機や紙飛行機を飛ばいて遊ぼうぜや。童心にかえって夢中で遊んでみるがも、たまにゃあえいもんぜよ。

 ほんで夜は「飛行」に因んで、空を飛ぶ鳥の料理で飲まなあイカンがやき。ここまでは、12月17日の「飛行機の日」(「ライト兄弟の日」)と同じながやけんど、この日は「日本初飛行の日」じゃき、鳥の種類を国産地鶏にせにゃあイカンがぜよ。ほんで、地鶏の焼き鳥や唐揚げ、メインは地鶏の水炊きで、ほいたら酒は「しぼりたて原酒」がバッチリながよ。噛みゃあ噛むばあジワ~ッと膨らむ地鶏の旨みが、ピッタリながぜよ。



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〈12月20日〉「デパート開業の日」「ブリの日」

 1904年(明治37年)のこの日、東京・日本橋の三井呉服店が三越呉服店と改称、日本初の欧米スタイルのデパートとして営業を開始したがぜよ。

 またこの日は、「ブリの日」でもあるがやき。12月は師走で、「魚へん」に「師」と書いて「鰤(ブリ)」になるし、20日は「ぶ(2)り(0)」と読むき、この日が「ブリの日」になったがやと。

 ほんならこの日は、まずはデパートに買いもんに行こうぜや。彼女やカミさんや子供らあに、クリスマスプレゼントでも買(こ)うちょくがよ。ほんでデパ地下で美味しそうな寒ブリも買(こ)うてきて、晩は寒ブリ料理で飲まなあイカンがやき。ブリ料理ゆうたら、ブリの照り焼きとブリ大根やろう。ほいたら酒は日本酒、それも山廃純米酒のぬる燗がピッタリながよ。ブリの照り焼きもブリ大根も、コクのある旨みがポイントやき、旨さに幅と膨らみがある山廃純米酒のぬる燗が、バッチリ合うがぜよ。



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〈12月21日〉「クロスワードパズルの日」「遠距離恋愛の日」

 1913年(大正2年)のこの日、ニューヨークの新聞「ニューヨーク・ワールド」が、日曜版の娯楽ページにクロスワードパズルを初めて掲載したき、この日は「クロスワードパズルの日」ながぜよ。古うからイギリスで行われよった遊びらしいがやけんど、この新聞掲載がきっかけになって、世界中に広まったがやと。

 さらにこの日は、遠距離恋愛中の恋人同士がクリスマス前に会(お)うてお互いの愛を確かめあう、あるいは遠距離恋愛中のカップルにエールをおくるっちゅう、「遠距離恋愛の日」でもあるがぜよ。「1221」の両端の1が1人を表いちょって、中央の2が近付いた2人を表しちゅうがやと。

 ほいたらこの日は、まずはクロスワードパズルでもやって頭の体操をしてもうぜや。案外面白うて、ハマッてしまうかもしれんぜよ。

 ほんで、遠距離恋愛中のカップル、または単身赴任で離ればなれになっちゅう夫婦を、知り合いの中から探すがよ。たいがいクリスマスか年末年始にゃあ会うがやろうけんど、この頃はまだ会えてないろうき、その離ればなれ中の片方を誘い出いて、二人を応援するパーティを開催しょうぜや。ほんで酒と料理は、相手方のおる県の地酒と食べもんを準備しちょいて、こっちの地酒と食べもんを合わいて飲み食いするがぜよ。

 他の参加者にしてみりゃあ、離ればなれの二人をサカナに飲むっちゅうばあのことながやけんど、まあ寂しい離ればなれも、こうやって楽しむばあの余裕も持っちょかなあのお。



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〈12月22日〉「改正民法公布記念日」「冬至」

 1947年(昭和22年)のこの日、「民法改正法」が公布されたがぜよ。この新しい民法により、家父長制の家族制度が変わり、戸籍上も夫婦単位の制度になったがやと。

 ちなみに毎月22日は、「夫婦の日」でもあることやし、ほいたらこの日は夫婦で(結婚してない人は彼女と)仲良う、アツアツの料理でも食べもって飲もうぜや。この時期アツアツの料理ゆうたら鍋料理やろう。

 ほんなら山梨県の名物料理「ほうとう鍋」らあはどうぜよ。小麦粉をねったうどん状のめんと、かぼちゃや里芋、キノコらあの野菜をたるばあ入れて味噌で煮込んだ鍋料理ながよ。こりゃあこじゃんとアツアツでぬくもるがぜよ。これに合わせる酒ゆうたら、純米酒のぬる燗やろう。夫婦で隣り合うて座わり、差しつ差されつ注ぎ合やあ、二人の仲もアツアツになること請け合いながよ。

