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メルマガ
「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2022年5月 : 第187回目




皆さん、こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。


さて、5月も末となって暑い日が続くようになり、
長かったコロナ禍もいよいよ収束に向かいはじめたようで、
本当に嬉しいかぎりです。
GW後に感染者が増えはじめたときは、どうなることかと思いましたが。
今度こそ、もう二度と緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置などが、
発令されないことを、心から祈るばかりです。
と、いうことで、そんなコロナ禍のことなど、忘れてしまうほどおいしい、
旬の絶品酒肴と旬の絶品日本酒で、
楽しい楽しい家飲みを堪能しようではありませんか!
そこで今回は、今が旬の新生姜と、これまた旬のアジを使った、
「新生姜のアジフライ」をご紹介いたしましょう!

まず、新生姜について、です。
一般に生姜という場合、通年出回っているヒネ生姜のことを指します。
ヒネ生姜は、囲い生姜とも呼ばれ、
前年に種生姜として植え付けた根塊の部分を、
貯蔵して随時出荷されるもので、繊維質で辛みが強いのが特徴です。
そして新生姜は、根付けに使ったヒネ生姜の上の部分にできた
新しい根の部分で、辛みが穏やかで、みずみずしさが特徴になります。
ちなみに新生姜の旬は、ハウス栽培のものが4月から8月頃で、
露地栽培が秋口の10月から11月頃。
ですから本来なら新生姜の旬としては秋口なのですが、
「梅を漬けた後の梅酢に生姜を漬けよ」という言葉も定着し、
全国的に夏場が旬として一般化していますし、
さらにハウス栽培は消毒の必要もないということなどから、
今回この時期の旬の食材として取り上げさせていただきました。

ところで、生姜の英語名は「ginger」ですが、
この言葉には「元気」という意味もあるそうです。
さらに生姜の学名の「officinale」は、
ラテン語の「薬用」を意味しているのだとか。
そんな名の通り、生姜には様々な優れた効用があるのです。
辛み成分のジンゲロールやショウガオールは、抗酸化作用が強く、
殺菌効果があり、食欲増進や新陳代謝を高め、
血行を良くして身体を温める効果や、美肌効果、
ガンの予防効果まであると言われています。
また、香気成分であるシネオールやジンギベロールには、
胃液の分泌促進や発汗などの作用があり、風邪の予防や、
夏バテや冷房病の冷え等の改善に効果があると言われています。
「冷えは万病のもと」と言われていますから、
冷えをとって身体を温めてくれる生姜は、
「健康のもと」であるとも言えそうです。
ナント漢方薬の5割以上には生姜が含まれているのだそうですから、
やはり「健康のもと」は事実であると言えるでしょう。

さらに最近では、脂肪を燃やす効果なども報告されているようで、
メタボ対策にも注目されているのだとか。
とにかく生姜は、すごい!特に冷え予防や美白効果、ダイエット効果など、
女性にとっては嬉しい効果が多い点が最高でしょう!
しかし、こういった有効成分は、
胃腸の粘膜を刺激してしまうこともあるようですので、
取り過ぎには充分注意をしてください。
ちなみに新生姜は、通年出回っているヒネ生姜と比べると、
このような辛み成分などが比較的穏やかですから、
たくさん食べたいなら、新生姜がお奨めというところでしょうか。

そして、国内産生姜の40%以上の生産量を占め、
生姜生産量日本一なのが、実は高知県なのです!
高知県産の生姜は、その品質の高さも含め
他の追随をゆるさないほどなのだとか。
高知県外の皆さんにも、
是非高知県産モノを選んでいただけましたら幸いです!

続いては、アジ(鯵)についてご紹介いたしましょう。
アジは、スズキ目アジ科に属する海水魚の一種。
日本近海には20種類近くが生息しているといわれています。
なかでも漁獲量No.1で、1年中獲れるマアジが最も人気だそうです。
またアジは、「味が良いからアジ」と言われるほどで、
肉質は脂肪分が少なく弾力のある身が特徴で、
さっぱりとした味わいが特に日本人に好まれています。
最も味がおいしくなる旬の季節は夏場の6~8月。
新鮮なものほどおいしく、目が澄んでいるもの、身が太っているもの、
皮にツヤがあり青光りしているものが、
鮮度が良くおいしいと言われています。

