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「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2012年3月 : 第65回目



皆さん、こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。


さて春分の日も過ぎ、高知市の桜の開花は3月21日と、
今年も全国トップだったようです。
司牡丹の町・佐川町は「日本桜名所100選」に入る桜名所ですが、
高知市より標高の高い盆地ですので、
桜はまだツボミの状態で、見頃は4月初旬頃でしょうか?


さて、今回取り上げる早春の旬の食材は・・・
まさにそんな桜の季節にピッタリの、桜鯛です!
桜鯛とは、産卵を控えた鯛のこと。
地上で桜の花が咲くのとほぼ同じ頃、
産卵を控えた鯛が体を美しい桜色に染めるようになることから、
こう呼ばれるようになったようです。
この桜鯛こそが、魚の王様といわれる鯛の、
最もおいしい旬に当たります。
冬の冷たい海を越え、引き締まった身にギュッと旨みを封じ込め、
さらに産卵に備え、体の中に栄養をタップリとため込んだおいしさは、
まさに「King of Kings」と言えるでしょう!


ちなみに鯛の栄養価としては、
まず脂質が少ないわりに旨みのある魚で、
グルタミン酸をはじめとするアミノ酸がバランスよく含まれています。
さらに、タンパク質、ビタミンB1が多く含まれ、
他にもタウリン、ナイアシン、ビタミンB2、カリウムや、
青魚でないのにEPA、DHAなども豊富に含まれています。
つまり、高タンパクで低脂肪で、栄養価の高いヘルシーな食材なのです!
さすがは魚の王様だと言えるでしょう。


ビタミンB1は食欲増進効果、タウリンは疲労緩和、
ナイアシンは血行を良くし、悪玉コレステロールを減らし、
善玉コレステロールを増やす作用があります。
また、胃腸の働きを良くするため、二日酔いにも効果ありだそう。
ビタミンB2は、動脈硬化や脳卒中などの生活習慣病の予防に効果あり。
EPAやDHAは、血中コレステロールや中性脂肪を低下させる作用があり、
高血圧や動脈硬化予防、抗ガン作用など、多くの有効な作用があります。
また、脂質が少なくタンパク質を多く含むということは、
消化吸収が良いということで、
高齢者向けや離乳食にも最適だそうです。


しかし、桜鯛となると、家庭料理ではなかなか難しいので、
「土佐料理 司 高知本店」(http://www.kazuoh.com/honten/)さんにて、
今回はいただいてきました。
こちらのお店ではいまの時期、高知県南端の宿毛(すくも)湾から、
何とその日の朝獲れピチピチの天然桜鯛を直送してもらっているのだとか!
「天然桜鯛の松皮造り」や、
「桜鯛骨蒸し」などが絶品です!


特に「桜鯛骨蒸し」は料理長自慢の逸品で、
今回は出し汁に「金凰司牡丹」(本醸造酒)をたっぷり使い、
タケノコとワカメ、春野菜や山菜などと一緒に、
炊き合わせにしていただきました。
桜鯛の身や骨から沁み出した旨み、
タケノコとワカメのゴールデンコンビの旨み、
春野菜や山菜の旨み、
そして料理酒として使われた司牡丹の旨みなどが、
どれもがシャシャリ出ることなく、
見事なバランスの薄味で、絶妙にまとまって、
あぁ、これぞ日本料理の真髄といえるような、幸せの味わい!


そして、この旬の「桜鯛の骨蒸し」のおいしさを、
さらに倍増させる秘訣は・・・
この時期旬の日本酒と合わせていただくこと!
今回は、「坂竜飛騰(ばんりゅうひとう)」(本醸造酒)というお酒を、
涼冷え(15℃程度)で、ワイングラスに注いで合わせてみました。


ちなみに「坂竜飛騰」とは、歴史の波の中に飛び立っていく、
坂本龍馬さんの姿を表した言葉。
本来は「蟠竜飛騰(ばんりゅうひとう)」という言葉があり、
これは天に昇る前、地上にうずくまって力を蓄えていた竜(蟠竜)が、
天に向かって飛び立っていくという意味です。
「坂竜飛騰」は、「蟠」の音を坂本の「坂」にかけた
見事な修辞になっているのです。


そして、そんな龍馬さんを表現した「坂竜飛騰」を冠したこの酒は、
やわらかで心地よい旨みが口中で膨らみ、
後口は清々しく切れる淡麗辛口。
まさに土佐の地域から全国に飛騰し、
「竜」となった龍馬さんを彷彿とさせる味わいです。
その価格(1800ml:1900円・720ml:980円)からすると驚きのおいしさは、
「このおいしさでこの値段で出していいの?」といったファンの声が、
あちこちから寄せられているほどなのです!


また、今年は「坂本龍馬脱藩150年」の年に当たり、
龍馬さんが脱藩したのは文久2年(1862年)3月24日で、
「花見に行く」と言って家を出たそうですから、
今年の春は、「龍馬脱藩150年」を記念してこの酒を堪能すれば、
きっとあなたの「飛騰」も、
この酒と龍馬さんが応援してくれることでしょう!


では早速、この酒と「桜鯛の骨蒸し」を合わせて、
いただいてみましょう。
・・・うん、これはおいしいです!
この酒も料理も、香りや味の構成成分すべてが、
どれひとつシャシャリ出ることなく、
絶妙なバランスで見事に融合していき、
お互いのおいしさを引き立て合うといったイメージでしょうか。
特にこの酒と出し汁との相性は最高で、
交互にやると止まらなくなってしまいそうなほど、
幸せのおいしさです!


春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。


■「坂竜飛騰」(本醸造酒)は、こちらをクリック!
  http://www.tsukasabotan.co.jp/tukasa/banRyuuHitou/banRyuuHitou/banRyuuHitou.htm

■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」  司牡丹酒造(株)発行       

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