 ほんで、丁度今年のこの日は「冬至」でもあるがやき。暦の二十四節気のひとつで、北半球じゃあ太陽が最も低うて陽光も弱うて、夜が一番長うなる日ながよ。この日にカボチャを食べて柚子湯に入りゃあ風邪をひかんと言われゆうがやき。

 ほいたらカボチャの入っちゅう「ほうとう鍋」がピッタリながよ。夫婦で仲良う「ほうとう鍋」を食べもって、純米酒のぬる燗を酌み交わいて、あとは仲良う柚子湯に入りゃあ、また1年間は風邪もひかんと、仲むつまじゅうやれるっちゅうもんぜよ。



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〈12月23日〉「天皇誕生日」「東京タワー完成の日」

 1933年(昭和8年)のこの日、皇太子継宮明仁親王(今上天皇)が誕生されたき、「天皇誕生日」ながやと。

 さらに、1958年(昭和33年)のこの日、東京・芝公園に東京タワーが完成し、完工式が開催されたき、「東京タワー完成の日」ながぜよ。高さ333mは、パリのエッフェル塔より13m高うて、当時も現在でも世界一高い自立鉄塔ながやき。

 ほいたらこの日は、天皇ゆうたら日本の国の象徴じゃき、日本の国酒日本酒を飲まなあイカンがよ。ほんで、東京タワーゆうたら東京を代表する名所やき、東京を代表する名物料理を食べろうぜや。ほんなら「ちゃんこ鍋」はどうぜよ。

 実は「ちゃんこ鍋」は東京特有の伝統料理ながやき。江戸時代から本格的に始まった東京の農業。同じゅう江戸時代に隆盛を迎えた大相撲。そんな中で、伝統を受け継いで育まれてきた東京の食文化が「ちゃんこ鍋」ながぜよ。ほんなら具も東京にこだわって、豚肉は「トウキョウX」、鶏肉は「東京シャモ」にせにゃあ。「ちゃんこ鍋」やったらら合わせる日本酒は、「しぼりたて原酒」の冷やと、「山廃純米酒」のぬる燗あたりがピッタリながぜよ。 



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〈12月24日〉「クリスマス・イブ」

 この日は、イエス・キリストの降誕日とされちゅうクリスマスの前夜祭で、「クリスマス・イブ」ながよ。本来はキリスト教の祭礼のひとつながやけんど、日本じゃあ宗教に関係のうて、もはや欠かすことのできん年中行事のひとつになっちゅうがぜよ。

 ほいたらこの日は、たまにゃあ和風のクリスマスパーティでもやってみんかよ。クリスマスツリーやリースも和紙と水引きらあで飾り付けりゃあ、和風クリスマスパーティの準備もバッチリながよ。

 ちなみに毎月24日は「削り節の日」でもあるらしいきに、それを使うた料理を食べなあイカンがやき。ほいたら食べもんも七面鳥じゃのうて和風で、削り節をたるばあ使うた鴨鍋あたりでキマリながやき。普通の鴨肉と鴨肉のツミレの2種類を鍋に入れりゃあ、一層豪華になるがぜよ。

 和風のクリスマスパーティやき、酒も当然日本酒ながよ。「しぼりたて」や「あらばしり」の生原酒をチビッと冷やいて、シャンパングラスに注ぎゃあ、クリスマス気分で飲めるがやき。原酒やき炭酸水で割ったち意外とイケるがよ(酒:炭酸=3:1程度)。
やっぱりニッポンのクリスマスは、和風に限るのお!



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〈12月25日〉「クリスマス」「蕪村忌」

 12月25日は、言わずと知れたイエス・キリストの降誕記念日、「クリスマス」ながよ。ホンマに生まれた日かどうかは定かじゃあないけんど、西暦336年にこの日に決定したがやと。ローマの冬至を祝う「太陽の祝日」と結び付けられたもんやと言われゆうがよ。
さらに、1783年(天明3年)のこの日、日本三大俳聖の俳諧師、与謝蕪村が亡くなっちゅうき、この日は「蕪村忌」でもあるがぜよ。

 ほいたらこの日は、前日に引き続いて和風クリスマスパーティながよ。蕪村を偲んで、好物やったと言われちゅう鯛、トリ貝、フナ寿司らあをツマミに飲まなあイカンがやき。食べもんの句が極端に少ない芭蕉と違うて、蕪村は食べることが大好きやったらしゅうて、食べもんの句をたるばあ詠んじゅうがぜよ。合わせる酒は、鯛やトリ貝の刺身にゃあ普通の純米酒を冷やで、フナ寿司にゃあ山廃純米酒をぬる燗でっちゅう感じやろう。

