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「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2014年5月 : 第91回目
皆さん、こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。
さて、先週の5月21日は、暦の二十四節気の「小満」でしたが、
これは、陽気が良くなって万物が次第に成長して天地に満ち始める、
という意味があります。
今回は、そんな「小満」の時期に最もふさわしい、
そら豆を取り上げたいと思います。
そら豆の旬は、地域によって若干異なりますが、
だいたい4月から6月頃の初夏で、
その名の通り、実が空に向かって実る様は、
まさに「小満」のイメージそのものです。
また土佐の高知流の食べ方として、
そら豆をサヤごと豪快に丸焼きにしていただくという方法があります。
魚を焼くみたいに、サヤごとグリルやオーブンで丸焼きにするのです。
日曜市などに出店している、そら豆の生産農家のおばちゃんに、
おいしい食べ方を聞けば、たいてい「そりゃあ丸焼きよね!」
と返ってくるほど、高知県では定番でお薦めの食べ方なのです。
そら豆は、マメ科ソラマメ属で、
ダイズ、ラッカセイ、エンドウマメ、インゲンマメ、ヒヨコマメと共に、
6大食用豆と呼ばれているようです。
チグリスユーフラテスの流域からエジプトで、
4000年以上も前から食用として栽培されていたのだとか。
日本には奈良時代に伝えられたそうです。
そら豆の旬は、4月から6月にかけての初夏の時期ですが、
早いものは、出荷量全国一位の鹿児島県産など、
年末の12月くらいから出荷されているようです。
そして、そら豆の栄養ですが、ナント!
若返りの野菜と言われるほどの美容効果や健康効果が期待できるんだとか!
まず、そら豆に多く含まれるビタミンB2は、
「成長のビタミン」とも言われ、皮膚や毛髪、爪などの成長を促進し、
さらに老化の原因となる体内の過酸化物質をスムーズに分解することで、
肌のシミやシワ、白髪などを予防してくれるのだそう!
また、亜鉛が不足すると、
湿疹やニキビなど、肌荒れの原因になるようなのですが、
そら豆は豆類の中でも特に亜鉛が多く含まれているのだとか!
100g(約20粒)中に2.4mg含まれるそうで、
これだけで1日の摂取適正量の約3分の1が摂れるのだそうです。
そら豆料理で、肌荒れは改善、皮膚のトラブルも解消し、
いつまでも美しいお肌を保つことができるという訳です!
さらにそら豆は、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1、
脂質の代謝に関わるビタミンB2が豊富ですが、
これらビタミンB群は、炭水化物や脂肪分を効率よく代謝し、
体内に蓄積された体脂肪を分解する働きがあるそうで、
つまりダイエット効果が期待できるということ!
さらにさらに!そら豆には利尿効果があり、
体内の滞った水分をスッキリ排出してくれ、
また胃腸の働きを整える、
お酒を分解する、などの効果もあるようですので、
飲みすぎによるムクミや二日酔いの改善にも効果があるというのですから、
ますます嬉しいですよねっ!
そして、まだまだそら豆には、食物繊維、カリウム、鉄分などの
体を健康に保つ栄養素がたくさん含まれており、
便秘解消、コレステロール低下、血糖値上昇の抑制、高血圧予防、
疲労回復、夏バテ予防・・・等々の効果も期待できるのだそう!
これって、モノスゴくないですか!?
特に女性の方には、これからの初夏の時期は、
連日のようにそら豆料理をいただくことをお薦めします!
では早速、そら豆の丸焼きを作ってみましょう。
作り方はいたってカンタン!
魚を焼くグリルなどで、そのまま丸焼きにするだけです。
丸焼きにする前に、サヤの縁にある筋を取ったり、
チョコッと切れ目を入れておけば、
焼いた後に中身を取り出しやすいです。
皮が黒く焦げだしても、心配ご無用。
サヤは食べませんから、両面真っ黒に焦げたくらいが、
中の豆にとっては、ちょうどよいのです。
時々引っくり返したり、位置を変えてたりして、
全部の焼き具合を均一にしましょう。
サヤが黒焦げで、見た目はあまり美味しそうに思えないかもしれませんが、
これで完成です。
あとは、サヤから中身の豆を取り出し、
天日塩をチョンチョンと付けていただくだけです。
サヤから実を取り出す時に熱いですから、
火傷しないように注意してください。
では早速、天日塩をチョンと付けて・・・パクリ・・・もぐもぐ・・・
うん!おいしい!
焼き芋みたいにホックホク!
豆の風味もしっかりあるのに、焼き芋みたいにホクホクした甘みもあり、
おそらく初めて食べた方は、皆さんびっくりするはずです。
私は、そら豆は塩ゆでより丸焼きが断然大好きです。
さらに、この旬の「そら豆の丸焼き」のおいしさを、
倍増させていただくには・・・
この時期旬の日本酒を合わせていただくこと!・・・ですよね。
今回は、夏しか飲めない旬のお酒、
「司牡丹・生鮮酒〈夏〉零下貯蔵生酒」(純米生酒)
を選ばせていただきました。
春先に搾られた純米酒の生酒を、加熱殺菌など一切行わず、
搾りたての鮮度をそのまま封じ込めるため、
マイナス5度以下で零下貯蔵したものです。
フレッシュで爽やか、かつ軽快でなめらかな生酒ならではの風味が、
10℃程度にキーンと冷やしていただくと一層心地よく、
夏の旬の食材のおいしさを倍増させてくれます。
では早速、そら豆をいただいた後に、一口キュッと・・・
う~ん!お・い・し~いっっ!
そら豆や枝豆などは、一般的には塩ゆでにして
ビールと合わせるイメージしかないという方が多いかもしれませんが、
このそら豆の丸焼きは、絶対ビールより日本酒、それも生酒ですっ!
丸焼きにしたそら豆は、
サヤの中で高温で蒸し焼きにされた状態になっています。
塩ゆでだと、そら豆本来の旨み成分がゆで汁に流れ出てしまいますが、
丸焼きにするとその旨みが全部豆の中に残るというわけなのです。
ですから、焼き芋みたいなホクホクの甘みと、
そら豆本来の青青しい旨みがタップリ感じられるのです。
さらに、そこに旬の純米生酒を合わせれば、
この酒の持つフレッシュぴちぴちの旨みが、
そら豆の青青しい旨みとタイプがよく似ていますから、
お互いのおいしさを相乗効果で引き立て合うというわけなのです。
ビールでは、こうはいきません。
初夏の旬のそら豆の丸焼きとキーンと冷やした純米生酒・・・
嬉しい美容効果や健康効果もあって、
何よりメチャクチャおいしい・・・
是非皆さんも、初夏の定番にしてみてください!
春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。
■ 「司牡丹・生鮮酒〈夏〉零下貯蔵生酒」(純米生酒)は、コチラをクリック!
http://www.tsukasabotan.co.jp/tukasa/maborosi/natsu/natsu/natsu.htm
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