|
メルマガ
「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2014年7月 : 第93回目
皆さん、こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。
ジメジメとうっとうしい梅雨が明けたと思ったら、
今度は連日うだるような暑さが続いています。
皆さん、熱中症には充分注意してください。
そして、こんな暑い日の食材としては、夏野菜がピッタリ。
そこで今回は、絶品夏野菜、ズッキーニをご紹介いたしましょう。
ズッキーニ、といっても「使ったことがない」とか、
「どう料理していいか分からない」という方もいらっしゃるでしょう。
しかしズッキーニの料理法は、実はいたって簡単!
基本は、ナスと同じ使い方をすればいいだけなのです!
そして今回は、最も簡単でおいしい、
「ズッキーニのオリーブオイル炒め」をご紹介させていただきます。
では、まずズッキーニについて、調べてみました。
ズッキーニは、その外見からキュウリの一種と思われがちですが、
ウリ科カボチャ属で、実はカボチャの一種なのだそうです。
キュウリのように蔓にぶら下がるように成るのではなく、
太い主軸から突き出すように実が付くようです。
また、普通のカボチャとは違い、
金糸瓜などと同じペポカボチャの一種で、
実が完全に熟すのを待たず、若いうちに収穫するのだそうです。
種類としては、花丸キュウリのような花付きの幼果のほか、
白いものや黄色いものやピンクのものや、
カボチャのように丸いタイプもあるのだそう。
西洋野菜ですから、イタリア料理やフランス料理には、
ごく一般的に使われている野菜で、
特に南仏料理のラタトゥイユ、
イタリア料理のカポナータなどには欠かせない野菜だそうです。
またウリ科ですから、夏に実を付けますが、
カボチャのように熟すまでは置かず、早めに収穫しますから、
旬は6~8月頃の初夏から夏にかけてになるようです。
次に栄養価や効能ですが、
まず何といってもカリウムを多く含んでいるのが特徴です。
カリウムは、ナトリウム(塩分)を排泄する役割がありますから、
高血圧に効果があるようです。
また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあるようです。
さらにズッキーニには、ベータカロテンやビタミンB類が豊富ですから、
身体の中での代謝を促進し、
アンチエイジングにも貢献してくれるのだそうです。
また、ビタミンCも含んでいますから、
風邪の予防や疲労回復、肌荒れなどにも効果があるのだとか。
一見たいして栄養価もなさそうに見えますが、
意外にもズッキーニは、栄養豊富な夏野菜だったのです。
では早速、「ズッキーニのオリーブオイル炒め」を作ってみましょう。
まずはズッキーニをスライス。
そしてフライパンにたっぷりのオリーブオイルを入れて熱し、
刻んだニンニクを加えます。
もう、この香りだけでヨダレが出そうです!
そしてそこに、ズッキーニのスライスを投入。
歯触りが残るように、焼き過ぎないのがポイント。
ちなみにズッキーニは、ナスと同様に油との相性が大変良いため、
まさにこの「オリーブオイル炒め」は、
シンプルすぎるほどシンプルではありますが、
ズッキーニ本来のおいしさを生かすことのできる調理法なのです!
おっと!味付けの塩を入れるのを忘れてはいけません!
今回は、土佐の天日塩を適量使用しました。
表面にこんがりと焼き色がついてきたら・・・もう出来上がりです!
いかがです?簡単すぎるでしょう?
それでいて、驚くほどおいしいんです。
では早速、いただきます!
ぱくり・・・あ、ちょっと炒めすぎかと心配してましたが、
ズッキーニのシャキッとした食感も残しながらシッカリ火も通っていて、
これはおいしいです!
ニンニクの食欲をソソる風味とオリーブオイルのやさしい風味が、
本当にズッキーニとよく合います。
あっさりしていて、それでいて食べごたえもあって、
ちょっぴり欧風な気分も味わえて、
簡単に作れて、こんなにおいしいなんて・・・
食欲が減退する暑い夏には、特にお薦めしたい味わいですし、
これは夏の定番料理に認定するしかないでしょう!
そして、そんな夏の「ズッキーニのオリーブオイル炒め」のおいしさを、
さらに倍増させていただくには・・・
・・・旬の日本酒を合わせていただくこと!・・・ですよね!
