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メルマガ
「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2022年10月 : 第192回目




皆さん、こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。


さて、10月も終盤となって急に肌寒くなり、
おいしいもの満載の秋も深まってまいりました!
そこで今回は、この時季にしか口にすることができない、
土佐の高知独特の秋のタケノコ、
「四方竹(しほうちく)」のおいしいお料理をご紹介いたしましょう。

四方竹は、高知県南国市白木谷が発祥の地と言われている、
高知県ならではの珍しいタケノコ。
切り口が四角いため、この名があります。
シャキッとした心地良い歯ごたえとほのかな苦みが特徴で、
春のタケノコよりも小さくて細長く、
また味が染み込みやすいため、
地元では数少ない秋の山菜として、
古くから重宝されていたようです。
しかし、鮮度維持やゆで方などが難しく、
かつては地域外にはほとんど出回らない、
幻のタケノコだったのだそう。
そのままだと皮が固くて下ごしらえが大変で、
しかも生のままだと大変痛みやすく、
皮をはいだ途端に変色が始まるほどなのです。
そのため、遠方などに送ることは、
以前は不可能とされていたのです。
それが、ある農家が皮ごとゆでる方法を発見。
その後試行錯誤を繰り返し、
20年ほど前からそれぞれの農家が、
専用のステンレス製の釜でゆでているのだとか。
採れたてを即ゆで、ゆであがってから皮をむき、
美しい緑色をした四方竹を、
クール便にて全国へ出荷しているのです。
今や首都圏にも大量に出荷するまでに成長!
東京のデパートなどでは、出荷額の倍以上の売値がつき、
色合いや食感、味わいともに大変評価され、
高級食材としてその人気は定着しているのです!

尚、栄養価としては、食物繊維が大変豊富ですから、
整腸作用があります。
ついつい食べ過ぎてしまう食欲の秋には、まさにピッタリ!
さらにカリウムも多く含まれていますから、
高血圧予防にも役立ちます。
ゆでて皮をむいたものが届きますから、お料理も大変簡単。
「天ぷら」「サラダ」「炒めもの」「煮物」などに重宝します。
また、鶏肉とは特に相性が良いようですから、
鶏肉と一緒に炒めたり煮込んだりしても、大変おいしいです。

そして今回は、「四方竹のピリ辛炒め」をご紹介いたしましょう。
では早速、作ってみましょう!
まずはゆでた四方竹を斜めに薄切りにします。
次に、熱したフライパンに四方竹加え、ゴマ油をかけて炒めます。
続いて醤油、日本酒、味醂、輪切りにした鷹の爪を加え、
水気がなくなるまで混ぜながらさらに炒めます。
お皿に取り分け、もう完成です!
これは本当に簡単にできる料理ですが、
最大の旨さのポイントは、四方竹のシャキッとした食感ですので、
あまり火を入れ過ぎないように注意しましょう。

そして、この「四方竹のピリ辛炒め」のおいしさを、
さらに倍増させたいなら…
この時期旬の日本酒を合わせていただくこと、ですよね!
今回は、「船中八策」の秋限定「ひやおろし」バージョン、
「船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米原酒)を合わせていただきました。
新春に搾られた 「船中八策」の生酒を、
一度だけ加熱殺菌して低温で貯蔵熟成。
夏を越して秋風が吹く頃、旨みたっぷりの味わいに熟成したお酒を、
そのままの状態でおろしてきて出荷されたものが 「ひやおろし」です。
昔からツウの間では、最もおいしい日本酒として珍重されてきた、
旨みの乗ったおいしさが特徴ですから、
旨みの多い秋の旬の食材との相性はバッチリなのも道理なのです。

早速「四方竹のピリ辛炒め」を一口。
まずはゴマ油の香ばしい香りが口中いっぱいに広がり、
四方竹のシャキシャキ食感が心地よく、
それとともに四方竹そのものの持つタケノコらしい風味とうま味とホロ苦味、
沁み込んだ醤油と味醂の甘辛味が融合しながら膨らんだかと思うと、
そこに唐辛子のピリ辛感が追いかけてきて……
甘辛のバランスとシャキシャキ食感が絶妙!
この時季ならではの抜群のおいしさで、病みつきになりそう!
まさに酒のアテにピッタリな味わいで、
いきなり口が、日本酒を求めているのが分かるほどです!

そこに「船中ひやおろし」を一口いただけば、
その幅のある低温熟成したうま味が口中いっぱいに膨らみ、
「四方竹のピリ辛炒め」の病みつきになるおいしさを、
出汁のように下から支えて押し上げ、おいしさが見事に倍増します!
さらに後口は、清流の爽やかさのように流れて消えていき、
思わずその味わいを追いかけたくなるほど!
すると、またこの料理が食べたくなる!
食べると、またこの酒が飲みたくなる!
「四方竹」「船中」「四方竹」「船中」……
交互にやると本当に止まらなくなり、
秋を全身で体感したような至福のひとときを満喫できることでしょう!

春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。


「船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米原酒)は、コチラをクリック!

■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」 司牡丹酒造(株)発行

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