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「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2011年7月 : 第57回目
皆さん、こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。
さて7月も末となり、
ウダルような暑い日が続いたり、かと思うと意外に涼しかったりと、
今年の高知はハッキリしない夏ですが、
皆様いかがお過ごしでしょう?
あらためまして、暑中お見舞い申し上げます。
さて今回は、夏にピッタリの珍味中の珍味、
「茄子のうるか煮」をご紹介いたしましょう。
ちなみに「うるか」とは、鮎の内臓の塩辛のことです。
高知は、日本最後の清流四万十川や、
日本一水がきれいだといわれる仁淀川(によどがわ)など、
たくさんの清流に恵まれているため、
この時期、鮎がたくさん捕れます。
また、キュウリと並ぶ夏野菜の主役の茄子は、
高知県が生産量日本一なのだそうです。
そんなところから、「茄子のうるか煮」なんていう変わった料理が、
昔から食べられているのでしょうが、
この茄子とうるかが、相性のいいことといったらないんです!
作り方も、チョー簡単ですから、
是非皆さんもチャレンジしてみてください。
またこの料理、なんと栄養的にも抜群の組み合わせなのです!
その理由は少し長くなりますが、以下にご紹介しておきましょう。
昔は、栄養的にはあまり期待できないといわれていた茄子ですが、
近年は病気予防に優れた野菜だといわれているのだそう。
茄子の皮に大量に含まれるナスニンは、
アントシアニン系の色素のひとつの抗酸化成分であり、
この成分に優れたガンの抑制効果があるらしいのです。
ちなみに農水省食品総合研究所の実験によりますと、
発ガン物質に対する抑制効果は80%以上だったのだそう。
しかも、野菜の中で80%を超えるのは茄子だけだったのだとか。
さらに茄子には、コリンという水溶性ビタミンも含まれており、
血圧を下げる、コレステロール値を抑える、動脈硬化を防ぐ、
肝機能を高めるなどの働きがあり、
結果的に生活習慣病を予防するのだそうです。
その上、茄子は体を冷やす効果も大変高いらしいので、
まさに暑い夏にピッタリの食材であるといえるでしょう。
続いては鮎の栄養価について。
まずは当然カルシウムが豊富ですから、
骨や歯の強化や精神安定にも効果があります。
その他、ビタミンAやビタミンB12なども大変豊富です。
特に内臓には、ビタミンAがさらに豊富なのだそう。
ビタミンAは、目の神経伝達物質となるほか、
活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの
生活習慣病から守ってくれるのだそう。
さらにビタミンAは、免疫力を高め、
ガンの予防にも効果があると言われているのだとか。
つまり、茄子とうるかを合わせて使うということは、
生活習慣病予防とガン予防の両方に効果がある、
最強タッグと言えるでしょう!
あ、もひとつ追加。
鮎の内臓に豊富なビタミン類は、
夏場には汗と共に体内から失われやすくなるそうですから、
暑い夏場に鮎の内蔵をいただくというのは、
大変理にかなっているのだそうです。
能書きはこのへんにして、
では早速「茄子のうるか煮」を作ってみましょう。
ちなみにうるかは、四万十生産有限会社の「風伝の鮎にがうるか」
(http://www.unicomhouse.com/410/ayu_uruka.html )を購入しました。
フタを開けてみると・・・うわっ!香りがキョーレツ!
確かに鮎の内臓っぽい匂いがします。・・・当たり前か。
さて、まずは茄子を輪切りにし、水につけてアク抜きをします。
次によく水を切った茄子と、
適量のうるかと適量の味醂を鍋に入れて炊きます。
以上!
これは簡単でしょう!
うるかは旨みたっぷりでダシがよく出るので、
調味料は味醂だけで充分なのです。
さて、この「茄子のうるか煮」のおいしさを
さらに倍増させてくれる旬の酒は・・・
「司牡丹・本醸造生貯蔵酒」!
搾られたばかりの本醸造の生酒を、
加熱処理を加えずそのまま零下で貯蔵し、
出荷の際の瓶詰め時に一度だけ加熱したものが
この生貯蔵酒ですから、
爽やかな生の風味が残る、
冷やしておいしいお酒なのです。
では早速、この2つを合わせていただいてみましょう。
まずは「茄子のうるか煮」を一口・・・。
うわ、これはこれは!
なかなかの珍味です。
うるかはほんの少ししか入れてなかったのですが、
かなり香りも味わいもうるか風味!
でもこのくらいなら、うるかが苦手な方でも大丈夫でしょう。
茄子のキュッとした食感に、
うるか独特の苦み、旨み、辛み、風味などが加わり、
まさに珍味中の珍味という味わい!
これに対抗できるのは、もはや日本酒しかありません!
さあ、ここに「司牡丹・本醸造生貯蔵酒」をクイッと。
・・・淡麗辛口のこの酒が、うるかの苦み、旨み、辛みなどを、
爽やかに洗い流してくれます。
酒の味わいの中にも、ほのかな苦みがありますが、
「うるか煮」の苦みの方が上回るため、
酒の甘みが強調されて、辛口が甘口に感じるこの不思議体験!
とにかくこの組み合わせ、交互にやると箸も杯も止まらなくなる、
まさにこれまた最強タッグといえるでしょう!
春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。
■「司牡丹・本醸造生貯蔵酒」はこちらをクリック!
http://www.tsukasabotan.co.jp/tukasa/teibanGoods/HonJouzou.htm
■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」 司牡丹酒造(株)発行
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