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メルマガ
「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2021年2月 : 第172回目




皆さん、こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。

さて現在、佐川町上町の司牡丹本社周辺では、
「さかわ・酒蔵の道ひなまつり」
<2月20日(土)~3月3日(水)>が開催されており、
町内がいつもより華やかで、ひなまつり気分が満開になっています。
古民家や歴史的建築物等に展示されている昔ながらのお雛様は、
コロナ禍のすさんだ気持ちを癒してくれる艶やかさです。
そして、そんな早春の時期に旬の名残りを迎える、
土佐の高知を代表するおいしい食材があります。
それは・・・ポンカンです!
実はポンカンは、もちろんそのまま食べてもおいしいのですが、
簡単な酢の物として使っても、とてもおいしく、
かつオシャレで艶やかな一品となるのです!
と、いうことで今回は「ポンカンと白菜・胡瓜の酢の物」
をご紹介させていただきましょう。

では、まずポンカンについては、インドが原産とされるミカンの仲間で
アジア各地で栽培されています。
皮は濃い橙色で、触ったらゴワゴワした感触ですが、
中の実との間にスキマができて比較的むきやすい柑橘です。
ジョウノウ(薄皮)も柔らかいので、それごと食べられます。
独特の香りと甘味が強く、酸味は少なめでまろやかなのが特徴です。
ポンカンの種類としては主に3系統があり、
早く出回る早生(わせ)の高しょう系、中生(なかて)の岡山系、
晩生(おくて)の低しょう系の3つです。
外観としては、高しょう系は果実が縦長で腰が高く、実が大きめ、
低しょう系は形が扁平で、実が小さめ、
岡山系はこの2系統の中間くらいの大きさなのだそうです。
ポンカンの主な産地は、愛媛、鹿児島、高知、熊本、和歌山。
高知県は愛媛・鹿児島に次いで第3位の産地です。
高知県では大正4年頃から栽培されているようです。

次にポンカンの主な栄養素についてですが、
ビタミンCを豊富に含んでおり、シネフィリンと共に風邪予防などに
大きな効果があるようです。
また、クエン酸も多く含み、体内の酸性物質を減少させる効果や、
疲労回復と血をきれいにする働きがあると言われています。
さらに、ジョウノウにはペクチンが多く含まれており、
整腸作用があり、便秘やお腹をこわしているときなどに
効果があるようです。

続いてはポンカンの旬について。
ポンカンは、従来11月~12月頃に収穫し、食べ頃になるまで貯蔵し、
1月~2月頃にかけて出荷されるのが一般的です。
と、いうことで、ポンカンの旬は1月~2月ということになります。
今頃の季節は、ポンカンの旬の名残りということになるでしょう。

そして、高知県におけるポンカンについてですが、
須崎市浦ノ内の立目、横波半島の内側にある湾内は、
「立目ポンカン」のブランドで知られています。
この地域は、適度な潮風と「3つの太陽」のお陰で、
おいしいポンカンが育つと言われています。
「3つの太陽」とは、「日照時間の長い空の太陽」
「山の斜面の南側に広がる浦ノ内湾の海面反射の太陽光」
そして「石垣の反射の太陽光」の3つです。
この「3つの太陽」と適度な潮風のお陰で、
甘いポンカンになると言われているのです。
その他のポンカン産地も、東洋町、室戸市、土佐清水市等、
その多くが海岸沿いで栽培されています。

さて今回は、そんな高知県のブランド「立目ポンカン」を使った、
「ポンカンと白菜・胡瓜の酢の物」をご紹介いたします。
用意する材料(4人分程度)は、ポンカン2玉、白菜1/4個程度、
胡瓜1本、塩少々、砂糖小さじ2程度、酢大さじ2程度。
作り方は、とても簡単です。
まず白菜は小さくザク切り、胡瓜は薄めに輪切りにし、
塩もみして置いておきます。
次にポンカンの皮をむき実を取り出しますが、
この時、外皮は器として使用しますので、
皮が破れないように注意してむいてください。
ポンカンの実は、1/2個程度を果汁を絞り、
その果汁に砂糖と酢を混ぜ合わせ、掛け酢を作っておきます。
残りのポンカンの実は薄皮をむいておきます。
続いて、塩もみしておいた白菜と胡瓜を手でギュッと押し、
余分な水分を絞り出します。
その白菜と胡瓜を、薄皮をむいたポンカンの実と混ぜ合わせ、
上から掛け酢を掛けて混ぜ合わせます。
ポンカンの外皮の器に盛り付けて完成です。

では早速、「ポンカンと白菜・胡瓜の酢の物」をいただいてみましょう!
パクリ・・・うん!おいしいっ!
ポンカンの独特の甘味とほのかな酸味、
白菜と胡瓜の食感と爽やかな野菜の旨味と塩味、掛け酢の甘味と酸味・・・
それらが口中で見事に融合し膨らみを増し、ヴァイオリン協奏曲のごとく、
早春の心地よさと、生命力を感じさせてくれます。

そしてさらに、この料理のおいしさを倍増させるには・・・
そうです!今が旬の日本酒を合わせて楽しむこと!
そして今回合わせる今が旬の日本酒は・・・
「司牡丹・生鮮酒〈春〉土州霞酒(どしゅうかすみざけ)」(純米薄にごり酒)!
しぼりたての純米酒に、春霞のように純米大吟醸のオリを薄くからめ、
アルコール分低めの14度台に仕上げた、春限定の逸品です。
フルーティな上立ち香と華やかでフレッシュな含み香を持ち、
ソフトでやらわかな薄にごりの味わいと、
後口の爽やかなキレの良さは、
これぞ辛口の薄にごりならではのおいしさです。
また、このお酒のラベルの橙色が、見事にポンカンの皮の橙色とマッチし、
見た目にもおいしさを演出してくれています!

では、「ポンカンと白菜・胡瓜の酢の物」を一口いただき、
続いて「涼冷え」(15℃程度)に冷やした「土州霞酒」をキュッと・・・
このお酒のフルーティな含み香と、薄にごりのやわらかな旨味が、
ポンカン独特の甘味とほのかな酸味に、絶妙に響き合って共鳴し、
さらにこの料理の様々な味わいを、口中いっぱいに膨らませ、
体の芯まで、心にまでも沁みわたらせてくれます!
そして後口は心地良いほど爽やかにサラリとキレて、
様々な味わいなどを心地よく洗い流してくれるのです。
早春の生命力が感じられるお酒と料理の2つがマッチングされることで、
それはまるで、ヴィヴァルディ「四季」「春」のヴァイオリン協奏曲が、
体内から響いてくるようなイメージをもたらせてくれることでしょう!

春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。



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