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「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2009年4月 : 第30回目




件名:【日本の旬を10倍楽しむ秘訣!】<30>



こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。

あなたは【おいしいものをさらにおいしくして食べたい!】
と思いませんか?
このメルマガは、日本の旬の本当においしいものをご紹介し、
さらに一層おいしくして楽しむ秘訣も併せて、
月1回程度のペースでお届けいたしております。

さて、温かい雨に穀類の芽が伸びてくるという「穀雨」も過ぎ、
まもなくゴールデンウィーク。
高速料金も下がりましたし、是非土佐の高知に、
沢山の方々にお越しいただきたいものです。

高知県は、一般に海のイメージが強いですが、
実は県土の84%を急峻な山々が占める、
林野率全国第1位という豊かな山の国でもあります。
ですからこの時期の高知の山々は、山菜採りの人々でにぎわいます。
そんな高知県の山菜の中で、他県ではほとんど食べられないのに、
高知ではスーパーの店頭に並ぶこともあるほど馴染み深い山菜が、
イタドリ(虎杖)です。

イタドリはタデ科の多年草で、春先に紅紫色の芽を出します。
若い茎の部分は甘酸っぱく、幼苗は虎模様の斑点があり、
竹のように中は空洞で、多数の節がある杖のような形状であるため、
「虎杖」で「イタドリ」と読むようになったようです。

この時期、ちょっと山の方に入ればあちこちにはえてますので、
私が子供の頃は、塩を持って山へ遊びに行き、
イタドリを折っては皮をむき、塩をふってそのまま、
オヤツ代わりに食べていました。
独特の酸味とシャキッとした食感と水分が心地好く、
美味しかった記憶がありますが、
実はこの酸味の正体はシュウ酸だそうで、
これは体内でカルシウムと結び付き排出させる働きがあり、
カルシウム不足の原因にもなるため、
生では食べ過ぎは禁物とのこと。
子供時代に散々食べまくってますので、
今頃知っても遅いのですが・・・。

そんなイタドリですから、
通常はこの酸味を抜いていただきますので、ご心配なく。
ゴールデンウィークなどで高知へお越しの際は、
日曜市などの街路市で、
生や酸味を抜いたものが販売されていますので、
是非一度はお召し上がりいただきたいものです。

イタドリは、高知では生を調理していただくほか、
塩漬けや冷凍保存して年中食べられており、
煮物、油炒め、酢漬け、酢の物、チラシ寿司の具など、
山村では欠かせない食材なのです。
そこで今回は、イタドリの油炒めをご紹介いたしましょう。

では、生のイタドリの下処理の仕方から。
まず皮をむきます。
熱めのお湯をかけるとむきやすいようです。
次に鍋の大きさに合わせて切り、熱湯に通します。
沸騰したお湯に入れ、色が変わったら水に取ります。
そして時々水をかえながら、
半日から1日ほど水にさらすと、酸が抜けます。

下処理したイタドリを4cmほどに切り、
油でサッと炒め、砂糖と醤油、削り節を加え、
味をなじませてから火を止めます。
お皿に盛り付けて完成。
歯ごたえが大切ですので、煮すぎないことがポイントです。

早速いただいてみましょう!
独特のシャキシャキした歯ごたえと、
野趣あふれる山菜の風味が、醤油と削り節の旨みと共に、
口中にナチュラルな美味しさをあふれさせてくれます。
高知県人しか知らないこのウマさを、
是非他県の方々にも知っていただきたいものです。

そしてこのイタドリの油炒めのおいしさを、
さらに倍増させる方法があるのです!
それは、スッキリ爽やか系の日本酒と合わせていただくこと。
この冬場に搾られたばかりの、純米の新酒あたりが最適でしょう。
今回は、司牡丹の人気ナンバーワン商品「船中八策」の夏季限定品、
「船中八策・零下生酒」(超辛口・特別純米生酒)を合わせてみました。
ちなみにこの商品は、4月10日から数量限定で発売中です。

イタドリの油炒めをいただき、
この「船中八策・零下生酒」を味わえば、
一瞬、口中いっぱいにこの料理の美味しさが膨らみ、
後口は爽やかに潔いほどスパッと切れていきます。
するとまた一口イタドリが食べたくなる。
食べるとまた飲みたくなる。
・・・こうして交互に食べて飲んで、
止まらなくなること請け合いです!
まさに土佐の春から初夏にかけてのみ味わえる、
至福の組み合わせと言えるでしょう。

春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう!


■ 「船中八策・零下生酒」は「日本名門酒会」のプライベートブランド商品です。
  お求め、お問合せ等は「日本名門酒会」本部まで。http://www.meimonshu.jp/

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