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「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2013年6月 : 第80回目
皆さん、こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしく食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。
さて、1年で最も昼が長い「夏至」も過ぎ、
いよいよ本格的な夏が始まります。
今回は、そんな盛夏に向かう季節、
スゴイ魚に出会ってしまいましたので、
その魚をご紹介させていただきましょう。
その魚の名前は、「びやびや鰹」と言います。
通常鰹の一本釣りは、鰹の大群に遭ってから30分ほどが勝負であるため、
漁師は全員釣り上げにかかります。
そのため、どれほど鮮度が良い鰹であっても、
活け〆・血抜きされることはなく、
そのまま冷やされ水揚げされ、市場に並びます。
しかし「びやびや鰹」は、
一本釣りされたら即、船上にて活け〆・血抜きされ、
さらに即スラリーアイスで冷蔵保存され、
釣られてから36時間以内にお客様の口に入るものだけに
この名が付けられるという、まさに究極の鮮度を持つ鰹なのです!
価格は通常の鰹の倍以上、
食したい前日に海が荒れて漁がなければ入手は不可能という、
なかなか厄介なシロモノですが、
その衝撃的なほど鮮烈なおいしさは、
鰹にウルサイ土佐人でさえ、
「こんな鰹があったがか!?」と驚くほどだといいます。
ちなみに、釣り上げてからも大変な手間と素早い作業が要求される、
この「びやびや鰹」を扱っているのは、
愛媛県南宇和郡愛南町の愛南漁業協同組合のみ。
他の漁協ではこの対応は不可能であるため、
加寿翁コーポレーション(http://www.kazuoh.com/)さんが契約する
「竹新丸」(船頭は高知県出身・安芸漁協所属・土佐清水市在住)から、
愛南漁協に水揚げされたものを直送してもらっているとのこと。
水揚げ場所は愛媛県ですが、船は高知県の船であり、
鰹を一本釣りする場所も足摺沖であるため、
これは土佐の食材といってもいいのではないでしょうか?
ちなみに加寿翁コーポレーション(http://www.kazuoh.com/)さんは、
高知や大阪や東京で、「土佐料理 司」や
「土佐料理 祢保希(ねぼけ)」を経営されている会社ですので、
これらのお店に行けば「びやびや鰹」は食べられます。
ただし前記の通り、いつでもある訳ではありませんので、
詳しくはお電話などで各店にご確認ください。
ところで鰹の栄養価としては、
全体の4分の1を占めるほど良質なタンパク質が豊富で、
これはホルモンの生成に役立つとされています。
また鰹の血合いには健康増進に役立つビタミンB12、
ナイアシン、鉄、タウリンを豊富に含みます。
特にビタミンB12は、魚肉類では最も多い含有量を誇り、
これは貧血予防や、神経のバランスを保つのに効果があるとされています。
ナイアシンは血行をよくするほか、二日酔いも予防し、
鉄は貧血を予防し、
タウリンには血圧やコレステロールを下げる働きがあります。
さらに鰹には、カルシウムの吸収を促進し
骨粗鬆症を予防するリンやビタミンDも含まれ、
成人病予防に効果のある不飽和脂肪酸(EPAやDHA)も含んでいます。
これほど体を内側から元気にしてくれる効果が多い魚は、
他にないと言っても過言ではないでしょう。
さあ、そんな栄養満点の鰹の中でも究極の「びやびや鰹」のお刺身を、
先日「土佐料理 司 高知本店」さんにて堪能してきましたので、
そのおいしさを以下にご紹介いたしましょう。
もちろん、土佐で鰹のお刺身といえば、それだけでは完成しません。
土佐酒と合わせていただくことで、一層おいしさが倍増し、
お料理として完成するのです!
さらにいまが旬の初鰹の「びやびや鰹」には、
いまが旬の夏の生酒が最適です!
鰹と言えば、超辛口の「船中八策」と決まっていますから、
今回は夏期限定の「船中八策・零下生酒」(超辛口・純米生酒)
を合わせてみました。
毎年4月中旬頃に発売され、今年は既に6月中旬に社内的には完売し、
品切れになっていますが、まだ市場には流通されておりますので、
入手することは可能です。
まず、「びやびや鰹」のお刺身の色艶の素晴らしさに感動!
真っ赤に輝きを放つような艶の良さに、
思わず後光が射すように感じてしまいました!
そして、箸で持ったときのプルンプルンのやわらかさに、またまた感動!
ここまででも、通常の鰹との違いがハッキリと分かります。
そして、その味わいは・・・
え・・・?何?コレ?!・・・これが鰹?!
一言で言えば鮮烈!
やわらかで旨みが凝縮していて、口中で溶けていくようなおいしさ!
それでいて後口はスッキリと爽やか!
これは通常の鰹とは全く次元が違う!
それはまるで、牛ヒレ肉の最高級シャトーブリアンの魚版です!
そこに「船中八策・零下生酒」をキュッと・・・。
あああぁぁぁ・・・!し・あ・わ・せ!
このお酒の爽やかな旨みと後口のキレが、
この鰹の味わいのパターンとソックリで、
お料理とお酒がお互いに寄り添うように口中のおいしさを膨らませ、
後口は潔いほど爽やかにキレていき、
思わずその消えていく味わいを追いかけていきたくなるほどです!
・・・口福の極みとは、こういうことを言うのではないでしょうか。
この組み合わせの至高のおいしさは、
全人類が一生に一度は絶対に体験しておくべきだと思いました!
春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。
■「びやびや鰹」については、加寿翁コーポレーション (http://www.kazuoh.com/) まで。
■「船中八策・零下生酒」(超辛口・純米生酒)は、コチラをクリック!
http://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=548
■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」 司牡丹酒造(株)発行
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