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「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」
2007年8月 : 第5回目



件名:【日本の旬を10倍楽しむ秘訣!】<5>



こんにちは。
おいしいものが大好きな、土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の竹村です。

あなたは【おいしいものをマズくして食べたいですか?】
そんな人がいるワケない?・・・でも、本当にそうでしょうか?
もしかしたらあなたも、知らず知らずのうちに、
おいしいものをマズくして食べているかもしれないのです!

このメルマガは、せっかくの日本の旬の本当においしいものを、
マズくして食べるようなことのないように、
一層おいしくして楽しむ秘訣を、月2回程度のペースでお届けいたします。

さて、お盆も過ぎたというのに、毎日酷暑が続いていますね。
こう暑いと、食欲も無くなってしまいがちで、
サッパリとして、酸味が効いたものが欲しくなってきます。
ならば夏野菜の代表、キュウリ料理などはいかがでしょう。
キュウリは酢の物や梅干しなどと好相性ですし、
体を冷やす効果も高く、利尿作用もありますので、
暑い時期のお料理にはピッタリなんですね。

ところで近年は、全国どこでも1年中手に入るキュウリですが、
どうせなら昔ながらの夏が旬の本物、
「自根のブルームキュウリ」を探してみてはいかがでしょう。
いまやなかなかお目にかかれなくなり、幻のキュウリとなりつつありますが、
まだまだ探せば、各地でヒッソリと栽培されていたりします。

まず、本来の自分の根っこで育ったキュウリを「自根のキュウリ」と呼びます。
このキュウリは表面を保護するために中の脂肪分が外に出てきて、
白い粉をふいたようになり、これを「ブルーム」と言うのです。
ところが、このキュウリは、病気に弱く生産性も悪く、
さらに触ると指の跡が付くし、ブルームを農薬と思い込んでいる消費者までいて、
近年ではあまり作られなくなってしまったのです。

現在一般に流通しているキュウリは、「ブルームレスキュウリ」で、
カボチャを台木にして接いで栽培しています。
こちらの方が見た目がキレイで新鮮に見えるため、
いまやキュウリの90%以上が、
このブルームレスキュウリになってしまっているのだそうです。

ところが、どっちがおいしいかというと、
「自根ブルームキュウリ」の方がおいしいのです。
キュウリをおいしいと感じさせるのは、歯切れの良さ。
歯切れが良いのはブルームキュウリの方で、
皮が硬くないので皮と肉質のバランスが取れ、
水気があって甘みもあり、キュウリらしいほのかな青臭さも魅力です。
一方、一般的なブルームレスのキュウリは、見栄えはいいのですが、
皮が硬くて肉質がやわらかいので、
バランスが悪くて歯切れがいま一つなのです。
そのため、「自根ブルームキュウリ」は、
農家の方が自宅用にコッソリ栽培していたりするのです。
ちなみに、高知では日曜市あたりで、見つけることができるはずです。
探してみるだけの価値はあると思いませんか?

さて、「自根ブルームキュウリ」を探し出せた方にも、
探し出せず、一般のブルームレスキュウリになってしまった方にも、
今回オススメするお料理は、「梅シソキュウリ」です。
キュウリに梅肉を付けてシソで巻いていただくという、
非常にシンプルなお料理ですが、
これがなかなかおいしくて食欲を増進させてくれ、
かつ、お酒の肴にもバッチリなんです。

当然、最適なお酒は日本酒、特に生酒などですが、
今回は、あまりに異常に暑いので、日本酒にも一工夫してみましょう。
日本酒本来のおいしさや風味を崩さない、
夏向けの日本酒カクテルを、3つほどご紹介いたしましょう。

まず一つめは、「ニューヨークスタイル・サケティーニ」。
実際にニューヨークの「SAKEバー」でレシピを教わったものです。
作り方は、日本酒の生酒とクラッシュアイスを、
シェーカーに入れて振って急激に冷やし、
アイスを除いてカクテルグラスに注ぎます。
そこにスティックに刺したキュウリの輪切りを添えるだけで完成。
キュウリの青臭い香りが爽やかさを誘うカクテルです。

続いては、「ナマザケ・ミント」。
日本酒の生酒をキーンと冷やしてグラスに注ぎ、
生ミントの葉を少しちぎり、
それを手のひらで叩いて(こうすれば細胞がつぶれて香りが立つ。)、
酒の中に入れるのです。これだけで完成する超カンタンなカクテル。
ミントの清涼感が超サワヤカで、暑い時期にはピッタリです!

最後は、「スノースタイル・サケ」。
ブルーのグラスを使うと、塩の白い色が雪のように映えるので、
スノースタイルと呼ばれているカクテルです。
まずグラスのフチに柑橘類(ライム、レモン、柚子等)の汁を付け、
そこにさらに塩を付けます(ソルティドッグの要領)。
皿に盛った塩の上にグラスをチョンとかぶせると、
柑橘類を塗った部分に適度に塩が付きます。
そのグラスの中に冷やした日本酒の生酒を注ぎ、完成です。
日本酒にはない酸味がほのかに加わるため、爽やかさが増し、
日本酒が苦手な方でも美味しく飲めます。
柑橘類のチューハイ等が好きな女性や若者に、特にウケそうです。

この3つの夏向けカクテルには、
吟醸系ではない生酒がベストでしょう。
司牡丹なら、
「司牡丹・生鮮酒<夏>零下貯蔵生酒」(純米生酒)等が最適です。
この3つのSAKEカクテルと、
「自根ブルームキュウリ」の「梅シソキュウリ」で、
食欲増進、夏バテ解消は間違いなしでしょう!

春夏秋冬、山川海、四季折々のおいしい旬の食材に恵まれた日本。
それら旬の食材を、わざわざマズくして食べることなく、
より一層おいしくしていただきましょう。
そしてそのために、日本酒を上手に活用しましょう。
そんな食生活こそが、あなたの人生を健康で楽しくし、
10倍豊かなものに変えてくれることでしょう!


■ 「梅シソキュウリ」や「SAKEカクテル」に最適な、夏が旬の日本酒、「司牡丹・生鮮酒<夏>零下貯蔵生酒」(純米生酒)はこちら。
  http://www.tsukasabotan.co.jp/tukasa/maborosi/natsu/natsu/natsu.htm

■ メルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」  司牡丹酒造(株)発行       

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■ 老舗日本酒蔵元「司牡丹」社長が語る裏バナシblog「口は幸せのもと!」はこちら。
  http://blog.livedoor.jp/tsukasabotan

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