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メルマガ
「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2017年4月 : 第126回目
皆さん、こんにちわ。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。
今年のゴールデンウィークは
最大で9連休という方もいらっしゃるようですが、
当社の場合は2休2出2休1出2休という飛び石となっています。
そのため私は、特に何の予定もないグータラ連休を過ごし、
ゆっくり身体を休めるつもりです。
さて今回は、2月頃から5月頃にかけてが旬となる、
四万十川のアオサノリを取り上げ、三杯酢にしていただいてみましょう。
ちなみに以前に取り上げたことのあるアオノリ
(「2009年2月」の第28回メルマガ)とは、全く別物です。
四万十川のアオノリもアオサノリも、
おなじ汽水域(川の水と海水が混じる下流域)に育ち、
おなじ時期に取れますが、
前者の正式名称はスジアオノリ、後者の正式名称はヒトエグサで、
実は全く別物なのです。
前者は糸状に長い形状で、
後者は平べったい乾燥ワカメのような形状(乾燥物の場合)をしています。
通常は後者のアオサノリは、佃煮の原料などになるのがほとんどですが、
今回はそれを三杯酢でいただこうという試みなのです。
早速アオサノリについて、いろいろ調べてみました。
アオサノリ(ヒトエグサ)は、
アオサ目ヒトエグサ科ヒトエグサ属の緑藻です。
川の下流域の汽水域に育ち、
生の状態ではやわらかくてヌルヌルしているのだとか。
またアオサノリは、ビタミンやミネラルなどの栄養素が
大変豊富な食材なのだそうです。
たとえば食物繊維はアオサノリ全体の40%以上を占め、
その量は何とゴボウの約7倍もあるのだとか!
さらにカルシウムは牛乳の約9倍、
βカロテンと葉酸はホウレン草の約2倍も含まれているのだそう!
さらにさらに、野菜や果物にはほとんど含まれていない
ビタミンB12も多く含まれており、
他にもビタミンCや鉄分、
マグネシウムなどのミネラルも豊富だというのですから、
なかなかスゴイ栄養価です。
ちなみに食物繊維は、腸内環境を整え、お通じを良くし、
腸内で余分な中性脂肪やコレステロール、糖質の吸収を抑えたり、
吸着して体外に排出したりしてくれますので、
肥満予防効果が期待できるのだそう!
またカルシウムは、骨や歯を構成する必須ミネラルで、
血液を凝固させる働きや筋肉や神経の働きに作用しますので、
緊張や興奮を鎮めることで、イライラやストレス解消にも役立つ成分です。
そして、βカロテンには強い抗酸化作用があり、
活性酸素の発生や酸化力を抑え、ダメージを受けた細胞を修復し、
動脈硬化やガンの発生を予防できます。
葉酸には、貧血予防効果がありますし、
ビタミンB12は神経を正常に保つために必要な栄養素で、
DNAやタンパク質の合成を助け、
様々な代謝に必要な酵素を補助する役割があります。
・・・キリがないので、以下略です。
とにかく、アオサノリは、
予想以上に栄養豊富な健康食材だということです!
では早速、「アオサノリの三杯酢」を作ってみましょう!
まずは、四万十川のアオサノリ(乾燥物)を、水に浸けてもどします。
あまり長く浸けておくと、塩分や栄養素が流れ出てしまいますので、
すぐに水を切り、ベチャベチャにならないよう
クッキングペーパーなどで充分に水分を取っておきます。
次に、キュウリをスライスし、軽く塩もみしておきます。
そして、酢、醤油、日本酒、味醂、砂糖で三杯酢を作ります。
今回は目分量で適当でしたが、
アオサノリ自体に適度な塩分がありますので、
醤油は少なめにしました。
次に、もどしたアオサノリとキュウリを混ぜ、
そこに三杯酢をかけてかき混ぜ、
最後にゴマをチョコッと振りかければ・・・
「アオサノリの三杯酢」の完成です!
そして、この「アオサノリの三杯酢」のおいしさを、
さらに倍増させて楽しむためには・・・
この時期旬の日本酒を合わせていただくこと!・・・なのですが、
今回は旬のお酒ではなく、先月新発売されたばかりの大型定番商品、
「司牡丹・維新の里」(純米酒)を合わせてみました!
今年が「大政奉還150年」、来年が「明治維新150年」という、
全ての日本人にとっての大きな大きな節目であり、
それを記念して発売された商品です。
まずその香りは、純米酒でありながら吟醸酒並みの華やかな芳香を放ち、
純米酒らしいナチュラルな膨らみのある味わいが広がり、
後口は心地良いほど爽やかにキレていきます。
つまり、「香り」「膨らみ」「キレ」という三拍子が見事にそろった、
かつてない純米酒が生まれたということなのです!
原料米も、仕込水も、酵母も、その全てが高知県産の純米酒であり、
その三拍子そろった日本酒としての熱量の高さは、
きっと熱量高い維新の記憶を、
皆さんの遺伝子から呼び覚ましてくれるはずです!
ではいよいよ、「アオサノリの三杯酢」と「維新の里」を、
合わせていただいてみましょう。
まずは「アオサノリの三杯酢」を一口・・・。
ノリの磯の風味が本当に豊かです!
食感も、アオサノリのトロリとした感じと
キュウリのシャキッとした歯ごたえが絶妙で、
味わいも酢の酸味とアオサノリの塩分と醤油の塩辛み、
そして味醂と砂糖の甘みのバランスが、バッチリです!
この料理のポイントは、一番はアオサノリの磯の風味、
次は酢の酸味と塩分と甘みのバランス、
その次がアオサノリとキュウリの食感の違いであるといえるでしょう。
では次に、涼冷え(15℃程度)に冷えた「維新の里」をキュッと・・・。
まず、このお酒の華やかな「香り」が
この料理の「甘味」をやさしく包み、
さらにこのお酒の「膨らみ」が
この料理の「酸味」をやわらかく感じさせ、
そしてこのお酒の「キレ」が
この料理の塩分をなめらかに流してくれます。
全ての味わいを包み込むようにして膨らませ、
後口は爽やかにキレていくという感じでしょうか。
ですから、またこの料理が食べたくなる。
食べたらまたこのお酒が飲みたくなる。
飲んだらまた食べたくなる。
交互にやれば、止まらなくなってしまうおいしさだと言えるでしょう!
春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。
■ 「司牡丹・維新の里」(純米酒)は、コチラをクリック!
http://www.tsukasabotan.co.jp/standard/ishin.html
■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」 司牡丹酒造(株)発行
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