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「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2014年3月 : 第89回目
皆さん、こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。
さて、土佐の高知は今年も桜の開花宣言が日本一早く、
既に満開を越えて散りはじめています。
東京は、ちょうど満開を迎えているようですが。
そしてこんな桜の咲く時期に旬を迎え、
いかにも春を感じさせてくれる食材を、
今回はご紹介させていただきます。
その食材とは・・・タラの芽です。
タラの芽は、日本原産の代表的な山菜のひとつで、
ウコギ科の落葉低木、タラの木の若芽です。
タラの木はマッチの軸などに使用されるやわらかい木で、
日本全国の陽当たりの良い山野に自生しています。
そしてタラの芽の旬は短く、地域によって違いますが、
3月末頃から6月上旬頃で、
桜が満開の頃が採集期の目安だそうです。
栄養価としては、特にβ-カロチン、ビタミンC、E、Kが豊富で、
ビタミンB1、B2もわずかに含んでいるようです。
ちなみにビタミンEは、活性酸素から体を守り、老化を防ぐ作用があり、
ビタミンKは、骨の健康維持に欠かせない成分で、
ビタミンB群は、精神的疲労を安定させる効果があるのだとか。
またカリウムを多く含むため、
むくみの改善や高血圧予防に効果があるのだそうです。
さらにタラの芽は、苦味成分のエラトサイドという有効成分を含み、
糖の吸収を抑えて血糖値を下げる作用があり、
糖尿病の予防に有効に働くのだそうです。
その上、エラトサイドには、アルコール吸収抑制作用、肝臓保護作用、
胃粘膜保護作用まであるのだとか!
厚生省では医薬品成分として分類されているのだそうです。
ちなみにタラの木の樹皮や根皮に含まれるエラトサイドには、
甘みを消したり、血糖値を上昇させたりする作用があるようですが、
若芽に含まれているのは、このような障害のない、
別種のエラトサイドですから、安心なのだそうです。
そしてタラの芽の食べ方としては、やはり天ぷらが最高!
カラリと揚がったタラの芽の天ぷらのおいしさは、
まさに山菜の王様と呼ばれるだけある、
春を代表する絶妙な味わいなのです。
では、簡単にタラの芽の天ぷらの作り方を、
以下にご紹介しておきましょう。
まずは天ぷらに使う薄力粉と水と日本酒とボールを、
冷蔵庫でよく冷やしておくとカラリと揚がるようです。
量としては、だいたいタラの芽10本くらいに、
薄力粉100gと水1カップに日本酒30cc程度でしょうか。
次にタラの芽の付け根にある茶色いハカマを取り除き、
サッと水洗いし、よく水気をきっておきます。
大きいものは、熱を通しやすいように茎に十字の切り込みを入れるか、
半分に切っておきます。
続いて、ビニール袋に別の薄力粉(100g程度)を入れ、
その中にタラの芽を入れてよく振り、粉を全体にまぶします。
次に、冷蔵庫でよく冷やした水と日本酒をボールに入れ、
さらに冷やした薄力粉を加えて混ぜます。
ここに粉をまぶしたタラの芽をくぐらせ、衣を付けます。
そして180度程度に熱した油で、サッと揚げます。
揚げるときの泡が小さくなって、揚げ色が付いたら揚げあがり。
網やクッキングペーパーなどに取って油を切り、
いただくときは天然塩を振りかけ、
お好みでレモンなどの柑橘類を搾りかけていただきましょう。
カラリと揚がったタラの芽は、
やはり揚げたてが一番!
タラの若芽の生命力を感じさせる春らしいホロ苦みに、
天然塩の辛みと柑橘類の酸味が加わり、
まさに大自然の春の生命力をいただいているような、絶妙のおいしさは、
タラの芽の天ぷら以外では味わえないと断言してもいいでしょう。
そして、そんなタラの芽のおいしさをさらに倍増させるには・・・
そうです!旬の日本酒と合わせていただくことです!
今回は、「司牡丹・生鮮酒〈春〉土州霞酒」(薄にごり純米酒)を、
合わせていただいてみました。
純米酒のしぼりたて新酒に純米大吟醸酒のオリをからませた、
春の爽やかさや芽吹きの生命力を感じさせる、
フレッシュかつフルーティなお酒です。
その春霞のようにうっすらとにごった薄にごり酒は、
まさに春が旬の料理との相性は抜群。
春が旬の食材は、山菜類や貝類や稚魚類など、
生命力にあふれ、その味わいの中に生命力の根源ともいうべき
ほのかな苦みを宿しており、
このお酒の中に潜んでいる心地良いほのかな苦みと、
見事に引き立て合うのです。
中でも、春の山菜の王様であるタラの芽の天ぷらは、
その独特のホロ苦さが他では味わえないほどのおいしさで、
このお酒と合わせていただけば、
五感で、全身で、心の中にまで、
春の訪れを感じていただけること請け合いの、
まさに日本の春の最強タッグといえるでしょう!
春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。
■「司牡丹・生鮮酒〈春〉土州霞酒」(薄にごり純米酒)は、コチラをクリック!
http://www.tsukasabotan.co.jp/tukasa/maborosi/kasumisake/kasumisake/kasumisake.htm
■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」 司牡丹酒造(株)発行
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