 ほんで、もうびっとクリスマスらしゅうしたいやったら、飲み食いしもって「五七五」で俳句でも詠んで、短冊に記してツリーに飾り付けてもうぜや。イキなオーナメントになると思わんかよ。キリストも蕪村も、こじゃんと悦んでくれるはずぜよ。



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〈12月26日〉「プロ野球誕生の日」「雪印の日」

 1934年(昭和9年)のこの日、米国のプロ野球との対戦のため、日本初のプロ野球チーム・大日本東京野球倶楽部(読売巨人軍の前身)が創立されたき、「プロ野球誕生の日」ながやと。沢村栄治、三浦脩、水原茂らあの、そうそうたるメンバーやったがぜよ。

 さらに1938年(昭和13年)のこの日、物理学者の中谷宇吉郎らあが雪の人工結晶に成功したき、この日は「雪印の日」でもあるがよ。世界初の快挙で、その後の気象研究に多大な功績をもたらすことになったがやき。

 ほいたらこの日は、まずはプロ野球の珍プレー好プレーのビデオでも借りてこうぜや。ほんで、それを見もって飲むがぜよ。「雪印の日」じゃき食べもんは、雪に見たてた大根おろしをこじゃんと使う、雪見鍋(みぞれ鍋)でキマリながやき。ほんなら酒は日本酒よ。それもちくと変わった飲み方で、「スノースタイル・サケロック」はどうぜよ。ソルティドッグの要領で、ロックグラスのフチにライムを塗って塩を付け、そこに氷と「あらばしり」「しぼりたて」らあの生原酒を注ぐがよ。この日本酒カクテル、なかなかイケルがぜよ。



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〈12月27日〉「浅草仲見世記念日」
 1885年(明治18年)のこの日、東京・浅草の仲見世が新装開業したき、「浅草仲見世記念日」ながやと。文明開化の時代にふさわしゅう、レンガ造りとなった新店舗は、東側に82軒、西側に57軒の計139軒が開店したがぜよ。ちなみにこれらあの店は、1923年(大正12年)の関東大震災で倒壊したけんど、その後鉄筋の建物として再建されたがやき。

 ほいたらこの日は、浅草名物を肴に飲もうぜや。浅草名物ゆうたら、浅草海苔、どじょう鍋、穴子、ムギトロらあやろうかのお。浅草海苔を使うた手巻き寿司パーティらあもえいがやき。ほんなら酒は日本酒ながよ。純米酒を、冷やにしたりぬる燗にしたりして楽しんでみろうぜや。



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〈12月28日〉「シネマトグラフの日」「ディスクジョッキーの日」

 1895年(明治28年)のこの日、パリのグラン・カフェ地下でリュミエール兄弟が発明したシネマトグラフが有料公開されたがやと。世界で初めて、映画がスクリーンに映し出された日っちゅうことで、この日が「シネマトグラフの日」になったがぜよ。ちなみに当時上映されたがは、「工場の出口」「馬芸」「金魚採り」らあの10作品やったらしいがやき。

 さらにこの日は、「ディスクジョッキーの日」でもあるがぜよ。日本人として最初の本格的なディスクジョッキーとして活躍しよった糸居五郎氏が亡くなったがが1984年(昭和59年)のこの日じゃき、彼を讃え、その業績を偲び、DJ界の発展を願うて、氏の命日を記念日に制定したがやと。

 ほいたらこの日は、まずは映画を観に行かなぁイカンがよ。どうせやったら、古い名作映画あたりがえいろうのお。リュミエール兄弟に感謝しもって、じっくりスクリーンを見つめてこうぜや。

 ほんで夜は、ラジオのDJを聴きもって、糸居氏を偲びもって飲まにゃあ。毎月28日は「二十八」で「米」になるきに「米の日」じゃき、米の酒・日本酒を飲まなあイカンがやき。さらに毎月28日は「ニワトリの日」でもあるらしいきに、ツマミは鶏料理にキマリながよ。ほんなら酒は、米だけでできちゅう純米酒のぬる燗、料理は鶏の水炊きっちゅうんがオススメながぜよ。



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〈12月29日〉「シャンソンの日」

 1990年(平成2年)のこの日、銀座のシャンソン喫茶の老舗「銀巴里」が閉店したき、「シャンソンの日」ながやと。

 19世紀後半にフランスで生まれたシャンソン。フランス語で「歌」っちゅう意味で、一般的な歌謡曲やポピュラーソングのことを指しちょって、イタリアでゆうたらカンツォーネがこれに当たるがよ。