栄養的には、ビタミンB1、B2、カリウム、カルシウム、タウリンや、
「グリシン、アラニン、グルタミン酸」といった旨み成分や、
DHA、EPAなども含まれる栄養満点の魚なのです。
タウリンはコレステロール値を下げて高血圧や動脈硬化の予防に、
EPAは血管を広げ血管壁を若々しく保ってくれます。
また、タウリンとEPAの相乗効果により、
質の良い血液が全身を巡りやすくなり、
血行不良から来る偏頭痛や疲れ目、肩凝りなどの改善にも効果があります。
さらに「脳の栄養」とも言われているDHAが、
脳や神経組織の発育や機能を維持する役割を持っており、
記憶力の低下や目の疲れも防いでくれます。
刺身、焼き魚、煮魚、揚げ物、干物と、幅広く調理可能なアジですが、
やはりこの時期の鯵は、鮮度の良いものを選んで、
刺身やアジフライにするのが最高でしょう。

では、そんな新生姜とアジを使った絶品レシピ、
「新生姜のアジフライ」をご紹介いたしましょう。
まずは新生姜を洗って、スプーンなどを使って皮をむき、
薄切りにしておきます。
アジは、鮮度の良いものを選んで、
魚屋さんなどに三枚おろしにしてもらっておきましょう。
小骨が残っていたら丁寧に抜き、塩胡椒をしておきます。
二枚のアジの身側の片面に薄力粉(適量)を振り、
そのアジ二枚で、薄力粉を振った方を内側にして、
薄切りにした新生姜をサンドして挟んでおきます。
次に、ボウルに卵1個を入れて混ぜ、
薄力粉(大さじ3程度)と水(大さじ1程度)を加えて混ぜます。
そこに、新生姜を挟んだアジをくぐらせ、パン粉をつけます。
続いて、フライパンに底から1cmほどのサラダ油を入れて中火で熱し、
衣をつけたアジを入れ、こんがりと色がついて火が通るまで、
上下を返しながら揚げ焼きにします。
火が通ったら油から取り出し、
クッキングペーパーなどに余分な油を落としておきます。
食べやすい大きさに切り、お皿に盛り付ければ、
「新生姜のアジフライ」の完成です!
味つけは塩胡椒のみですが、新生姜の風味がとてもいい仕事をしており、
これが食欲をソソリ、絶品なんです!

そして、このお料理のおいしさをさらに倍増させていただくには……
この時期旬の日本酒を合わせていただくこと!ですよね!
今回は、「司牡丹・生鮮酒〈夏〉零下貯蔵生酒・純米」(純米生酒)
を用意させていただきました。
このお酒は、「日本酒にも『生鮮』があった!」をコンセプトに生まれた
四季のお酒の夏バージョンで、夏しか飲めない旬の幻の日本酒です。
春先に搾られた純米酒の生酒を、
そのままのフレッシュな風味を封じ込めるため、
マイナス5℃以下で零下貯蔵。
その爽やかな香りと軽快でなめらかな味わい、
そして後口のキレの良さは、まさに日本の夏を心地良く彩ってくれ、
夏の旬の食材のおいしさを倍増させてくれるのです!

では早速、「新生姜のアジフライ」「零下貯蔵生酒」
合わせていただいてみましょう。
まずは「新生姜のアジフライ」を一口……。
サクッ……うんっ!!おいっし~~いっ!!
サクサクでアツアツの衣の中から、鮮度の良いアジならではの、
肉厚でジューシーなうま味があふれ出してきて、さらにそこに、
新生姜のシャキシャキ感と、鮮やかな辛みが加わり、
見事に融合しながら口中で膨らんでいきます!
この絶妙な味わいは、新生姜とアジの組み合わせでなければ、
決して表現することのできない、
まさに旬の「出会いもの」と言えるおいしさと言えるでしょう。
そして、後口に爽やかな生姜の辛みがほのかに残り、
これはかなりマジに日本酒が欲しくて欲しくて、たまらなくなります!
そこに、キーンと冷えた「零下貯蔵生酒」をキュッと……。
このお酒のなめらかで爽やかな味わいが加わることで、
「新生姜+アジ」の融合した「口福」を、一瞬口中で倍増させたかと思うと、
後口は、爽やかに心地よくキレていく……。
アジと新生姜の風味の輪郭を消すことなく、
口中に清々しく爽やかさがフワリと膨らみ、
ここで初めてスーッと消えていく……。
まるで仁淀川や四万十川のような美しい清流に、
沈下橋から飛び込んだ時のような心地好さ!
これぞ日本の夏!という感じです!

春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。


「司牡丹・生鮮酒〈夏〉零下貯蔵生酒・純米」(純米生酒)は、コチラをクリック!

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