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メルマガ
「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2018年12月 : 第146回目




皆さん、こんにちわ。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。


さて、冬至もクリスマスも過ぎ、
いよいよ平成最後の年の瀬も押し迫ってまいりました。
今年の12月は、中盤は暖かい日が少なくなかったですが、
年末になりいきなりイッキに寒くなってきました。
今回は、そんな寒い日にピッタリで心も身体も暖まり、
しかも驚くほど絶品で、かつ栄養価も満点で、さらに大晦日に最適という、
そんな旬の料理をご紹介させていただきたいと思います。
そんな料理とは・・・「鯨のハリハリ鍋」です!

「ゆうたちイカンちや
おらんくの池にゃ
 潮吹く魚が泳ぎよる」

と、よさこい節にも唄われている鯨は、
土佐の高知では、かつては一般的な食材でした。
いまや商業捕鯨はストップとなり、
調査捕鯨の鯨肉が出回る程度ですので、
希少な高級食材となっていますが。
ただしつい最近、日本は「IWC」脱退を発表しましたから、
今後どうなっていくのか、よく分かりませんが。
ちなみに今回鯨を取り上げたのは、特に深い意味がある訳ではなく、
たまたま偶然です。
政治的意図など全くなく、
あくまで土佐の伝統的な食文化として取り上げましたので、
その点はご了承ください。
「IWC」(International Whaling Commission=国際捕鯨委員会)
脱退を日本が表明というニュースを最初に聞いたときには、
「IWC」(=International Wine Challenge)の日本酒部門に、
もう出品できなくなるのかと、勘違いして驚いたくらいですから。

さて、ではなぜ鯨が大晦日に最適なのかと言えば、実は土佐の高知では、
大晦日に大物(おおもの)を食べると大変縁起が良いということで、
鯨肉を使った料理を食べるという風習があるのです。
「大晦日に大物を食す」・・・いかにも豪快な土佐の高知らしいですが、
なんとなく、自分も大物になれそうな、良い気分で新年を迎えられそうな、
そんな感じがしませんか?

しかも、実は鯨肉は大変ヘルシーで、
かつ優れた栄養価が見直されつつある伝統食品なのです。
鯨肉は、質の良いタンパク質を多く含み、
かつ鉄分を多く含み、コレステロールの含有量は少なく、
さらに多価不飽和脂肪酸を多く含み、
成人病予防の食物としてふさわしいと言われています。
また、医学博士・阪井田仁士氏によりますと、
鯨肉には、増え続ける生活習慣病の予防に、
強力な新効果が続々と判明しているというのです!
簡単に列挙してみますと、まず動脈硬化予防効果。
鯨肉には独特の油成分・DPA(ドコサペンタエン酸)が含まれるため、
動脈硬化を防ぐ力は魚の10倍!(東京医科歯科大学)なんだとか。
続いては、肥満・疲労予防効果。
鯨肉に新たに発見された成分・バレニンは、体脂肪を効率よく燃やして、
さらに疲労物質の発生を抑えてくれるのだとか。(Boldyrev博士ほか)
なんでも、鯨は半年間エサを食べ続けますが肥満状態にならず、
さらに残りの半年間はエサを食べずに泳ぎ続けますが疲れないのだそう。
その神秘の鯨パワーの秘密のカギを握るのが、
バレニンであると言われているのだそうです。
さらに、認知症予防効果。
鯨肉の旨味成分カルノシンに関する報告で、
カルノシンは、脳神経細胞を保護し、
認知症予防に極めて有効であると判明したということで、
現在、治療薬として実用に向け申請中なのだそうです。

さすがは大物!鯨肉ですね!
こんなスゴイ効能のある大物を大晦日にいただくと、
何となくさらに効果が倍増しそうな気がしませんか?
ちなみに、「鯨のハリハリ鍋」の具材は、特に決まりはありませんが、
やはり「ハリハリ」の語源である水菜と、鯨肉だけは必須です。
水菜のシャキシャキした食感を「ハリハリ」と表現したものらしいです。
昆布で出汁をとった鍋に水菜と鯨肉だけを入れて、
ポン酢でいただくという地域もあるようですが、
土佐の高知では、昆布と鰹節の出汁を使った醤油ベースのスープに、
鯨肉(ホンガワ、アカニク、サエズリ、ウネス等)と、
様々な冬野菜や豆腐なども加え、
最後に水菜を加えるというパターンが一般的ではないでしょうか。

そして、こんな「鯨のハリハリ鍋」には、何といっても日本酒が最適です。
日本酒を合わせると、鯨のおいしさが倍増するばかりか、
アルコールの効果でその素晴らしい効能も、
体内に吸収しやすくなるのですから、
これはもう、大晦日は「鯨のハリハリ鍋」と日本酒でキマリでしょう!
特に相性のよい日本酒は、味わいのしっかりしたタイプがお薦めですから、
今回は、今年司牡丹が会社設立100年(創業415年)を記念して新発売した、
「司牡丹・百花王・きもと純米酒」(きもと仕込純米酒)を、
ぬる燗(40℃程度)で合わせることにしました。

では、早速合わせていただいてみましょう!
まずは「鯨のハリハリ鍋」を一口・・・
鯨肉独特の旨味が具材の旨味とともに、
コッテリと口中で膨らんで、
身体の芯からホカホカとあたたまり、
身体中に鯨パワーがみなぎってくるようです。
そこに「司牡丹・百花王・きもと純米酒」のぬる燗をキュッと。
幅のあるコク、そして上品な酸味がぬる燗でボリューム感を感じさせ、
豊かで奥深い旨味が見事なバランスで口中で膨らんで、
鯨肉の旨味と渾然一体となって、
大海原を泳ぐ鯨のように、雄大に広がっていき、
全身に沁み渡っていく・・・。
こりゃタマラン!交互にやると、箸も杯も止まらなくなります!
これはもう、何としても暮れには、鯨肉を仕入れねば・・・ですね!



春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。
■ 「司牡丹・百花王・きもと純米酒」(きもと仕込純米酒)は、コチラをクリック!

■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」  司牡丹酒造(株)発行

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