 日本じゃあ1951年(昭和26年)にキャバレー「銀巴里」が開店。同年に、シャンソンを代表するエディット・ピアフのレコードが発売。1957年にゃあ美輪明宏の「メケメケ」や、宝塚歌劇団の「モン・パリ」らあが大ヒットして、当時のフランス映画の人気もあり、音楽・芝居ともにフランス文化が大流行しちょったがよ。ほんで、美輪明宏、岸洋子、金子由香利、クロード野坂(野坂昭如)らあが出演して、シャンソン歌手の登竜門として知られ、文化の発祥地でもあった「銀巴里」が営業40年、惜しまれもってこの日にフィナーレを迎えたがぜよ。

 こりゃあこの日は、シャンソンを聴きもって飲まにゃあイカンがやき。毎月29日は、語呂合わせで「肉の日」やき、食べもんは肉料理でキマリながよ。ほいたらたまにゃあ、すき焼きらあはどうぜよ。合わせる酒は、いっそ大吟醸の長期熟成酒にしてもうぜや。イメージに合わいて、グラスは大きめのワイングラスがえいがやき。熟成の香りがこじゃんと引き立つがよ。

 シャンソンの名曲を聴きもって、すき焼きパーティで長期熟成酒を飲(や)りゃあ、「銀巴里」もビックリ仰天ぜよ!



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〈12月30日〉「地下鉄記念日」「横光利一忌」

 1927年(昭和2年)のこの日、上野~浅草に日本初の地下鉄(現在の営団地下鉄銀座線)が開通したき、この日は「地下鉄記念日」ながやと。

 さらに、1947年(昭和22年)のこの日に、「機械」「紋章」らあの作品で知られちゅう作家の横光利一が亡くなったき、「横光利一忌」でもあるがぜよ。

 横光利一ゆうたら、「あひ鴨一品 鳥安」ゆう店をヒイキにしちょって、小説の中にも登場させちゅうばあながよ。ほいたらこの日は、横光利一を偲んで、合鴨料理を食べもって飲もうぜや。

 「鳥安」の料理は合鴨のすき焼きコースだっけで、割り下で煮るがやのうて、鉄鍋で焼いておろし醤油につけて食べる鉄板焼きタイプながよ。それをマネてもえいし、ネギと合わいて鴨鍋もえいのお。まあどっちにしたち合鴨が必要やき、「地下鉄記念日」に敬意を表して、地下鉄を使うて合鴨肉らあを買いに行こうぜや。高知みたいに地下鉄がないくは、申し訳ないけんど、デパ地下に買いに行くがで許いてや。

 ほんで合鴨料理やったら、酒は日本酒、それも山廃純米酒のぬる燗でキマリながやき。合鴨料理の凝縮した旨みを山廃のぬる燗の旨みが見事に引き立ててくれるき、こりゃ天国の横光さんもヨダレを垂らしよりゃあせんろうかのお。



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〈12月31日〉「大晦日」

 普段の月末は晦日(みそか)ゆうて、12月だけは大晦日っちゅうがよ。1年の終りの日ながぜよ。

 ちなみに、除夜の鐘が108回撞かれる理由は、眼・耳・鼻・舌・身・意の六根のそれぞれに苦楽・不苦・不楽があって18類、この18類それぞれに浄・染があって36類、この36類を前世・今世・来世の三世に配当して108となり、これは人間の煩悩の数を表すとされちゅうがやき。また、月の数12、二十四節気の数24、七十二候の数72を足した数が108となり、1年間を表しちゅうっちゅう説もあるがぜよ。

 また、年越しソバを食べる習慣は江戸時代中期から始まったもんながやと。元々月末にソバを食べる習慣があり、大晦日だっけにその習慣が残ったがよ。金箔職人が、飛び散った金箔を集めるがに、ソバ粉を使(つこ)うたことから、年越しソバを残すと翌年金運に恵まれんっちゅうて言うらしいきに、残さんように気を付けにゃあイカンぜよ。逆に残さんと全部食べりゃあ、金運に恵まれるっちゅうことやき、こりゃこの日は年越しソバにキマリながよ。ほいたら酒は日本酒しかないがやき。

 ほんで、せっかくの大晦日じゃき、あらかじめ酒屋さんに小さめの鏡開き用の樽詰め酒と木槌とひしゃくを頼んじょいて、新年の「カウントダウン鏡開き」らあてどうぜよ。人数分の木槌を用意しちょきゃあ、全員でめでたい鏡開きが、しかもカウントダウンで体験できるがやき。・・・3、2、1、コーン!ゆうて清々しい木の音とともに鏡が開かれ、輝かしい新年の幕開けぜよ!

 木の香りがついた樽酒は、ソバの風味をバッチリ倍増させてくれるき、年越しソバと合わせりゃあ最高にウマイがやき。新年も、素晴らしい1年になりそうな予感がするぜよ!




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