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「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2009年3月 : 第29回目




件名:【日本の旬を10倍楽しむ秘訣!】<29>



こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。

あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。

さて、土佐の高知では例年より一足早く桜の花が満開。
早朝や夜はまだ花冷えする日もありますが、
いよいよ春らしい陽気となってきました。
こんな時期には、春の山菜の王様、タケノコが食べたくなります!
何といっても竹に旬と書いて筍(タケノコ)ですから、
まさしく今が旬のタケノコを食べるしかないでしょう!

ちなみに高知でタケノコといえば、
高知市北部の「七ツ渕(ななつぶち)」が有名で、
ブランド化しつつあります。
「七ツ渕筍加工組合」として11人で共同出荷しており、
兵庫や広島など県外の料亭などにも出荷されているようです。

さて、タケノコをおいしくいただくコツは、
まずは何といっても採れたてが一番!
そしてとにかくすぐ茹でること!
もうこの2つだけで、全く味が変わります。
まずは下部の皮を少しむき、
穂先の皮を少し斜めに切り落とし、
縦に包丁目を入れ、皮つきのままたっぷりの水で茹でます。
本当に新鮮なら米糠や米のとぎ汁や赤唐辛子などは不要なのだとか。
採れたてでなければ、
やはりアク抜きに米糠などを使った方がいいようです。
そして強火で約30分
(米糠を使うとふきこぼれやすいので中火で約40分)
茹でたら、茹で汁につけたまま冷まし、
冷めてから皮をむいて切り分けます。
米糠を落とす場合は、流水で手早くがコツです。

タケノコを切り分ける時のコツは、
繊維の方向が均一にならないように、
先の方から回し切りに。
一片一片の口当たり、食感がそれぞれに違って、
よりおいしくいただけます。
下部のかたい部分は小さめに、
先のやわらかい部分は大きめに切るのも、
ちょっとしたコツです。

また、「山のものを食べる時は、海のものと煮よ」と言います。
特にタケノコは、カツオのアラと煮合わせたり、
カツオ節をまぶしたり、
ワカメと合わせたりすると最高においしくいただけます!

タケノコは、中国では古くから腸をなめらかにする食べ物とされ、
消化を促進して腸の働きを良くし、
便秘を改善する作用があります。
栄養成分では食物繊維が豊富。
便秘を解消し、大腸ガンを予防。
コレステロールの吸収を妨げ、糖尿病や肥満を防止。
高血圧を予防するカリウムも多く、
またタンパク質や各種アミノ酸も多く含まれています。
さらに、新陳代謝を活発にしホルモンの生成を促し、
脳を活性化させますから、老化やボケも防止します。
また旬が同じ新ワカメは、
タケノコにはないビタミンやミネラルを多く含むため、
タケノコと新ワカメの組み合わせは、栄養学的にも最高なのです。
是非、若竹煮や若竹汁でどうぞ!

そして、そんな旬のタケノコ料理を、
さらに10倍おいしくしていただくコツは、
春の旬の日本酒と合わせていただくこと!
かすかににごった薄にごりの「霞(かすみ)酒」などが最適です。
タケノコ料理の特徴は、あふれる生命力を凝縮したようなホロ苦さと旨み。
そのホロ苦さと旨みには、
生まれたてフレッシュぴちぴちの「薄にごり酒」の
ほのかな苦みと酸味がバッチリの相性なのです。

司牡丹なら、「司牡丹・生鮮酒〈春〉土州霞酒(どしゅうかすみざけ)」
http://www.tsukasabotan.co.jp/tukasa/maborosi/kasumisake/kasumisake/kasumisake.htm
が好評発売中です。
純米酒のしぼりたての新酒に
純米大吟醸酒のオリ(薄にごりの部分)をからませた、
何ともゼイタクなお酒。
春の訪れを感じさせる優しいフレッシュさと爽やかな後口が、
タケノコ料理のおいしさを、
見事にグンと引き立ててくれます!

春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう!
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう!



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