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「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2023年2月 : 第196回目




皆さん、こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。

さて、我が町佐川町では「佐川酒蔵ロードひなまつり」が開催されており、
いつもより町内が華やかで、ひなまつり気分が満開ですが、
まだまだ朝夕は寒い日が続いています。
そしてそんな冬から春への季節の変わり目は、
風邪をひいたり、体調をくずしたりしやすいもの。
そこで今回は、栄養豊富で滋養強壮に効果があり、
かつ簡単でおいしく作れる、
そんな旬の食材とお料理をご紹介させていただきましょう。
それは……「ニラとサバ缶の醤油ゴマ油和え」です!

まず今回の旬の食材は、高知県が日本一の生産量を誇る、ニラです。
ニラというと、1年中いつでも出回っていて、
旬などないような気がするかもしれませんが、
実は特に美味しい時期は、2月下旬から4月頃にかけての春なのです。
この時期は、収穫量も最も多い時期で、
かつニラの葉肉も厚くて柔らかい時期ですから、
この頃が一番おいしい旬の時期といえるのです。

そしてニラは、ユリ科ネギ属の多年草で、
日本では「古事記」「万葉集」にも出てくるほど
古くから存在している野菜なのだそう。
ちなみに東アジアでは古代から栽培されているようですが、
ヨーロッパなどでは現在もほぼ栽培されていないのだそうです。
また、丈夫で作りやすく、さらに刈り取った後の株から再び新葉が伸びて、
1年の間に数回の収穫が可能なのだそうで、
古くから重宝がられていたのだとか。

そしてニラといえば何といっても、においの強烈なスタミナ野菜の代表!
このにおいのもとは硫化アリルの一種アリシンという物質で、
これはビタミンB1の吸収を助け、
疲労回復や滋養強壮に効果があるのだそう。
またアリシンは、免疫力を高め、
ガンの予防にも効果があると言われており、
さらに血行促進により、
冷え性や動脈硬化の予防にも効果があるとされているのだとか。
さらにニラには、たくさんのβカロテンが含まれていますが、
これにも抗発ガン作用などがあり、
他にも体内でビタミンAに変換されて、髪の健康維持や視力維持、
粘膜や皮膚の健康維持などにも役立っているのだそうです。
その上、ビタミンCも豊富ですから、
βカロテンと共に活性酸素を減らし老化防止にもつながるのだとか。
さらにさらに、ビタミンEも豊富で、これには強い抗酸化作用があり、
活性酸素を抑え、体内の不飽和脂肪酸の酸化を防ぐ働きがあるので、
動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防にも役立つのだそう。
この他にもまだまだ、食物繊維も豊富、ミネラルやカリウム、
カルシウムまで豊富だというのですから、
ニラは、とにかく一般的に知られているよりはるかに栄養豊富な
スタミナ野菜だといえるのではないでしょうか。

そして今回、そんなニラを使って作る、超簡単でおいしいお料理とは、
「ニラとサバ缶の醤油ゴマ油和え」です。
材料は、ニラとサバの水煮缶詰と、塩と唐辛子と醤油とゴマ油です。
作り方は、まずニラを半分の長さに切り、たっぷりの熱湯に塩を入れ、
根元の方からサッとゆでて冷まします。
ニラが冷めたら、4~5cmの長さに切って水気を絞り、
醤油とゴマ油で和えます。
醤油の半分の量程度のゴマ油の割合がちょうどよいでしょう。
これを器に盛り付け、サバ缶のサバをほぐして乗せ、
刻んだ唐辛子を振りかけたら、もう完成です!

そしてさらに、この料理のおいしさを倍増させるには……そうです!
今が旬の日本酒を合わせて楽しむこと!
そして今回合わせる今が旬の日本酒は……
「司牡丹・生鮮酒〈春〉土州霞酒(どしゅうかすみざけ)」(薄にごり純米酒)!
しぼりたての純米酒に、春霞のように純米大吟醸のオリを薄くからめ、
アルコール分低めの14度台に仕上げた、春限定の逸品です。
フルーティな上立ち香と華やかでフレッシュな含み香を持ち、
ソフトでやらわかな薄にごりの味わいと、後口の爽やかなキレの良さは、
これぞ辛口の薄にごりならではのおいしさです。

では早速、「霞酒」「ニラとサバ缶の醤油ゴマ油和え」を合わせて、
いただいてみましょう。
まずはお料理の方を一口……ぱくり。
ニラの風味とサバのうま味が絶妙にマッチし、
ゴマ油と唐辛子が見事なアクセントとなって加わり、
それらが融合しながら口中いっぱいにおいしさを膨らませていきます。
これは旨いっ!しかも、このおいしさが酒を、中でも日本酒を欲して、
まさに喉から手が出てきそうになります!
そこに、涼冷え(15℃程度)に冷やした「霞酒」を一口、キュッと……
このお酒のフルーティな上立ち香と華やかでフレッシュな含み香が、
まずこのお料理のおいしさの融合をやさしく包み込み、
さらにこのお酒のソフトでやらわかな薄にごりのうま味が加わり、
おいしさのランクをワンランク引き上げてくれます!
そして後口は心地よいほど爽やかに流れてキレていく……!
すると、さらに喉から手が出て、このお料理を求めてくる。
お料理をいただくと、またも喉から手が出て、このお酒を求めてくる……。
お料理、お酒、お料理、お酒、お料理、お酒……。
交互にやると止まらなくなり、無限ループにはまりそうなおいしさです!
簡単に作れて、おいしくて、健康にも良く、
さらに日本酒との相性もバッチリなんて、
これはもう最高の晩酌の肴といえるでしょう!

春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。



「司牡丹・生鮮酒<春>土州霞酒」(薄にごり純米酒)は、コチラをクリック!

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