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「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2009年2月 : 第28回目
件名:【日本の旬を10倍楽しむ秘訣!】<28>
こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。
さて、今年は2月になってから暖かい日が多いですが、
まだまだ時々寒くなったりしますので、
風邪などひかないように注意したいものです。
そして、この時期になると四万十川の河原では、
天然の青ノリを干す風景がよく見られ、
新ノリが出回りはじめます。
四万十川の青ノリは、ここ4年ほど大変な不漁続きで、
市場でも手に入り難くなっていました。
しかし今年は4年ぶりの豊漁で、
四万十川下流の河原では、青ノリを乾燥させる風景が、
毎日たくさん目につくようになっているようです。
ちなみに、四万十川河口付近で採れるノリには、
今回ご紹介しております青ノリ(スジアオノリの一種)と、
アオサノリ(ヒトエグサ)の2種類があります。
どちらも海水と川の水が混じり合う汽水域だけで育ち、
どちらのノリも、透明度が高く、
太陽の光が届く川底でなければ育ち難いそうです。
アオサノリは鮮やかな緑色で、
形状は平べったく乾燥ワカメのような感じで、
ノリの佃煮などの原料になります。
一方青ノリは濃青緑色で、
スジアオノリの名の通り、細長い筋状のノリです。
特に四万十川産は風味が素晴らしく、口溶けも最高で、
最高級品として取引されています。
食用となる上質の青ノリは、
様々な自然の条件がバランス良く維持されている
清流でしか生育しないことから、
四万十川の天然青ノリは、
まさに最高級ブランドとなっているのです。
青ノリは、塩分が比較的低い汽水域に自生しており、
冬の一番寒い時期に川底から丹念に採取され、
河川敷に縄を張って天日干しにされます。
この乾燥過程も重要で、
南国土佐の太陽と、
清流四万十川の上流から吹き下ろす寒風によって、
香りや旨みが深まると言われているのです。
この青ノリ漁や干場の風景は、
郷愁を誘う四万十の冬の風物詩となっています。
栄養成分としては100gあたり、
エネルギー:150kcal、
タンパク質:18.1g、脂質:0.3g、炭水化物:56g、
ナトリウム:3400mg、カルシウム:720mg、鉄:74.8mg、
ビタミンA:2900ug、ビタミンB12:31.8ug、
といったところ。
カルシウムは牛乳の約7倍、
ビタミンAはニンジンの約3倍に匹敵するといいますから、
これはスゴイです!
また青ノリ特有の磯の香りの成分は、
紅藻(浅草ノリなど)や褐藻(ワカメや昆布など)より
数十倍多く含まれており、
植物性食品としては珍しい「赤いビタミン」と呼ばる
ビタミンB12も豊富に含まれています。
さて、そんな四万十川の青ノリは、
まずは軽く火に炙るか、
フライパンなどでカラ煎りし、そのままいただくか、
お好みで醤油やポン酢などを少しつけていただきましょう。
また、天ぷらにしても最高に美味しいですし、
汁物や鍋物や、雑炊に入れても絶品です。
今回はやはり、
青ノリそのもののナチュラルな美味しさを味わいたいので、
軽く火に炙って、そのままいただいてみましょう。
炙ることで独特の磯の風味がグッと引き立ち、
口に含むとワサッとした食感が口中をくすぐり、
青ノリの芳ばしい旨みと風味が膨らみ、
心地よくたなびいていきます。
これはもう、日本酒を合わせる以外ないでしょう!
と、いうことで今回は、
フレッシュぴちぴち圧倒的鮮度の、
「司牡丹しぼりたて新酒」(本醸造新酒)を
合わせていただいてみましょう。
軽く炙った四万十川の青ノリをいただいた後、
この「司牡丹しぼりたて新酒」を一口含めば、
芳ばしい磯の風味が、一瞬ふわりと口中に立ち戻り、
たなびいていた青ノリの旨みが、
この酒のフレッシュな旨みとともに、
心地よいほど爽やかに、
まるで清流のようにサラサラと流れてゆき、
沈下橋から四万十川に飛び込んだような映像が、
心の中に映し出されます。
あぁ、これぞニッポンの早春の悦楽!
春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう。
■「四万十川の青ノリ」はこちら。
http://www.shimanto-nori.com/
■ 「司牡丹しぼりたて新酒」(本醸造新酒)はこちら。
http://www.tsukasabotan.co.jp/tukasa/teibanGoods/HonJouzou.htm
■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」 司牡丹酒造(株)発行
■ 司牡丹の公式ホームページはこちら。
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■ 「司牡丹」社員がコッソリ教える、土佐の旬のうまいもの情報のブログはこちら。
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■ 老舗日本酒蔵元「司牡丹」社長が語る裏バナシblog「口は幸せのもと!」はこちら。
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