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メルマガ
「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2011年5月 : 第55回目




皆さん、こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。


さて5月も末となり、早くも台風が襲来し、
また早くも高知県は梅雨入りし、
ここのところ雨天続きです。
そんな梅雨の時期になると、
私にはどうしても食べたくなる旬の食べ物があります。
それは、雨粒のような形の・・・
ラッキョウです!


高知県は長い海岸線に恵まれているため、
実はラッキョウ栽培が盛んな土地。
作付面積・収穫量は黒潮町がトップで、
香南市、土佐清水市、室戸市などでも栽培されています。
ラッキョウの植え付けは、炎天下の8月に始まり、
10月には紫色の花が群がって咲くのだとか。
収穫は翌年の5月初旬から7月上旬までで、
気候条件に恵まれた高知のラッキョウは早いところでは4月末からと、
日本一早く出荷されるのです。


ちなみに先日5月26日の高知新聞朝刊に
「ラッキョウ活況〈県内市場〉」、「黒潮町の農家大忙し」
という記事が掲載されていましたが、
これは全国的に作柄が落ちたことと、
ガリバー的存在の鳥取の出荷が
例年より1週間ほど遅れたことが原因だったようです。
現在は鳥取の出荷も始まり、市場は落ち着いているようですが。


次にラッキョウの栄養価や効能についてですが、
昔から「畑の薬」と呼ばれているほど栄養価に優れ
薬用として広く利用されてきたラッキョウには、
殺菌効果、利尿、発汗、整腸作用があるとされています。
ラッキョウ特有の香りの正体は硫化アリルという薬効成分で、
殺菌効果や血液をサラサラにしてくれる効果だけでなく、
ビタミンB1の吸収も助けてくれるため、
疲労回復やスタミナアップ、
さらに夏バテ防止にも効果があるのだとか。
さらにラッキョウには、抗酸化作用や保湿作用、発ガン抑制効果、
抗アレルギー効果などもあり、
花粉症やアレルギーの症状を抑えてくれる効能もあるのだそう。
あの地味で小さなラッキョウに、これほど優れた効能があったとは、
結構意外なのではないでしょうか。


ところでラッキョウといえば、普通は甘酢漬けが一般的ですが、
今回はそれを漬け込んでいる時間もないので、
生ラッキョウを使った簡単料理をご紹介しましょう。
その名も、「生ラッキョウの土佐和え」!
まずは水洗いした生ラッキョウを千切りにします。
これをボールに入れ、タップリの鰹節を振りかけ、
醤油を適量かけて混ぜ合わせれば、早くも完成です!


鰹節はビタミンB1も多く含んでおり、
ラッキョウに含まれる硫化アリルは
ビタミンB1の吸収を助けてくれるので、
この料理は美味しさだけでなく栄養面でも利に叶っています。
つまり「生ラッキョウの土佐和え」は、
疲労回復や夏バテ防止に効果的な、
この時期にピッタリの料理なのです!


そして、この今が旬の「生ラッキョウの土佐和え」のおいしさを、
さらに倍増させるには・・・
そうです!今が旬の日本酒を合わせていただくこと!
「司牡丹・生鮮酒〈夏〉零下貯蔵生酒」(純米生酒)はいかがでしょう。
春先に搾られた純米酒の生酒を、
フレッシュな風味をそのまま封じ込めるため、
マイナス5℃以下で零下貯蔵した、
とても爽やかな、夏の旬のお酒です。


では早速、この両者を合わせていただいてみましょう。
まずは「生ラッキョウの土佐和え」を一口・・・。
シャキシャキ感が心地好く、
ラッキョウの風味と鰹節の旨みと醤油の塩辛さが融け合って、
これはなかなか予想以上においしいです。
ここに「零下貯蔵生酒」をキュッと・・・。
口中に残るラッキョウの風味と鰹節の旨みと醤油の塩分を、
一瞬見事に融合させてフワリと膨らませ、
その後の後口は、爽やかに透明に、サラリと切ってくれます!
すると、またラッキョウが食べたくなる。
ラッキョウを食べたら、またこの酒が飲みたくなる。
飲んだらまたラッキョウが食べたくなる・・・。
これは、交互にやれば止まらなくなる危険な組み合わせです!


ちなみにこの料理、大変簡単にできる割には、
酒の肴に最適の食感もあり、
さらに独特のクセと旨みと塩分が見事に三拍子揃っている、
実はハイレベルな酒肴であるといえるでしょう。
是非皆さんも、トライしてみてください!


春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。


■ 「司牡丹・生鮮酒〈夏〉零下貯蔵生酒」(純米生酒)はこちらをクリック!
http://www.tsukasabotan.co.jp/tukasa/maborosi/natsu/natsu/natsu.htm


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