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メルマガ
「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2019年10月 : 第156回目




皆さん、こんにちわ。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。


さて、今年は本当に台風が多く、
広範囲の地域に渡って大きな被害をもたらしました。
お亡くなりになられました方々のご冥福と、
被害を受けられました地域の一刻も早い復旧を、
心からお祈り申し上げます。
さて、そんな今年の10月は、
せめて、より秋らしい旬のモノをいただいて、元気になりたいものです。
そこで今回は、土佐・佐賀のブナシメジを取り上げましょう。
やはり秋らしいといえば、キノコ料理にかぎりますから。


ちなみに、ブナシメジは過去に1度(2016年10月・第120回メルマガ)、
取り上げていますので、以下の内容などは重なりますが、
その点はご了承ください。
まずブナシメジについて、少し調べてみました。
天然物のブナシメジは、秋にブナなどの倒木や切り株、
枯れ木などに群がるように生えるキノコなのだそうです。
しかし、天然物も今やかなり希少となり、一般に手に入るブナシメジは、
菌床で栽培された栽培物が大半なのだとか。
今回使わせていただいたブナシメジも栽培物ですが、
土佐・佐賀地区ではキノコ類の生産に力を入れており、
その価格のリーズナブルさと味のおいしさから、
人気の名産品となっているのだそうです。


次に、ブナシメジの栄養価と効能などをご紹介させていただきましょう。
まず、オルニチンという栄養素が豊富なのだそうです。
オルニチンは、肝臓で働くアミノ酸の1つで、細胞分裂を活性化させ、
肌の新陳代謝を促進する働きがあるのだとか。
また、ビタミンB2も豊富で、
こちらにも肌や粘膜の再生を助ける作用があり、美肌効果もあるのだそう。
さらに、ビタミンB1も豊富で、
こちらにも髪や肌を正常な状態に保つ働きがあるようです。
さらにさらに、カルシウムの体内吸収を高め骨に沈着するのを助け、
骨粗鬆症の予防にも効果的なビタミンDも豊富ですし、
食物繊維も豊富ですから整腸作用もありますし、
前記のビタミンB2には動脈硬化予防効果もありますし、
免疫力を高め、疲労回復効果やガン予防にも効果がある
βグルカンも豊富ですし、
さらにさらにさらに、ダイエット効果、アンチエイジング効果、
デトックス効果まであるというのですから、どこまでスゴイんでしょう!
「キノコ好きの病知らず」という言葉があるのも、頷けるというものです。


では早速、調理してみましょう!
ちなみに今回は、よりキノコらしい旨みを引き立てる料理ということで、
「ブナシメジと厚揚げのオイスターソースマヨネーズ炒め」
にさせていただきました。
キノコ類は、オイスター風味と抜群の相性で、
グンッとキノコの風味が引き立つのです!
まず、ブナシメジの石づきを切り、軽くほぐしておきます。
次に、厚揚げに熱湯をかけ、油抜きし、
水気を取ってから、一口大に切り分けておきます。
続いてオイスターソースとマヨネーズを、
3対2くらいの割合で混ぜておきます。
次に、フライパンにゴマ油を熱し、ブナシメジ と厚揚げを入れて、
炒めながら塩胡椒を加えます。
キノコ料理は、最初はこんなに作ってどうすんのという量に見えても、
炒めているうちにアッという間にカサが減ってきますから、
たいてい大丈夫なものです。
ちなみに今回は、炒めている途中で、
隠し味に「船中八策・きもと」も少し投入させていただきました。
これで一層、お酒と料理の相性がアップするってもんです。
よく火が通ったら、いったん火を止め、
混ぜておいたオイスターソースとマヨネーズを入れて、
再び火をつけ、よくかき混ぜながら炒めます。
いい匂いがしてきたら火を止め、
器に盛り付け、炒りゴマを振りかけて、もう完成です!
これは本当にシンプルで、簡単な料理といえるでしょう。


そして、この「ブナシメジと厚揚げのオイスターソースマヨネーズ炒め」
のおいしさを、さらに倍増させるには・・・
この時期旬の日本酒を合わせて楽しむこと・・・です!
これまでは、キノコ料理といえば「樽酒」を合わせてきましたが、
今回は、「樽酒」以外でキノコ料理とよく合うお酒として知られている、
「きもと仕込み純米酒」を選ばせていただきました。
しかも、つい先日の10月25日(金)より新発売の出荷開始となったばかりの、
「船中八策・きもと」を選定させていただきました!
これまでの「船中八策」は定番に加え、春の「薄にごり」、夏の「生酒」
秋の「ひやおろし」、冬の「しぼりたて」、プレミアムの「槽搾り・黒」
の6種類がありましたが、これらは全てモロミまでは同じ造りで、
搾り方や搾り後の火入れの有無などが違うというバリエーションでした。
しかし「船中八策・きもと」は、当然酒母の造りが違い、発酵などについても違ってきます。
その香味は、品の良いナチュラルな香りは定番同様ですが、
なめらかに膨らむ味わいの部分に、ほのかな酸による幅が感じられます。
そして、「船中八策」の代名詞とも言うべき後口の抜群のキレの良さは、
酸による幅からの落差がより感じられ、一層のキレの良さを感じさせてくれます。
また、ぬる燗にすると、
より幅のある膨らみをしっかり感じさせてくれるため、
定番以上に燗酒向きと言えるでしょう。

では早速、「ブナシメジと厚揚げのオイスターソースマヨネーズ炒め」と、
「船中八策・きもと」を組み合わせて、いただいてみましょう!
まずは「ブナシメジ~」から・・・
う~ん、キノコの香りとオイスターソースの香りが、
とってもいい匂いで、食欲をそそります!
パクリ・・・ムシャムシャ・・・
うん、おいしいです!
オイスターソースとマヨネーズの旨味とコクが、
見事に厚揚げに染み込んで、
そこに炒めたブナシメジの芳ばしいキノコの風味と旨味が加われば、
もはや天下無敵のおいしさと言えるでしょう。
そこに「船中八策・きもと」のぬる燗(40℃程度)を、キュッと・・・。
うん。うまい!
やはり、「きもと」とキノコ料理の組み合わせは、間違いないですね!
この料理に、さらに「船中・きもと」が加われば、
ブナシメジのナチュラルな風味が倍増し、
まるで森林浴をしているかのように心地良い風味が膨らみ、
口中いっぱいに、全身に、心の奥まで沁み渡っていくように、
見事にたなびいていき、後口は潔いほどサラリとキレます。
これは、交互にやれば、箸も杯も止まらなくなってしまう、
秋ならではのおいしさのフルオーケストラと言えるでしょう!



春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。

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■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」  司牡丹酒造(株)発行

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