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メルマガ
「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2022年9月 : 第191回目




皆さん、こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。


さて、かつてないほど非常に強い勢力で日本を縦断した台風14号ですが、
司牡丹にも、漆喰の白壁が崩れたり、瓦が落ちたりと、
何ヶ所かの小さな傷あとを残し、去っていきました。
こんなものではないような大きな被害を受けられました皆様も、
少なくないのではないでしょうか。
皆様の一刻も早い復旧を、心からお祈り申し上げます。
そんなコロナ禍と台風のダブルパンチの今年の秋は、
せめて、より秋らしいおいしい旬のモノをいただいて、
元気になりたいものです。
そこで今回は、秋を代表する食材であるキノコのおいしさを、
たっぷりと満喫できるお料理を、ご紹介させていただきましょう。
土佐佐賀の「ブナシメジ」、香美市韮生の「シイタケ」
高知市介良「横田きのこ」「極みえのき」という3種類のキノコを、
たっぷり使って作った、「キノコ三昧の煮浸し」です。
実はこの「キノコの煮浸し」は、
今は残念ながら閉店してしまった西新宿の名店、
「酒処 吉本」さんの名物料理で、
私も必ず注文するくらい大好きな逸品でした。
何とかそのおいしさに近づけたいと思い、
今回取り上げさせていただきました。

ではまず、ブナシメジについて、取り上げてみましょう。
ブナシメジには、オルニチンという栄養素が豊富なのだそうです。
オルニチンは、肝臓で働くアミノ酸の1つで、細胞分裂を活性化させ、
肌の新陳代謝を促進する働きがあるのだとか。
また、ビタミンB2も豊富で、
こちらにも肌や粘膜の再生を助ける作用があり、
美肌効果もあるのだそう。
さらに、ビタミンB1も豊富で、
こちらにも髪や肌を正常な状態に保つ働きがあるようです。
さらにさらに、カルシウムの体内吸収を高め骨に沈着するのを助け、
骨粗鬆症の予防にも効果的なビタミンDも豊富ですし、
食物繊維も豊富ですから整腸作用もありますし、
前記のビタミンB2には動脈硬化予防効果もありますし、
免疫力を高め、疲労回復効果やガン予防にも効果がある
βグルカンも豊富ですし、
さらにさらにさらに、ダイエット効果、アンチエイジング効果、
デトックス効果まであるというのですから、どこまでスゴイんでしょう!
「キノコ好きの病知らず」という言葉があるのも、頷けるというものです。
そして、シイタケにも、エノキダケにも、ブナシメジとほとんど似たような、
豊富な栄養素が含まれており、同様の効能が期待できるようですから、
このお料理は、スゴい効能のオンパレードだと言えるでしょう。

では早速、「キノコ三昧の煮浸し」を作ってみましょう!
まず、ブナシメジとエノキダケは、
それぞれ根元を切って、小分けにします。
シイタケは、石づきを取って、薄切りにします。
続いて、鍋に3種類のキノコを入れ、
だし醤油(今回は宗田節のだし醤油を使用)、本みりん、
塩、胡麻油などの調味料をお好みの分量加え、
さらに日本酒(司牡丹・本醸造樽酒)も加え、
小口切りにした赤トウガラシも加えます。
味つけのポイントは、3種のキノコから沁み出すうま味を信じて、
調味料は少なめにすること。
3種のキノコそれぞれ100gずつ使う場合、だし醤油と胡麻油が大さじ1杯程度、
本みりんが小さじ1杯程度、塩は小さじ1/4程度、
日本酒が大さじ2杯程度、というイメージでしょうか。
そこに、全体がヒタヒタになる程度の水を加えて、まず強火で煮立てます。
煮立ったら、鍋にフタをして弱めの中火で、10~15分ほど煮込みます。
出来上がったら、器に煮汁ごと盛って、小口切りした小ネギを散らせば、
もう「キノコ三昧の煮浸し」の完成です。

そして、このお料理のおいしさをさらに倍増させていただくには……
そうです!旬の日本酒を合わせていただくこと、です!
さらにキノコ料理に合わせる酒といえば、
もはやコノ酒にキマリというほどの酒があるのです!
それは、今回料理中にも使用した、 「司牡丹・本醸造樽酒」
キノコは 「木の子」ですから木の風味を持ち、
樽酒ももちろん日本酒を杉の木樽に浸けたものですから
木の風味があるということで、
「似たもの同士は相性がよい」という
お酒と料理のマッチングのセオリー通り、
バッチリ合うという訳なのです。
また、樽酒にもキノコに負けないほどの凄い効能があります。
樽酒には、癒し、鎮静、自律神経調節などの効能がうたわれている
セスキテルペン類が含まれているため、
癒し効果、鎮静効果、睡眠改善効果があるのです。
と、いうことは、樽酒を飲むだけで、
森林浴やアロマテラピーなどと同じような効果があるということなのです!
つまり、キノコ料理と樽酒の組み合わせは、
お互いのおいしさを倍増させるだけでなく、
美容健康の効果も倍増させる、
まさに旬の奇跡の出逢いモノと言えるということでしょう!

では早速、 「キノコ三昧の煮浸し」「司牡丹・樽酒」を、
合わせていただいてみましょう!
まずは「煮浸し」を、パクリ……
3種類のキノコの風味がまるで掛け算になったかのように強烈に感じられ、
それぞれのキノコの食感の違いを堪能しながら、
噛み締めるたびに、三者三様のキノコのうま味が、
口中にジュワーッと広がり、
「ああ…うまいっ!」と、思わず言葉が漏れてしまうほどのおいしさで、
口中いっぱいに秋の気配が膨らみ、
全身に沁みわたっていきます!

そこに、 「司牡丹・本醸造樽酒」を、
常温(20℃程度)でグラスに注いで、キュッと……。
あぁ……まるで口の中が森林浴をしているかのように、
心地よく癒されるような、木の風味が膨らみまくります!
ブナシメジ・シイタケ・エノキダケの木の風味と
樽酒の木の風味が渾然一体となって、
森林浴を想わせるような心地よい風味を生む……。
さらにそこに赤トウガラシのピリ辛味、宗田節だし醤油の動物性のうま味、
胡麻油の香ばしさ、本みりんの甘味も加わっていますから、
様々なおいしさが足し算ではなく、
掛け算になって、何倍にも膨らみまくる、
まさにこれぞ日本の秋を代表するマリアージュといえるでしょう!

しかも、料理は簡単で、おいしくて、
健康にも美容にもダイエットにもよくて、
さらに、同様の効果がある 「樽酒」と合わせて
一層おいしさが倍増するというわけですから、
これは、特にお酒好きの女性の皆さんには、
秋の酒と肴の最強タッグということになることでしょう。

春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。


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