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「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2007年10月 : 第9回目
件名: 【日本の旬を10倍楽しむ秘訣!】 <9>
こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。
あなたは【おいしいものをマズくして食べたいですか?】
そんな人がいるワケない?・・・でも、本当にそうでしょうか?
もしかしたらあなたも、知らず知らずのうちに、
おいしいものをマズくして食べているかもしれないのです!
このメルマガは、せっかくの日本の旬の本当においしいものを、
マズくして食べるようなことのないように、
一層おいしくして楽しむ秘訣を、月2回程度のペースでお届けいたします。
さて、いよいよ涼しくなって、
おいしいもの満載の秋も深まってまいりました!
そこで今回は、この時季にしか口にすることができない、
土佐の高知独特の秋のタケノコ、
「四方竹(しほうちく)」をご紹介いたしましょう。
四方竹は、高知県南国市白木谷が発祥の地と言われている、
高知県ならではの珍しいタケノコ。
切り口が四角いため、この名があります。
シャキッとした心地良い歯ごたえとほのかな苦みが特徴で、
春のタケノコよりも小さくて細長く、
また味が染み込みやすいため、
地元では数少ない秋の山菜として、
古くから重宝されていたようです。
しかし、鮮度維持やゆで方などが難しく、
かつては地域外にはほとんど出回らない、
幻のタケノコだったのだそう。
そのままだと皮が固くて下ごしらえが大変で、
しかも生のままだと大変痛みやすく、
皮をはいだ途端に変色が始まるほどなのです。
そのため、遠方などに送ることは、
以前は不可能とされていたのです。
それが、ある農家が皮ごとゆでる方法を発見。
その後試行錯誤を繰り返し、
10年ほど前からそれぞれの農家が、
専用のステンレス製の釜でゆでているのだとか。
採れたてを即ゆで、ゆであがってから皮をむき、
美しい緑色をした四方竹を、
クール便にて全国へ出荷しているのです。
今や年間出荷量4万~4万4千キロのうち、
4割近くを首都圏に出荷するまでに成長!
東京のデパートなどでは、出荷額の2倍以上の売値がつき、
色合いや食感、味わいともに大変評価され、
高級食材として人気上昇中なのです!
尚、栄養価としては、食物繊維が大変豊富ですから、
整腸作用があります。
ついつい食べ過ぎてしまう食欲の秋には、まさにピッタリ!
さらにカリウムも多く含まれていますから、
高血圧予防にも役立ちます。
ゆでて皮をむいたものが届きますから、
お料理も大変簡単。
「天ぷら」や「サラダ」、
「炒めもの」や「煮物」などに重宝します。
また、鶏肉とは特に相性が良いようですから、
鶏肉と一緒に炒めたり煮込んだりしても、
大変美味しいです。
ではここで、ひとつだけ、
その珍しい形を活かしたお料理をご紹介いたしましょう。
その名も「四方竹のポン切り煮」。
材料と作り方は以下の通りです。
●材料(4人前)
四方竹のポン切り
(根元を中心にポンポンと輪切りしたもの)・・500g
鶏肉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100g
けずり節・・・・・・・・・・・・・・・・・適宜
油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ2
砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
醤油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ3
塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々
●作り方
①鶏肉は1口くらいに切り、
鍋を熱くして油を入れ、炒める。
②煮出し汁に①の鶏肉と四方竹のポン切りを加え、
砂糖・醤油・塩で味をととのえ、煮る。
③20分ほど煮つめ、器に盛って完成。
(出典:四方竹のパンフレットより)
ちなみに、この幻のタケノコ、四方竹は、
高知県園芸連特産事業部特産販売課
(TEL:088-837-6304 FAX:088-837-6325)
にて注文できます。
また、JA南国市直販所「風の市」
(http://www.chushi.maff.go.jp/chisanchisyo/iti/kochi/nangoku3/nangoku.htm)
でも、お店やネットで購入できるようです。
10月初旬から11月初旬くらいまでしか手に入りませんので、
ご希望の方はお早めに。
さて、この「四方竹のポン切り煮」等の
四方竹料理のおいしさを、さらに倍増させたいなら、
合わせるお酒は日本酒しかありません!
秋しか飲めない旬の酒、
「司牡丹・生鮮酒<秋>ひやおろし」(純米酒)
の常温などがピッタリでしょう!
鶏肉の旨みとカツオ節の旨み、
醤油の味わいなどがタップリと染み込んだ四方竹は、
シャキッとした歯ごたえとともに、
この時季ならではの抜群のおいしさ!
さらに「ひやおろし」を一口いただけば、
その旨みが口中いっぱいに膨らみ、
おいしさが見事に倍増するのです!
春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、わざわざマズくして食べることなく、
より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう!
■ 「四方竹」料理に最適な日本酒、「司牡丹・生鮮酒<秋>ひやおろし」(純米酒)はこちら。
http://www.tsukasabotan.co.jp/tukasa/maborosi/hiyaorosi/hiyaorosi.htm
■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」 司牡丹酒造(株)発行
■ 司牡丹の公式ホームページはこちら。
http://www.tsukasabotan.co.jp
■ 「司牡丹」社員がコッソリ教える、土佐の旬のうまいもの情報のブログはこちら。
http://tosa-no-umaimono.cocolog-nifty.com/blog/
■ 老舗日本酒蔵元「司牡丹」社長が語る裏バナシblog「口は幸せのもと!」はこちら。
http://blog.livedoor.jp/tsukasabotan
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