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メルマガ
「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2019年7月 : 第153回目




皆さん、こんにちわ。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。


さて今年の高知の7月は、豪雨なども多く梅雨明けも遅く、
雨天だらけかと思っていたら、
終盤の梅雨明けと共にいきなり真夏日の毎日がやってきたという感じです。
さて、そんな暑い日が続く時期に取り上げる今回の土佐の旬の食材は
・・・梅干しです。

梅は、バラ科サクラ属の樹木になる実で、非常に強い酸味が特徴です。
中国が原産で、日本には平安時代に伝わったと言われています。
品種により大きさや果肉の付き方などが異なり、
南高梅、古城梅、白加賀梅、小梅などの品種があります。
日本の梅の生産量の約8割が和歌山県産で、旬の時期は大変短く、
品種によって多少の差はあるものの、大抵は5月~7月が旬なのだそうです。
そんな梅を使って梅干しを作り、今頃の時期に「土用干し」をするのです。
ですから梅干しのできたての旬といえば、
今頃から8月にかけてということになるんですね。

そして梅は、元々は薬として重宝されていたと言われており、
それは様々な種類の有機酸をはじめ、様々な栄養素を含んでいるからです。
クエン酸やリンゴ酸などの有機酸を豊富に含んでおり、
独特の酸っぱさはここからきています。
これらの酸味成分が胃液の分泌を促進し、食欲増進に効果を発揮します。
また、クエン酸は筋肉にたまった疲労物質である乳酸を
エネルギーに変える働きもあるのだとか。
またビタミンEも豊富で、これには抗酸化作用があり、
老化や動脈硬化を引き起こす原因と言われている
過酸化脂質の抑制にも有効であると言われています。
さらに、長時間煮詰めることで抽出される梅肉エキスには、
ムメフラールという成分が含まれており、
血行改善効果が期待できると言われています。
さらに、カルシウム、鉄、ビタミンA、ビタミンCなどの栄養成分も含み、
カリウムやミネラルなども含まれており、
これらは生の梅よりも梅干しなど塩漬けにした状態の方が、
より豊富に摂取できると言われています。

さて、そんな栄養豊富な梅干しを使って、
今回は暑い夏の時期にピッタリの酒肴といえる、
「梅ひじき」を作ってみましょう。
ちなみにひじきも、なかなかに栄養豊富。
骨を丈夫にしてくれるカルシウムは牛乳の約12倍!
腸内をキレイにしてくれる食物繊維はゴボウの約7倍!
血液の循環を正常に保つマグネシウムは、
アーモンドの約2倍も含んでいるのだそうです!

さて、「梅ひじき」ですが、作り方は意外と簡単です。
まず、乾燥ひじきをタップリのぬるま湯で戻します。
次に梅干しの種を除き、梅肉を刻みます。
鍋にひじきと梅肉を投入し、日本酒、味醂、
醤油、出汁をお好みの量加え、ゴマも適量加えて、炊いていきます。
水分が無くなれば、もう完成です。
暖かいままでもおいしいですが、冷やしても大変おいしいです。
もちろんご飯のおともにも最高ですが、
私はそのまま酒の肴にするのが一番だと思っています。

そして、この料理のおいしさをさらに倍増させていただくには・・・
この時期旬の日本酒を合わせていただくこと・・・ですよね!
今回は、夏が旬の日本酒という訳ではありませんが、
司牡丹の人気ナンバーワン商品、
「船中八策」(超辛口・純米酒)のプレミアムバージョン、
「船中八策・槽搾り黒」(超辛口・槽搾り純米酒)を合わせたいと思います。
この「船中・槽搾り黒」は、
毎年4月に出荷開始となる夏の「船中・零下生酒」と、
毎年9月に出荷開始となる秋の「船中・ひやおろし」
合間の時期(毎年5月後半)に出荷開始となる商品で、
毎年秋になる前には完売している人気商品ですので、
今回この時期に取り上げさせていただきました。

さて、「船中八策・槽搾り黒」は平成25年、
「船中八策」発売四半世紀・25周年を記念し、
新発売されたプレミアムバージョンです。
モロミ段階までは通常の「船中八策」と同様ですが、
その後の「搾り」「瓶詰め」「火入れ」「貯蔵」等を、
大吟醸レベル同様に変更したものです。
「搾り」は、昔ながらの「酒槽」を使った「槽搾り」
さらにその中の「あらばしり」「責め」の部分を除いた、
いわゆる「中取り」のみを使用。
そして「瓶詰め」後に1回のみ「瓶火入れ」を行い急冷し、
マイナス5℃以下の冷蔵庫にて「瓶貯蔵」を行ったものです。
ナチュラルで華やかな上立ち香が鼻をくすぐり、
品格のある含み香が広がり、
鮮烈で輪郭のハッキリした味わいが
絶妙なバランスで柔らかく口中に膨らみ、
後口は心地良いほど爽やかにキレてゆく・・・
まさに料理と共に味わう食中酒として
最高レベルの酒質に仕上がったと自負しております。

では早速、この両者を合わせていただいてみましょう。
まずは「梅ひじき」を一口・・・。
うん!旨い!ひじき独特の海藻の風味と梅干しの酸味をメインに、
醤油の辛味と味醂の甘味、
日本酒と出汁の旨味とゴマの香ばしさなどが絶妙に調和して、
シンプルながらコレは酒肴として、かなりイケています!
何より、食べた瞬間、口が、舌が、胃が、脳が!
日本酒を欲しがっているのがよく分かります!
そこに涼冷え(15℃程度)に冷やした、
「船中八策・槽搾り黒」をキュッと・・・!
本来超辛口のこの酒を、一瞬甘く感じさせたかと思うと、
後口に残る「梅ひじき」の様々な味わいの痕跡を、
見事に口中いっぱいに膨らませ、
後口は潔いほど爽やかに、サラリと洗い流してくれるのです。
すると、また「梅ひじき」が食べたくなり、
ついついまた一口食べてしまいます。
「梅ひじき」を食べれば、また「船中・黒」が欲しくなる。
飲んだらまた「梅ひじき」が食べたくなる・・・。
これは交互にやると、マジで止まらなくなってしまいます!



春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。

「船中八策・槽搾り黒」は、コチラをクリック!

■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」  司牡丹酒造(株)発行

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