皆さん、大変大変遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
令和3年最初のメルマガ、本年も何とぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。
さて、大寒も過ぎ、立春が目の前という1月末ですが、
1年でもっとも寒さの厳しいこの時期、
長期化している新型コロナウイルスに加え、
風邪やインフルエンザなども流行りやすく、
体力も落ちてしまいがちです。
そして、そんなときお薦めの滋養強壮効果の大変高い旬のスタミナ野菜が、
高知県には存在しています。
それは「葉にんにく」と言う緑黄色野菜です。
葉にんにくは、高知県一円で一般的にどこでも売られていますが、
他県ではあまり見かけることのない冬の緑黄色野菜です。
にんにくの成長過程の若い葉を収穫したもので、
春になるとにんにく芋が成長し、養分がそちらに取られるため、
葉はおいしくなくなるそうですから、
やはり葉にんにくの旬は冬場ということになります。
そして何といっても葉にんにく最大の特徴は、
栄養面の効果が大変優れたスタミナ野菜だということ。
カロテン、カリウム、カルシウム、ポリフェノール、
ビタミンC、鉄分などが豊富で、
なかでも特筆すべきはアリシンの薬効なのだそう。
アリシンは、殺菌、抗菌作用に優れた成分で、
その強力さは、10万倍に薄めた液でも、
コレラ菌やチフス菌や赤痢菌などに強い抗菌力を示すのだとか!
さらに疲れやすい体に不足しがちなビタミンB1の吸収を助け、
滋養強壮やエネルギー吸収にも役立つというのですから、
確かにこれはスゴいですね。
しかし、いくら栄養価が優れていても、
おいしくなければあまり意味がありません。
ところがこの葉にんにく、とにかくおいしいんです!
土佐の高知では、ヌタにしていただいたり、
ニラと同じ使い方で、すき焼きの具材に欠かせない存在でもあります。
そんな葉にんにくを使った料理として今回は、
「葉にんにくとベーコンの串焼き」をご紹介いたしましょう。
ちなみにこの料理、2016年12月に放送された「満天☆青空レストラン」
にて取り上げられ、絶賛されたものなのです!
しかも、とにかく簡単にできて絶品で、栄養価も高くて、
さらに酒の肴としても最高ですから、もはや言うことなしでしょう!
では早速、「葉にんにくとベーコンの串焼き」を、作ってみましょう。
まず葉にんにくを水洗いし、ベーコンと同じくらいの長さに切ります。
そして、切った葉にんにく2枚くらいをベーコンで巻き、
くずれないように竹串2本で刺します。
そして黒胡椒を振りかけ、弱火でじっくり焼いたら、もう完成です。
これは簡単ですね。
そして、この旬の料理のおいしさを、さらに倍増させるには・・・
旬の日本酒を合わせていただくこと!・・・ですよね!
今回は、季節限定ではないですが、冬場にぴったりの燗酒に向いていて、
しかも葉にんにくの強烈な風味に対抗できる骨太な男酒ということで、
「船中八策・きもと」(超辛口・きもと仕込み純米酒)
のぬる燗(40℃程度)を選ばせていただきました。
このお酒は、明治新政府のあり方について、
坂本龍馬さんが船中にて考え出した策に由来する、
ロマン漂う逸品「船中八策」の、昔造りの「きもと」バージョンです。
その香味は、品の良いナチュラルな香りは定番同様ですが、
なめらかに膨らむ味わいの部分に、ほのかな酸による幅が感じられます。
そして、「船中八策」の代名詞とも言うべき後口の抜群のキレの良さは、
酸による幅からの落差がより感じられ、
一層のキレの良さを感じさせてくれます。
また、ぬる燗にすると、
より幅のある膨らみをしっかり感じさせてくれるため、
定番以上に燗酒向きと言えるでしょう。
では早速、「葉にんにくとベーコンの串焼き」と、
「船中八策・きもと」を合わせて、いただいてみましょう!
まずは「葉にんにくとベーコンの串焼き」から・・・
う~ん、芳ばしく焼けたベーコンと葉にんにくの香りが、
とってもいい匂いで、食欲をそそります!
パクリ・・・ムシャムシャ・・・
おおっ、コレはおいしいです!
ベーコンの旨味と塩味、黒胡椒の辛味、そして葉にんにくの独特の風味が、
芳ばしく焼けた風味をまといながら、口中いっぱいに膨らみます!
味付けは黒胡椒のみで、他はベーコンの塩味だけとは、
とても思えないほど豊かなおいしさです!
そこに「船中八策・きもと」のぬる燗(40℃程度)を、キュッと・・・。
あ、やっぱり。うまい!
やはり、辛口の「きもと」のぬる燗と、
にんにく風味の組み合わせは、間違いないですね!
口中いっぱいに膨らんだ、にんにくの風味と焼けた芳ばしい風味、
さらに旨味や塩味や辛味などのあらゆる味わいが、
口中いっぱいから全身に、心の奥まで沁み渡っていくように、
見事にたなびいていき、後口は潔いほどサラリとキレます。
これは、交互にやれば、箸も杯も止まらなくなってしまう、
冬ならではのおいしさのシンフォニーといえるでしょう!
そして、この沁みいるような幸福感が、
きっとウイルスなんか、吹き飛ばしてしまうことでしょう!
春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。
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