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「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2008年2月 : 第15回目
件名:【日本の旬を10倍楽しむ秘訣!】<15>
こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをマズくして食べたいですか?】
そんな人がいるワケない?・・・でも、本当にそうでしょうか?
もしかしたらあなたも、知らず知らずのうちに、
おいしいものをマズくして食べているかもしれないのです!
このメルマガは、せっかくの日本の旬の本当においしいものを、
マズくして食べるようなことのないように、
一層おいしくして楽しむ秘訣を、月2回程度のペースでお届けいたします。
さて、まもなく2月3日、「節分」ですね。
二十四節気の「立春」の前日であるこの日に、
明日からいい春になりますようにと、
除災招福の豆まきをするというのが日本の伝統行事です。
私も子供の頃は、よく「節分」に豆まきをした記憶があります。
「鬼は外、福は内」と家の外や中に元気よく豆をまき、
その後は年の数だけ豆をいただいたものです。
また、チリ紙で豆を包んでそれで全身をさすって、1年の健康を祈願し、
その中の豆を近所の四つ角に捨てに行ったりもしました。
帰りは決して振り返ってはいけないと両親から言われ、
泣きそうになりながら夜道を走って帰ったことなど、
懐かしく思い出されます。
そして、高知県では「節分」の晩によくいただく伝統食が、
「お煮しめ」です。
なぜ「節分」に「お煮しめ」なのかはよく分かりませんが、
私は「おにしめ」=「鬼(を)締め(出す)」なのではないかと、
勝手に思っておりますが、いかがでしょうか?
実際のところ「お煮しめ」は、
野菜などを鍋に入れて一緒に煮しめていくことから、
家族みんなが仲良く一緒になるという意味があるようです。
そんなことから、
「節分」に「お煮しめ」をいただくようになったのでしょう。
また、いろいろな野菜をそれぞれ飾り切りにしたりしますが、
それぞれの形は「いわれ」があるのだそうです。
詳しくはよく知りませんが、
このあたりを調べてみると、面白いかもしれませんね。
「お煮しめ」は、最近では「昔の料理でおいしくない」とか、
「作るのが面倒」だとか、「子供が嫌う」とか言われて、
あまり作られていないようですが、
なかなかどうして、作ってみると意外と簡単で、
しかも野菜本来の旨みがタップリで、
とてもおいしいお料理なのです。
では、ザックリと作り方の一例をご紹介しておきましょう。
〈材料〉
里芋 レンコン ニンジン 干しシイタケ コンニャク 絹さや
水(750ml) カツオ昆布だし(500ml) ゴマ油:適量 醤油:大さじ4杯(+α)
日本酒:大さじ3杯 砂糖:大さじ2杯 塩:大さじ2分の1杯 みりん:30ml
〈作り方〉
(1)里芋は六方にむいて、固めにゆでて、水に上げる。
(2)レンコンは皮をむいて花型に切り、ニンジンは梅型に抜き、
それぞれ下ゆでしてアク抜きする。
(3)干しシイタケは水でもどし、亀甲型に切る。
絹さやは筋を取ってゆでる。
(4)コンニャクは薄く切り、真ん中に切れ目を入れて、
片側を切れ目に入れて引っ張り出して
手綱(コンニャクの結び目ができる感じ)にし、
熱湯でゆでる。
(5)鍋にゴマ油を適量入れて、
里芋、レンコン、ニンジン、シイタケをサッと炒める。
(6)野菜に油が行き渡ったら、水を入れて約20分ほど煮る。
(7)野菜が柔らかくなったら、コンニャクを入れ、
カツオ昆布だしを入れる。
(8)醤油を大さじ4杯入れる。
(9)日本酒、砂糖、塩、みりんを入れて、味をみて、
さらにお好みで醤油を加えて味を調整する。
(10)アルミホイル等で落とし蓋をして、中火で約1時間煮込む。
(11)絹さやを加えてサッと火を通したら完成。
野菜をいろんな形に切ったりするのを、
家族で楽しみながらできれば、
本当に簡単で、見た目も美しく、
しかもおいしく仕上がりますので、
是非お試しください。
さて、さらにこの野菜の旨みと
栄養タップリの「お煮しめ」のおいしさを、
さらに倍増させる方法があるのです!
それは日本酒を合わせていただくこと!
では、どんな日本酒がピッタリかというと、
お米の旨みがしっかりあって、
かつ糖分が少ない、後口のキレがよい、
純米酒の辛口がおススメでしょう。
ちなみに日本酒で、「鬼ころし」というのをご存じですか?
実はこれは「銘柄」の固有名詞ではなく、
超辛口の日本酒の異名なのです。
あまりの辛さに鬼も逃げ出すということから、
超辛口の日本酒を「鬼ころし」と呼ぶようになったようです。
これは、まさに「節分」にピッタリでしょう!
「お煮しめ」に合わせるんでしたら、例えば「司牡丹」なら、
超辛口・特別純米酒「自由は土佐の山間より」などはいかがでしょう。
http://www.tsukasabotan.co.jp/tukasa/teibanGoods/Junmai.htm
「お煮しめ」の野菜の旨みをグッと引き立てて、
口中いっぱいに心地よく膨らませてくれ、
後口は爽やかにサラリとキレ、
ついついまた一口と、箸が進むことでしょう。
今年の「節分」に、「お煮しめ」と「超辛口」をいただけば、
1年の家内安全、家運向上、除災招福が、
きっと叶えられることでしょう!
春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、わざわざマズくして食べることなく、
より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう!
■ 「節分」の「お煮しめ」に最適な超辛口「自由は土佐の山間より」はこちら。
http://www.tsukasabotan.co.jp/tukasa/teibanGoods/Junmai.htm
■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」 司牡丹酒造(株)発行
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http://www.tsukasabotan.co.jp
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http://tosa-no-umaimono.cocolog-nifty.com/blog/
■ 老舗日本酒蔵元「司牡丹」社長が語る裏バナシblog「口は幸せのもと!」はこちら。
http://blog.livedoor.jp/tsukasabotan
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