今回は、「司牡丹・本醸造生貯蔵酒」を合わせてみました。
通常の日本酒は加熱殺菌を2回行いますが、
「生貯蔵酒」は生酒のまま零下で貯蔵し、
瓶詰め時に1回だけ加熱殺菌するため、生貯蔵酒と呼ばれるわけです。
1度も加熱殺菌しない「生酒」は風味が変化しやすいため要冷蔵ですが、
「生貯蔵酒」は常温流通・常温保管ができて、
かつ生酒的なフレッシュな風味も堪能できるのです。
特にこの「司牡丹・本醸造生貯蔵酒」は、
ほのかな柑橘類の風味があってフレッシュ感があり、
ソフトで爽やかな口あたりと軽快な喉越しが心地よく、
暑い日などにキーンと『花冷え』(10℃程度)に冷やしていただけば、
最高のおいしさなのです!
では早速、キーンと冷やしたこの酒と、
この料理を合わせていただいてみましょう。
ぱくぱく・・・くいっ・・・あ!これは本当に爽やかです!
気持ちいいくらい爽やかな組み合わせで、
まさに夏にピッタリという感じでしょうか。
そして、この料理のおいしさと、この酒との相性の良さには、
実はちょっとした秘密があるのです!
この料理、「ズッキーニのオリーブオイル炒め」は、
もちろん主役は旬のズッキーニですが、
実は影の主役というか名脇役は、
オリーブオイルなのです。
オリーブオイルの特徴は、以下の4点です。
まず1点目は、他のオイルと違って精製行程を必要としない、
オリーブの果実からそのまま搾られた果汁ですから、
風味が自然のままであるという点です。
次に2点目は、オリーブオイルの成分の75%程度は、
オレイン酸であるという点。
ちなみにオレイン酸は、
人の体内で活性酸素と結びついて過酸化脂質をつくったりしにくいのです。
つまり、不飽和脂肪酸の中でも、最も酸化されにくいということ。
そして、善玉コレステロールを下げることなく、
悪玉コレステロールだけを減らしてくれるのです。
ですから、動脈硬化・高血圧・心疾患などの生活習慣病を
予防・改善してくれるという訳です。
続いて3点目は、
他の食用油はたいていは160℃以上の加熱によって酸化してしまいますが、
オリーブオイルは180℃ほどの加熱でも、時間が極端に長くならない限り、
ほとんど酸化しないという点です。
最後に4点目は、他の油は加熱によって素材の中に浸透しますが、
オリーブオイルは素材の表面にとどまって、
ほとんど浸透しないという点です。
長い話になってしまいすみませんが、
つまりまとめると、オリーブオイルは、
オリーブのナチュラルな風味がそのままで、
酸化・変質しにくいオイルで、
加熱によってもほとんど酸化せず、
さらに加熱しても素材に浸透しにくいため、
素材の風味を生かした料理ができるということなのです。
これらの特徴が見事に生かされて、
この料理のおいしさと、
この酒との相性の良さが現れたという訳なのです。
まず、オリーブオイルのナチュラルで青々しい風味が、
加熱されても酸化されず、この料理の中に残っています。
そして、この風味とよく似た風味が、この酒の中にもあるため、
これらが互いに引き立て合って相性を一層良くしているという訳なのです。
さらにズッキーニの内部に油分が浸透せずに、
ズッキーニ本来の風味が生かされていますから、
料理のおいしさが倍増するという訳です。
さらにさらに、この料理に、この酒の柑橘類のような風味が、
見事なアクセントとなってほのかな酸味を加えますから、
一層相性が良くなるという訳なのです。
料理のおいしさや酒との相性の良さは、
実はこんな風に分析的にも説明ができるものなのです。
春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。
■ 「司牡丹・本醸造生貯蔵酒」は、こちらをクリック!
http://www.tsukasabotan.co.jp/tukasa/teibanGoods/HonJouzou.htm
■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」 司牡丹酒造(株)発行
http://www.tsukasabotan.co.jp/tukasa/info/info.shtml
■ 司牡丹の公式ホームページはこちら。
http://www.tsukasabotan.co.jp
■ 「司牡丹」社員がコッソリ教える、土佐の旬のうまいもの情報のブログはこちら。
http://tosa-no-umaimono.cocolog-nifty.com/blog/
■ 老舗日本酒蔵元「司牡丹」社長が語る裏バナシblog「口は幸せのもと!」はこちら。
http://blog.livedoor.jp/tsukasabotan
▼メールアドレス変更、配信停止は下記からお願いいたします。
メールマガジンのアドレス変更・配信停止はこちら。
merumaga@tsukasabotan.co.jp
|
|
|
|