皆さん、こんにちわ。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。
暑さが峠を越して後退し始めるという意味の「処暑」も過ぎましたが、
土佐の高知は、まだまだ暑い日が続いています。
しかも今年は特に、豪雨やら台風やらの災害も多く、高知県も大変でした。
被災された皆様には、心からお見舞い申し上げ、
一刻も早い復興をお祈り申し上げます。
さて今回は、夏バテなどを解消してくれる効果の大変高い、
今が旬の食材をご紹介いたしましょう。
その食材とは・・・7年ほど前にも一度取り上げたことがありますが、
シシトウです。
シシトウは「獅子唐辛子」の略で、
見た目が獅子の頭に似ているから付けられたのだとか。
ナス科のトウガラシの甘味種で、
植物学的にはピーマンと同種なのだそう。
そして高知県で生産されるシシトウは、なんと全国の約半分を占め、
日本一の生産量なのだそうです。
ちなみにシシトウの旬は、本来7月から9月頃までの夏場なのですが、
高知ではハウス栽培もされており冬場も出回っています。
高知では年中食べられるという訳です。
さてシシトウの栄養価ですが、
まずカロチンやビタミンCが豊富なのだそう。
カロチンには、老化防止や美肌効果があり、
ビタミンCは免疫力アップ、疲労回復、ストレス解消、
美肌効果、夏バテ防止効果まであるのだとか。
さらにシシトウには、
動脈硬化を防ぐ働きのあるビタミンPも含まれており、
ビタミンPはビタミンCの吸収を助ける働きもあるのだそうです。
さらにさらに、カプサイシンも含まれ、
これには新陳代謝促進、老化防止、脂肪燃焼、
嬉しいダイエット効果があり、
カリウムには美肌効果、高血圧予防効果があり、
食物繊維には便秘予防効果があるのだとか。
いやはや、オミソレしましたの栄養価。
それもそのはず、
あのビタミン豊富なピーマンよりも栄養豊富だというのですから、
シシトウは見た目は地味ですが、凄い夏野菜なのです。
これは夏バテなんか、すぐ吹っ飛ばしてくれることでしょう。
またシシトウ調理のワンポイントですが、
甘味種のトウガラシとはいえ、
時々辛いものが混じっていることもあるため、
注意が必要なのだそう。
そして、焼く、煮る、揚げると、
さまざまな調理法で食べられる便利な野菜ですが、
そのまま加熱調理すると中の空気が膨張して破裂する恐れがあるので、
小さな穴を何ヵ所かあけたり
切れ目を入れてから調理した方がよいようです。
また、色と香りを活かすため、
加熱時間は短めがポイントなのだそうです。
そして、今回ご紹介する料理は、
「シシトウと糸コンニャクの煮浸し」です。
では、早速調理してみましょう。
まずシシトウのヘタを取って、
爆発しないように、何ヵ所か切れ目を入れておきます。
糸コンニャクは、軽く水でさらしてから、
食べやすい長さにカットしておきます。
次に、フライパンを熱し、油をしき、
中火でシシトウと糸コンニャクを炒めます。
火が通ったら、まずは日本酒を加えます。
続いて、砂糖、味醂、出汁、醤油などを適量加え、鰹節も加えます。
落とし蓋をして弱火で煮ていきます。
汁が少し残るくらいまで煮たら、完成です!
ちなみに冷蔵庫で冷やしていただいてもおいしいです。
そしてこの料理のおいしさを、さらに倍増させるには、
この時期旬の日本酒を合わせていただくこと!・・・ですが、
この8月末から9月上旬という時期は、夏の生酒は既に売り切れており、
秋の「ひやおろし」はまだ発売されていないという、
エアポケットのような時期。
こういう時こそ、定番酒を楽しみましょう!
特にこの残暑厳しい季節のシシトウ料理には、
スパッとキレのよい超辛口の日本酒がピッタリです。
ならば、「明治維新150年」の今年「発売30年」を迎えた、
定番中の定番「船中八策」(超辛口・純米酒)が、最適でしょう。
爽やかな旨みが口中で膨らみ、スパッとキレる後口は、
料理とともに味わう食中酒として最高です。
では早速、合わせていただいてみましょう。
・・・シシトウのシャクッとした食感も少し残って、
糸コンニャクのプルッとした食感との対比も面白く、
鰹節の旨みや醤油の辛みなどの味わいが
シシトウと糸コンに絶妙に沁みこんで、
これはお酒が進みそうなおいしさです!
ここで「船中八策」を、
ちょっと冷やした「涼冷え(すずひえ)」(15℃程度)程度で一口・・・。
うん。おいしい。確かにこれは、交互にやれば、
杯も箸も止まらなくなりそうな組み合わせです。
シシトウ、糸コンニャク、鰹節、
それぞれの旨みをこの酒の味わいが見事に融合させ、
口中でフワリと膨らませてから、後口はサラリとキレます。
醤油と日本酒というこの国独特の2つの発酵食品が、
シシトウとコンニャクの出会いを見事に仲人し、
マリアージュさせてくれたという感じでしょうか。
また余談ですが、
シシトウにはたまにすごく辛いものがあったりしますから、
この料理をロシアンルーレットに見立て、
宴席でゲーム感覚で楽しむというのも面白いでしょう。
ちなみにシシトウの辛さは、水を飲むより、
日本酒で洗い流したほうがキレイに流れやすいですよ。
春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。
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